ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ウイグル自治区での暴動

2009年07月09日 | 政治
ついにくるべきものが来た、と思った・・・これは中国政府がどう弁明しょうとも、もはやどうすることもできない段階だと思うのです。
歴史的にもウイグル人を支配してきた時代は多くないのでは?

唐の時代は皇帝が漢民族ではなかった、異民族(安禄山との戦い)の襲撃でもウイグルは唐王朝を支援してきた、漢王朝ではそうではなかったのです。
さかんに侵略された時代が多くありました。漢王朝では侵略者を英雄としましたが、またそれによって文化の交流も確かにあったのですが・・・。

三国時代、異民族の侵入を防いでいたのは曹操でした。
呉の孫権にも蜀の劉備にもそれはとてもできないことでした。
諸葛亮は赤壁の戦いで曹操を関羽に追いつめさせながら、逃すという手段をこうじたのも、ここで曹操を討ちとったら異民族の侵入をくいとめられない、と考えたから、と書かれています。
呂布も董卓も異民族の英雄でしたし、馬超もそうです。孟獲も然り。
曹操だけがこれらを防ぎながら一方で中国統一を考えていたのです。

ウイグルは勇ましく、プライドの高い民族です。
中国政府はそのことを考えず、隷属することを強要してきたのでしょう。

青山繁晴さんは「ウイグル民族」とは言いません。必ず「ウイグル人」と呼びます。
それもわかります。
ウイグルだけでなく、いろいろな民族が誇りをかけて独立しようとしてきています。これも中国共産党政権の黄昏かも知れません。
今年建国60周年だそうですが、その行事も不安材料が多いです。

アジアの平和を祈っています。
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報道番組への疑問

2009年07月08日 | 政治
どうしても気になるのが、偏向報道が多い、ということです。
民主主義を貫くには、正しい報道がどうしても必要です。
自民党や民主党のゴタゴタにはうんざりですが、それに加えて「バラエティー」番組のイケイケ的なニュースの取扱です。

お笑い芸人は橋下知事を無条件に支持するし、ニュースステーションのキャスターは???な発言が多いし、とても聞くに堪えないお粗末さ。
こんな内容でいいのでしょうか。

ニュースはこのごろパソコンで見るようになりました。
ヨイショニュースが多すぎる、あるいはパフォーマンス的な正義感を振りかざす、
疲れます。しっかり事実を報道すればいいのです。

「はとぽっぽ」も「あ、そう」もノーサンキューです。
報道ステーションやざこばもモモコ、和田アキ子にいたっては出てくるだけで不快です。
「儲かればいい」「目立てたらいい」なんて、文化国家ではありません。
国家としての「基礎学力」の低下が危惧されます。
そして日本人としての「感覚」のおかしさ、どこからでもいい、やり直さなきゃ、と思います。
そして政治家は外交のプロがほとんどいない、酔っぱらって「あの~」というのまで見せられて、さんざんです。
日本の立て直し、できるところからですね。
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Antonietta Stella ヴェルディ「仮面舞踏会」

2009年07月06日 | オペラ
Antonietta Stella  最高のヴェルディソプラノ


なつかしいヴェルディ「仮面舞踏会」から・・・声の調子が良くない時でも、彼女のヴェルディは他の追従を許さない。憂いを帯びた音色、オクターブを大胆に上下する豊麗な声、そして神は二物を与えた。この美貌、そして演技力は天性のものである。最後の大型ソプラノ、と絶賛されたステッラの舞台。
ミー先生や私は、オペラに憧れた。そして歌の道を選んだのである。
ディーヴァとはステッラのこと。今になってその素晴らしさを思う。
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Piero Cappuccilliの贈り物「私の太陽」

2009年07月06日 | 芸術
A Tribute to Piero Cappuccilli


カップッチッリはスカラでただひとり、一度もブーイングのなかった名歌手である。
人の心に深く語りかけるその歌は、聴き手の心を掴んで離さなかった。
このなつかしい名場面の数々は名歌手カップッチッリへの思い出でもある。
これほど聴衆の心を打った歌い手は最近見られない。

これはカップッチッリ晩年のリサイタルのアンコールであろうか。
彼を愛してやまない聴衆は不調の彼を暖かく支える。
やがて彼は引退、交通事故での負傷は彼の声の輝きを失ってしまった・・・
カップッチッリ追悼番組だったのか?晩年の貴重なイタリアでのライヴである。
コメント (2)
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往年の名ソプラノ アントニエッタ・ステッラ

2009年07月05日 | オペラ
Antonietta Stella as Minnie sings "Laggiu nel Soledad"


忘れもしない永遠の「西部の娘」(プッチーニ)、最近DVDでメトロポリタンやスカラの「西部の娘」を観たが、あのステッラには到底かなわず、売り飛ばしてしまった。
ステッラのスケールの大きなヒロイン像は、どの役でもそれになりきっていて、決して他のソプラノでは満足できない、という経験になってしまった。

☆それにしてもこの動画、音質が良くない。ステッラのベルベットヴォイスが
残念。ただ後半の劇的な強い表現は、他のソプラノからは得られない「声の真っ向勝負」なのである。

☆わがブログのコメンテーター、ぐらっぱ亭さまはこの時、大学生でイタリア語通訳としてNHKに請われ、活躍なさっていた。この名舞台もステージ奥から見守っていらっしゃった。ステッラをはじめ、数多くの名歌手たちと親交がおありで、当時イタリア語を話せる数少ない方。フランス語や英語も堪能。
コメント (5)
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