ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

昨日の講演会は素晴らしかった~「歴史」の語られなかった新しい問題点と為政者の政治姿勢のこと。

2016年05月22日 | 政治

★ これは素晴らしい会だった。
グアムに眠る日本軍英霊と当時アメリカに軽く扱われたチャモロ人の犠牲者を共同の慰霊を続けるお話で、双方の大変大きな「魂の救済」を聴くような思いがした。
またアメリカの基地がグアムに移行するなど、グアムにとってさまざまな不安、これはあまり報道されていない。

大東亜戦争の激戦地となったグアムで今も眠る2万人の英霊を祀るチャモロの方々、そして日本との友好など、感動的でありながらまだ残るさまざまな疑問もある。グアム在住の国士、芳賀健介氏のお話に参加者から真剣な質問も続いた。

三宅博前衆議院議員のお話は、当時の日本の軍部上層部が欠落していた視点とあるべき「撤退」の姿など鋭く追及され、聴く者の魂を揺さぶった。
こんなお話ははじめてだったと思う。待ち望まれた「真実の声」であった。
今まで他でも「日本は素晴らしい」と語られた多くの保守層のお話は繰り返しあったが、当時から軍の上層部の硬化した考えなどと共通するところの、今の大使館・領事館の日本人の訴えに冷淡で「本来の仕事」とは思っていない大きな勘違いと思い上がりを三宅前衆議院議員は厳しく指摘された。

また続いて「慰安婦問題」でジュネーブの国連での現状など、日本の国の姿勢を問うお話も杉田水脈前衆議院議員が現実を踏まえて語られた。
日本政府の政治姿勢の問題点を明らかにしながら私たちはどうあるべきか、など。
これについて自民党が出してくる候補者の選択に大きな疑問も感じる。

三宅先生のお話は「歴史」に新しいページを示されたもので、これからもっと語られると思う。
真剣に国を思い、歴史の流れの中で古今の日本の持っている弱点とは何か、大変内容の濃いお話であった。
選挙で日本のことを真剣に思う政治家を落としてはならない。宝を捨てるようなものだ、強く思う。


                         


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為政者は誰よりも自己に厳しく、また混乱する国内を治めなければならない。
中世の都市国家ジェノヴァの政治を誠心誠意でもって立て直す史実のオペラ、ヴェルディの「シモン・ボッカネグラ」

これを歌うにはスケールの大きな音楽性と鋭利な感覚・民衆を思う大きな包容力が必要であり・・・よくある声の誇示やこれみよがしなスタンドプレーが少しでもあるとこの場を表現できない・・・全体をリードする明確な表現力を持つ名歌手カップッチッリによって今までマイナーだったこのオペラははじめて光があたった。
このオペラは誰でも歌えるものではない。歌い手を選ぶ最も厳しいものである。

14世紀、斜陽のジェノヴァは国内分裂の危機、そしてひそかに他国(スペイン)と内通する高官、外には迫りくる他国の勢い。
総督シモン・ボッカネグラは議会で国内二派に分裂して争う状態に「兄弟殺しよ!」と訴え、豊かな可能性を人々に示す。
感動の名場面である。作曲家ヴェルディは生涯をかけてこのオペラを完成した。

P. Cappuccilli as Simon Boccanegra "Plebe, patrizi, popolo!"  場面はジェノヴァの議会場にて (ミラノスカラ公演)


このオペラは14世紀に実在した海賊出身の政治家でジェノヴァの初代総督シモン・ボッカネグラを描いている。
ジェノヴァを外敵から護り、複雑な内政にも力を注ぎ、しかも苦労してきた「情」の男でもある。
この場面はジェノヴァの長い内紛である「貴族と市民の争い」を諌める総督シモン。


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石原慎太郎氏、舛添都知事のことを「あまりにもミジメな話」、安倍総理沖縄へ・・・、本日の講演会お知らせ

