ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ロシアオペラ、ムソルグスキー「ホヴァンシチナ」オブラスツオーヴァ

2009年07月13日 | オペラ
Elena Obraztsova - Khovanshchina - Marfa's Aria


当時ソヴィエトの誇る最高のメッゾ・ソプラノ、エレーナ・オブラスツオーヴァの
ムソルグスキー「ホヴァンシチナ」よりマルファのアリア、ロシアの運命を占うマルファのモノローグだが、これほどの名唱は今の歌手には望み得ないほど、と思う。帝政ロシア時代、分離派教徒の反乱を描いたもので、マルファは不吉な未来を歌う。天才作曲家ムソルグスキーの未完の大作、宗教と政治をめぐる争いの悲劇。

☆エレーナ・オブラスツオーヴァは魅力的なプリマドンナだった。
イタリアオペラのフイオレンツア・コッソットと並んで20世紀の最大のメッゾだった。この動画は東京でのリサイタル。
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トルコ、中国を非難

2009年07月11日 | 政治
トルコは中国政府に対し、非常に厳しい目で見ているといいます。
ウイグル人はトルコ人と同じ民族、各地で中国を非難する声が高まっているようで「今回の事件は集団虐殺」とも言っています。

チベット問題、そしてウイグルの問題、など中国は大変な問題を抱えています。
他にも内モンゴル問題、台湾問題、やがて満州の問題、と広がっていくのでは、と思います。
国内での貧富の差の拡大も共産党政権を揺るがしかねません。
経済成長が加速し、上海などと内陸の農村部との格差も広がっています。
主権在民が根付いていない中国では、困難な問題が山積みです。
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早朝、羽毛掛け布団丸洗い

2009年07月11日 | 生活・介護
 
朝5時半、父は「トイレ!」と言いました。夜中に3回トイレへ連れていったのに・・・ところがパジャマがジットリ!!やったナ、すぐにシャワーで清潔にさせ、新しいパジャマに着替えさせます。

やってくれます。ベッドのシーツもベッドカバーも、そして羽毛の掛け布団も!
予備のベッドカバー、シーツはすぐ取れるところに置いてあるので、汚れたものを片づけ、それぞれ洗う・・・羽毛の掛け布団、これ、洗いたかったんだ!

我が家ではクリーニングには何も出さない、カシミアも手洗い、羽毛ジャンパーもウールのコートも全部手洗いしてきたので、一度羽毛布団を洗いたい、と思っていたので、さっそく浴室に行き、さっと水洗いしてから浴槽に入れ、ウールの洗剤で洗うことにしました。

何度も水を換えて、水滴を出してしまうため、浴槽の縁にかけ、その間に洗面所で布団カバーを石鹸で洗い、その中に羽毛掛け布団をたたんで入れ、くるくる巻いて洗濯機で一分、脱水!

今、2階のベランダに干しました。わくわく。
カヴァーはもう一度洗って脱水、干します。

ベッドカバー、シーツ、パジャマは洗濯機で2度洗い、父はきれいになったベッドの中で「おい、メシッ!」と叫び、テレビ体操をつけると立ち上がって勝手に体操しています。

床やトイレはもうすでに清掃済み、私もなれてきたかな?
ベッドカバーの下に防水シートを敷いていてよかった!

これから夜はパンパースちゃんにしよう、それだったらシャワーだけで済みます。
それにしても、布団、洗剤のよい香りしていた、無事成功です。

なんだかかわいい暴走老人、元気なのが何よりうれしいことです。


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雌獅子コッソットと貴公子コレッリ

2009年07月11日 | オペラ
Franco Corelli & Fiorenza Cossotto "Duet Act 4" Aida


ヴェルディ「アイーダ」のエジプト王女アムネリスと将軍ラダメスの二重唱。
アムネリスは将軍ラダメスを愛しているが、ラダメスは敵国エチオピアの奴隷アイーダを愛していて、彼女と駆け落ちをするまでになるが、見つけられ今は囚われの身。
アムネリスは「アイーダを忘れるならあなたを助けよう」と言うが、ラダメスは拒否する。ついに王女としての身分も捨ててラダメスへの苦しい愛を訴えるアムネリス、しかしラダメスは「あなたの慈悲が重荷だ」とアイーダへの思いを歌う。
「どうか生きのびて!」と嘆くアムネリス・・・。

☆コッソットのアムネリスを実演で聴いて、椅子からひっくりかえりそうになるほど感動、完全無欠、声の強烈さ、白熱の歌唱、など空前絶後だった。このときのラダメスはベルゴンツイだったが、この動画はコレッリ。
どちらもコッソットには申し分ない相手だ。雌獅子コッソットの伝説的名唱。

☆☆この豊麗な声がカラスを、スリオティスを圧倒し、さらに名テノールに挑む。
彼女は「アムネリスはファラオの娘という身分より女としてラダメスに慈悲を願ったのです。」と言っていた。

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漢カップッチッリ ヴェルディ「ドン・カルロ」より

2009年07月09日 | オペラ
Restate (Don Carlo)


1980年代のライブで指揮はカラヤン、スペイン王フィリッポ二世とポーザ候ロドリーゴの名場面で、何度観ても感動が溢れる。

フィリッポ二世は「戦争によって平和を維持している」と言うが、ロドリーゴは「それは墓場の平和、死の平和だ!」と一喝、驚く王の前で戦争によりさまよう子供たちや荒れ果てた様子を語る。
王は自分を恐れないロドリーゴに、誰にも見せない心の悩みや「宗教裁判所長に注意しろ」と、政敵であるロドリーゴに「そなたはこの宮廷のなかでたったひとりの男(漢)だ」と讃える。
孤独な王の本心を垣間見たロドリーゴは、王の苦悩を察し、跪く。

ヴェルディの雷鳴のような音楽の一瞬、ロドリーゴの血を吐くばかりの直言、名歌手カップッチッリの至芸に震える。王はフルラネットが歌っている。
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