ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

漢カップッチッリ ヴェルディ「ドン・カルロ」より

2009年07月09日 | オペラ
Restate (Don Carlo)


1980年代のライブで指揮はカラヤン、スペイン王フィリッポ二世とポーザ候ロドリーゴの名場面で、何度観ても感動が溢れる。

フィリッポ二世は「戦争によって平和を維持している」と言うが、ロドリーゴは「それは墓場の平和、死の平和だ!」と一喝、驚く王の前で戦争によりさまよう子供たちや荒れ果てた様子を語る。
王は自分を恐れないロドリーゴに、誰にも見せない心の悩みや「宗教裁判所長に注意しろ」と、政敵であるロドリーゴに「そなたはこの宮廷のなかでたったひとりの男(漢)だ」と讃える。
孤独な王の本心を垣間見たロドリーゴは、王の苦悩を察し、跪く。

ヴェルディの雷鳴のような音楽の一瞬、ロドリーゴの血を吐くばかりの直言、名歌手カップッチッリの至芸に震える。王はフルラネットが歌っている。
コメント (4)
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ウイグル自治区での暴動

2009年07月09日 | 政治
ついにくるべきものが来た、と思った・・・これは中国政府がどう弁明しょうとも、もはやどうすることもできない段階だと思うのです。
歴史的にもウイグル人を支配してきた時代は多くないのでは?

唐の時代は皇帝が漢民族ではなかった、異民族(安禄山との戦い)の襲撃でもウイグルは唐王朝を支援してきた、漢王朝ではそうではなかったのです。
さかんに侵略された時代が多くありました。漢王朝では侵略者を英雄としましたが、またそれによって文化の交流も確かにあったのですが・・・。

三国時代、異民族の侵入を防いでいたのは曹操でした。
呉の孫権にも蜀の劉備にもそれはとてもできないことでした。
諸葛亮は赤壁の戦いで曹操を関羽に追いつめさせながら、逃すという手段をこうじたのも、ここで曹操を討ちとったら異民族の侵入をくいとめられない、と考えたから、と書かれています。
呂布も董卓も異民族の英雄でしたし、馬超もそうです。孟獲も然り。
曹操だけがこれらを防ぎながら一方で中国統一を考えていたのです。

ウイグルは勇ましく、プライドの高い民族です。
中国政府はそのことを考えず、隷属することを強要してきたのでしょう。

青山繁晴さんは「ウイグル民族」とは言いません。必ず「ウイグル人」と呼びます。
それもわかります。
ウイグルだけでなく、いろいろな民族が誇りをかけて独立しようとしてきています。これも中国共産党政権の黄昏かも知れません。
今年建国60周年だそうですが、その行事も不安材料が多いです。

アジアの平和を祈っています。
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