2016年05月21日 | 政治


石原慎太郎氏、舛添都知事を「あまりにミジメな話」
日刊スポーツ 5月20日(金)9時56分配信

 石原慎太郎元東京都知事(83)は19日、政治資金の公私混同疑惑がとめどなく噴出する東京都の舛添要一知事(67)について初めて口を開き、「あまりにもミジメな話だ」と切り捨てた。前々任者からも、政治資金に対する認識の甘さを指摘された舛添氏。この日、市民団体が政治資金規正法違反などの疑いで東京地検に告発状を送付、疑惑は新たな展開に入った。今日20日の再釈明会見でもうみを出し切れなければ、いよいよ窮地に追い込まれそうだ。(以上)


★ 舛添都知事は「金銭問題」だけではないだろう。国を売り特定の国に媚びてその国出身者だけの「老人施設」「韓国学校」建設を
東京都の税金で、そして韓国のオリンピックを助けることも韓国にて言明している。
このことが主であるべき、金銭の汚職はそれに付随したものである。

 
安倍総理は沖縄の米兵による日本人女性殺人事件でアメリカ大統領に訴え沖縄県知事とも会談を急ぐようだが、今まで降りかかってきたユネスコや国連の日本貶めには鈍い動き。舛添都知事の東京だけの問題ではない事件についてはどうなのか。
これでは不完全燃焼のまま。
ところで在日学者による北朝鮮への「核」情報協力の件はどうなった?
http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/2f7da6f7f3208cfc8f4a42cbbbe6bfa4
これこそ無数の国民を犠牲にすることになる一大事ではないのでしょうか・・・。



首相、米大統領に再発防止要請へ…女性遺棄事件
読売新聞 5月20日(金)19時50分配信

 米軍属の男が沖縄県うるま市の女性会社員の遺体を遺棄した疑いで逮捕された事件を巡り、政府は20日、安倍首相と菅官房長官が、23日に上京する翁長雄志(おながたけし)知事と会談する方向で調整に入った。

 日米両政府の対応について説明するとみられる。中谷防衛相は21日、急きょ沖縄入りする。

 首相は20日、首相官邸で記者団に、事件について「非常に強い憤りを覚える。さぞ無念だったと思う。ご家族のことを思うと言葉もない」とした上で、「今後、徹底的な再発防止など、厳正な対応を米国側に求めたい」と語った。首相は25日か26日に予定しているオバマ米大統領との日米首脳会談で、再発防止の徹底などを求める模様だ。(以上)

                    

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★ カップッチッリという稀有な名歌手に、他の歌い手とは違うものを感じてきた。
その歌の中には「自分」の感情を突き放し義に生き、国家の大事を思う意志の表現が強く感じられる。
聴衆にスタンドプレーをしたり媚びる姿勢は微塵もない。

自己の運命を嘆いたり感情を表現するに長けた歌手たちは多かったが、カップッチッリの芸術に出会ってから、
ヴェルディが待ち望んだであろう本物の名歌手でありその「代役」はいない、と強く思った。

ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」この名場面の解説

かつてジェノヴァはベネツイアと並ぶ強い都市国家だったが、このオペラの時代は外敵に狙われ国内外ともに不安定さを増した時期。
高官の中に愛国心を装いながら外と通じる者がいる。
ジェノヴァ総督シモン・ボッカネグラ(カップッチッリ)は、議会にいる全員に「国家を裏切る者に呪いを」と命じる。
・・・パオロは自分自身に呪いをかけることになった・・・。
大勢の中でパオロだけがおののく。


P. Cappuccilli as Simon Boccanegra " The Curse Scene"(ミラノスカラにて)youtubeは4分39秒


動画30秒から・・・対訳
【総督】 
(恐ろしい力で)
パオロ!

【パオロ】 
(押し黙って群衆の中から出てくる)
総督!

【総督】
(凄まじい威厳と荒々しさで更に恐ろしく)

お前の中にはあるのだ
民衆の信頼が そしてかかっているのだ
市民の名誉が お前の忠誠の中に
私にはお前の助けが必要だ...この壁の中に居るのだからな
裏切り者が 私の声を聞き 蒼ざめている
私の手は既にそやつの襟髪を捕えているのだ
私はその名前を知っている...
そやつは恐れおののいている
お前は天の目の前で そして私の前で
証人となってくれ - 汚れた悪人の上に
私の言葉の雷が落ちてくるように
そやつは呪われよ!そうお前も繰り返すことを誓ってくれ

【パオロ】 
(おびえ、震えながら)
呪われよ...
(独白)
恐ろしい!

【全員】
その者は呪われよ!
 (オーケストラの強奏)

                


ついに本日!! 「戦争を風化させない会」大阪講演会 
5月21日(土曜日) 14時~17時 三宅博事務所ホール(1F)地下鉄谷町線八尾南駅南

会費1000円

先の大戦で硫黄島同様に激戦地となり、二万人の英霊が日本の為に犠牲となられたグアム島での闘い。
その日米両軍兵士と現地住民の慰霊をグアム島で主催されている芳賀健介氏のお話を中心に、杉田水脈・三宅博前衆議院議員がそれぞれの闘いを説明いたします。ぜひともご参加ください。



・三宅博前衆議院議員~「太平洋での激戦について」

・杉田水脈前衆議院議員~「慰安婦問題ジュネーブ国連での闘いについて」

・芳賀健介氏~「グアム島での激戦について」

(USエクスプロアー&スタディ代表、グアム在住の真の国士)



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いろいろ思うこと・・・

2016年05月18日 | 政治

★ 舛添都知事が厳しく批判されている。当然と思う。
小学校の時から成績はトップで東大に進み、東大で助教授をしてその後政界へ。
しかし今、世間の厳しい批判を受けているがご本人は何もわかっていないのではないか


★ もうひとつ、安倍さんの政治姿勢が変だ。
左派の学者で評判のよくない山口二郎氏がこんなことを書いていた。
山口氏こそ問題ある発言を繰り返し、悪評高いが、安倍総理に対する次の指摘は外れていないと思う。
今や安倍総理も「保守」ではない。
それどころか「日本破壊にまっしぐら」であり、人のアドヴァイスなど受け入れないのではないかと思う。
山口氏の意図とは別に、これらのことは私も感じている。


(1)自己愛が極めて強く、自分を正しい・美しいと思い込んでいる。
(2)自分に対する批判や責任追及に対しては一切耳を閉ざし、欠点を直そうとする意欲を持たない。
(3)自分を攻撃するものに対し、過度に攻撃的になる。
(4)敵を攻撃する際には嘘、ねつ造も平気で行い、それらがバレても恥じることがない。
(山口大先生もご自身のことと共通するものあったりして・・・)

あらためて定義するまでもないが、「安倍首相は子供そのもの」なのである。
日本はこのようなボンボンに統治されている、といっても過言ではないのである。(以上)

★ 毎日嫌なニュースが多いのでうんざりです。

                     


ブログのティールーム



Benny and Stern play Bach


これはアイザック・スターンがカーネギーホール存続運動を繰り広げた時のチャリティーで、当時の人気司会者ジャック・ベニー(自称ヴァイオリニスト)と楽しいバッハを弾いた時のもの。

会場は大爆笑、ジャック・ベニーのとぼけたコメディアンぶりが楽しいけれど、もっと面白いのは「コメディー」とわかっていながらも、だんだん演奏に本気になってジャック・ベニーに対して「無駄な?」合図を何度もおくる大真面目なスターンその人。(爆笑)



「キング オブ ハイC」と称された高音に強いパヴァロッティがヴェルディ「ドン・カルロ」でミラノ・スカラに出演、
ところが強いはずの高音が揺れ、客席からはブーイングの嵐、あとになってパヴァロッティはその時のことを語る。

They thing that they are the ultimate judge...they think they have the right to applaud or boo, and if you want my opinion, they are right!" ・・・聴衆のジャッジは正しい、と。 パヴァロッティは自分自身に厳しかった・・・。

Luciano Pavarotti crack in Don Carlo 1992




現代屈指のテノーレ、アラーニャがヴェルディ「アイーダ」の<清きアイーダ>で、聴衆の猛烈なブーイングを浴びる。アラーニャは退場、ステージに取り残された女性歌手が驚いているところに「代役」の歌手が着替えの時間もなく、普段着のままステージに登場。
Opera Perle Nere Roberto ALAGNA booed in AIDA at la Scala  (1分56秒)




往年の名テノーレ、ジュゼッペ・ジャコミー二はアリアの高い声が伸ばせず。
しかし聴衆は理解ある拍手を送る。悲しげなジャコミー二の表情が痛々しい。
全盛期にはこういうことが一度もなかった誇り高い名歌手だった・・・。
PERLE NERE Giacomini Celeste Aida crack and fix


ジャコミーニが聴衆に愛され尊敬されているのがよくわかる。
聴衆は「ブラーヴォ!」と激励の声。
しかし歌手としての年齢の限界にきたこの老いた名歌手の自分を責める表情は見ていて辛い。

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『第87回日本抹殺の悪法「ヘイトスピーチ規制法案」を廃案にせよ①』藤岡信勝 AJER2016.5.16(7)

2016年05月17日 | 政治

『第87回日本抹殺の悪法「ヘイトスピーチ規制法案」を廃案にせよ①』藤岡信勝 AJER2016.5.16(7)


自公が参議院に提出、普通は衆議院から回るのだけれど・・・。このヘイトスピーチの問題はここ数年来主に在日韓国・朝鮮人に対して在特会がデモその他で汚い言葉で中傷することが問題になってきた。これは刑法で京都などで扱って有罪の判定が出ているように現行の法で可能なのに、「ヘイトスピーチ」法案は言論弾圧になる。
自由な社会は行き過ぎがあっても社会の中の相互批判でそれらが自主的に統制されていく。
それを「ヘイトスピーチ」規制法案などつくると社会そのもの、日本そのものを変えてしまう。
今まで日本人の中のいろんな形で特定のグループに特権的な地位を与える、など民主党政権でさかんに模索されてきた。「人権擁護法案」は実現していないが今回このような形で自民・公明という政権与党が提出している。
この法案の内容はなにかと考えなければならない。

「新しい歴史教科書をつくる会」では議論をして「稀代の悪法」とし、日本人はまともに発言できない、いくらでも拡大解釈できる、歴史についての問題も日本人側はそれを言えない。
拡大解釈されて窒息状態になり重大なことと思う。

主に4つの問題を指摘したい。

法案の基本理念に含まれている問題
・・・国民は本邦外出身者に対する不当な差別的言動のない社会に寄与するように努めなければならない。関係者が「不当な差別的言動だ」といえばそうなる。

たとえば朝鮮半島を併合していた時のことも、正しい内容を言おうとすると「植民地史観」の人たちは「ヘイトスピーチ」となる。
定義がないためにこうなる。非常に重大な問題だ。

「差別と感じた関係者」が意見を述べる時に、「国は本邦外出身者に対する相談にのり必要な整備をする」と書いてある。
被害を申告する人の意見を行政がとりあげ、新たな問題となる。(この続きは後半で)

★ 後半は「有料」などで書けませんが、藤岡先生の文をこのブログに2回にわたり転載しているので、下記のクリックでまだお読みなっていない方はどうぞ。

http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/62c2a080440462aaa26addd0336dc230

この法案は「国民に猿ぐつわ」http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/6a13cf39d4d09b2e62cf0c24ce58e4d9


★ そして昨日転載した三宅博前衆議院議員の「漂流する日本」、まだご覧になっていらっしゃらない方はどうぞ。

【三宅博】漂流する日本[桜H28/5/16]


★ 「予備役 ブルーリボンの会」を聴きに行き、終わって急いで帰ったのですが帰宅は夜10時すぎになりました。
三宅先生のお話、素晴らしくて会場が熱気にあふれていました。
録音録画はいけないとのことで、youtubeはないと思いますが、誠意と迫力で聴衆を魅了しました。

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野放し、最高学府の専門家らが北朝鮮の核開発に関与~西岡力氏、素晴らしい三宅博氏最新動画

2016年05月16日 | 政治

野放しだった核・ミサイル技術の北への流出を防げ 東京基督教大教授・西岡力
(産経新聞 5月16日)

http://www.sankei.com/column/news/160516/clm1605160005-n1.html

 北朝鮮が1月に核実験、2月にミサイル実験を続けて行い、国際社会を挑発した。ミサイルによる挑発は5月初めの労働党大会直前まで続き、大会では「核武力を質・量的にさらに強化していく」との方針が決められた。

 それに対して2月に安倍晋三政権が国連安全保障理事会の制裁決定に先駆け、厳しい独自制裁実施を発表した。そのなかに、「在日外国人の核・ミサイル技術者の北朝鮮を渡航先とした再入国の禁止」が初めて加わった。

 ≪あまりにも対応が遅すぎる≫

 私は、1998年に北朝鮮がテポドン1号ミサイル発射実験を行った直後に出版した『飢餓とミサイル』以来、朝鮮総連傘下の在日本朝鮮人科学技術協会(科協)所属の技術者らが、北朝鮮と日本を自由に往来して核ミサイル開発に貢献していると問題提起をしてきた。また、本欄(2009年4月23日)でも、北朝鮮の弾道ミサイル実験を受けて以下のように問題提起を行った。


〈昨年(2008年)10月中旬、科協所属の徐判道・金剛原動機合弁会社副社長らが訪朝し、1カ月滞在して帰国した。徐・副社長は東大出身のエンジンの専門家で、2006年のミサイル実験の際にも訪朝している。徐錫洪同社長も東大出身のエンジン専門家で、この間何回も訪朝してきた。金剛原動機合弁会社は、元山に本社と工場を構える北朝鮮との合弁会社で、表向きはモーターの会社だが、ミサイルエンジンに関連しているといわれている。金正日総書記は2002年2月に同社現代化のための「配慮金」100万ドルを総連に送り、同年10月21日には同社を現地指導した〉

 今回の制裁はその指摘がついに政策に反映されたという意味で感慨深かったが、同時にあまりにも対応が遅すぎるし、抜け穴が多すぎて、実効性に疑問がある点で不満も残った。

 対象者リストは公表されていないが、私は複数の関係者から5人のリストを入手した。発売中の月刊正論6月号拙稿で実名を公表したが、私が09年に本欄で書いた東大関係ミサイル技術者2人が含まれており、関係者によると全員が科協会員だった。


≪最高学府の専門家らが関与≫

 このうちの1人について、私は09年4月、自民党に提出した文書で「2008年10月に訪朝した核専門家。京大出身」として再入国不許可にせよ、と提言していた。彼は5月2日付で本紙が報道したとおり、現職の京都大学准教授で、京大の原子力研究の最先端である原子炉実験所に所属している。北朝鮮や朝鮮総連との密接な関係がある「金万有科学振興会」から、核技術に関する研究で奨励金を得ていた。本人は否定しているが、08年10月に訪朝し、翌年5月に行われた2回目の核実験に関与した疑いを持たれている。

 韓国に亡命した元労働党機械工業部「99号商社」貿易課責任指導員の金秀幸氏によると、5人の中の1人である東大関係ミサイル技術者は金剛原動機合弁会社を使ってエンジン部品と偽装してミサイル部品を日本から密輸しており、日本当局の監視を意識して後輩技術者を自分たちの代わりに訪朝させ、ミサイル開発に関与してきたという。


金秀幸氏は自身が日本からミサイル開発に必要なレーザー溶接機、酸素分離器、液晶ディスプレー、各種センサーなどを密輸したと証言している。金氏の証言によると、99号商社が必要な製品、部品、技術を選び、科協などが日本国内の生産業者や技術保有者を選定し香港やシンガポール経由で偽装輸入した。その貢献で、当時の科協会長の李時求氏(大阪大学大学院修了、朝鮮大学校教授)は北朝鮮の首相や軍幹部さえ出入りできない軍需工場に入れたという。

 産経新聞07年7月21日報道によると、李時求氏は1986年にロケット工学の権威である東大名誉教授の故糸川英夫博士を、87年には大阪大学で指導を受けた日本の原子力研究の第一人者、故伏見康治博士を北朝鮮に招聘(しょうへい)している。糸川博士は北朝鮮が開発している固体燃料ロケットの専門家だ。


≪取り締まり強化の新法制定を≫

 入手したリストでは再入国不許可の対象は5人だけだ。李時求氏をはじめ他の科協技術者はいまだに自由に北朝鮮と日本を往来できるということになる。北朝鮮を渡航先とする再入国不許可を在日外国人全員に拡大し、往来をすぐ止めるべきだ。また、日本人に対しても旅券の対象範囲から北朝鮮を除外して北朝鮮渡航を原則的に禁止する措置を取るべきである。

 米国は1953年、ソ連に向け核兵器技術を盗み出した科学者ローゼンバーグ夫妻を死刑にした。判決では「数千万人の生命を脅かすがゆえに、単なる殺人よりも悪い」とされた。北朝鮮の核ミサイルが完成すれば多くの生命が脅かされるが、現在の日本には技術の持ち出しを摘発できる法的枠組みがない。朝鮮総連などの日本を危うくする活動を違法化する「国際テロ活動支援禁止法(仮称)」を早急に作るべきだと強調したい。(東京基督教大学教授 西岡力 にしおか つとむ)



★ このことについては先日エントリがありますのでまだご覧になっていらっしゃらない方はこちらをどうぞ。http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/93830bbcbd78a065996770a2d4d9a373


 三宅博前衆議院議員の最新動画を発見しました。ぜひお聴きください。

【三宅博】漂流する日本[桜H28/5/16]


最初の方だけを走り書きします・・・舵を失った船のように大海を漂流するような今の政治、国家の根っこが失われているように思える。
ヘイトスピーチ法案などなぜあのようなのを作るのか、真意をはかりかねる。
日本の国法は国民を護るために作るのが当然である。一部の方を護る美名のもとに非常に大きな目的が隠されているように思える。
少数者を護るというが、少を護るために大を殺す・・・日本が漂流する・・・。
(ぜひ動画をご覧ください。かなり深い話をズバッと語っています。)




ブログのティールーム



まったくティールームどころじゃないんですけれど・・・。
5月16日の新聞では他にも教員をグローバルに!などと・・・日本国民の教育の実態がひどいのに・・・。

これを聴くしかない。カップッチッリが歌うヴェルディ「アッティラ」から【最後のローマ人】と讃えられた英雄エツイオのアリア。

"Dagli immortali vertici...E' gettata la mia sorte" - PIERO CAPPUCCILLI - Milano 1975

・・・6分40秒から「私の運命は定まった・・・」圧倒的な蛮族アッティラ王の欧州制覇、ローマの為に戦うことを決めたエツイオ、しかし敵はローマ内部に・・・


★ 17日夜ですが・・・もし大阪のこの講演会にご参加できたらどうぞいらっしゃってください。
予備役 ブルーリボンの会

5月17日(火)詳しくはhttp://www.yobieki-br.jp/image/photo526.jpg


場所は大阪府議会会館 午後6時30分から

大阪府大阪市中央区谷町2-2

三宅博前衆議院議員登壇します!!・・・「三宅先生最高!!」


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