ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

フィリピンのドゥテルテ大統領、チャイナ寄りをハッキリ宣言、北朝鮮「ムスダン」再び失敗

2016年10月20日 | 政治

★ チャイナに傾斜することはアジアにとって大変危険だ。

「米国にさよなら」 フィリピン大統領、中国への傾斜鮮明に
AFP=時事 10月20日(木)10時58分配信

【AFP=時事】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は19日、訪問先の北京(Beijing)で行ったスピーチで、同盟国である米国に「さよならを言う時が来た」と述べた。大統領はフィリピンの同盟関係の再構築に乗り出している。

 ドゥテルテ大統領は4日間の日程で中国を訪問しており、米国から中国の勢力圏に傾斜する同氏の立場が裏付けられるとみられている。20日には中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と会談する予定だ。

 ドゥテルテ大統領は北京在住のフィリピン人らを前にスピーチを行い、米国とは長い間同盟を組んできたが得るものはほとんどなかったと主張。「お前らは自分の利益のためにフィリピンにいる。友人よ、さよならを言う時が来た」とまるで米国に向けて演説するように語った。

 さらにバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領のことを再び「売春婦の息子」呼ばわりした上、「私が今後、米国を訪問することはない。侮辱されるだけだからだ」と続けた。

 6月末に就任したドゥテルテ大統領は、フィリピンの外交政策が西側諸国の意図に翻弄(ほんろう)されていることにうんざりしているとも発言。「中国と距離を置く状況を招いたのはフィリピン自身ではない。新たな方向に進む」と宣言した。
【翻訳編集】 AFPBB News

★ 宮崎正弘氏のメールマガジンより
 オバマの「アジアピボットは沈没した」が、比の「中国ピボット」はどうなる
   フィリピンで反米暴動、華僑の末裔が「基地撤去」で騒ぎ出した。

****************************************

 2016年10月19日、マニアの米国大使館前で、学生らが「反米」「ミンダナオにある米軍基地撤去」「米軍の駐留に合法性はない」と訴えて、過激なデモ行進を始めた。
 親米国家だとばかり考えられてきたフィリピンに反米運動?

 警官隊が導入され、40名近い学生等が逮捕された。殆どが華僑の末裔、チャイナタウンと裏で繋がっているようだ
 マニラのチャイナタウンは世界最古のも移住タウンである。華字紙だけでも四紙が発行されている。

 まさにドウテルテ比大統領が北京を訪問し、財界200名余を引き連れ、「中比関係は改善。スカボロー岩礁近辺の漁業について中国と共同作業ができるかを探る」とした。
 国際裁判での裁定は中国の言い分を全否定しているのに、この裁定を北京は「紙くず」としたが、ドウテルトは華人であるがゆえにか、「棚上げ」とし、まっさきに経済関係を優先するとした。

 このタイミングで華僑系のフィリピン学生が『反米抗議デモ』というのは、裏がありそうである。

 ドウテルテは、オバマを「売春婦の子」と誹謗し、さらには「麻薬犯罪でフィリピンが取り締まりを強化し、犯人等を射殺しても良いとしたが、米国が人権問題だと非難した。「フィリピンで40万人を殺戮した米国にそんなことを言われる筋合いはない」と傲然と米国に楯突き、米比関係は急速冷凍。

 オバマの「アジアピボット」は沈没したが、フィリピンは「中国ピボット」は鮮明に動き出した。
 米国はスカボロー礁近辺の「自由航行作戦」をたまに展開しているが、フィリピンが不快とするならば、続けること自体が茶番になる可能性もでてきた。
 国際秩序、ここでも乱れだした。
       ◇○◇み□○◇や□○◎ざ○□□き◎○□   


★ 北朝鮮、また「ムスダン」失敗、しかし危険に変わりはない・・・

「ムスダン」また発射失敗=米大統領選討論会にらむ-北朝鮮
時事通信 10月20日(木)11時10分配信

 【ワシントン、ソウル時事】米戦略軍や韓国軍などによると、北朝鮮は日本時間20日午前7時ごろ、北西部の亀城付近から弾道ミサイル1発を発射したが、直後に失敗した。

 中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程2500~4000キロ)とみられるという。

 菅義偉官房長官は20日午前の記者会見で、北朝鮮がムスダンと推定される中距離弾道ミサイルを発射し、失敗したと発表、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにした。

 北朝鮮は15日、ムスダンと推定されるミサイル1発の発射に失敗したばかり。韓国軍は「挽回のため、追加挑発を敢行した」と指摘し、「追加発射の可能性に備え、万全の態勢を取っている」と強調。米戦略軍も「警戒を維持し、韓国、日本と緊密に協調していく」と述べた。

 米国防総省当局者は北朝鮮のミサイル発射を強く非難、「われわれの懸念を国連で提起するつもりだ」と述べた。15日のミサイル発射については、国連安全保障理事会が17日、重大な安保理決議違反として強く非難する報道機関向け声明を発表した。

 米大統領選の討論会や米韓の外務・国防閣僚協議(2プラス2)に合わせて発射し、ミサイル能力を誇示しようとした可能性もある。

 ムスダンは、日本全域だけでなく米領グアムまで射程圏内に収める。北朝鮮は4月15日以降、計8発を発射し、うち7発は失敗。6月22日に発射した2発のうち1発は高度1000キロに到達し、400キロを飛行して日本海に落下し、一定の能力を示していた。

 当初は東部・元山周辺から発射していたが、最近の2回は発射地点を亀城付近に変えており、奇襲能力を誇示する狙いがあるとみられている。 (了)

★ 迷走する北朝鮮、そしてチャイナに傾斜するフィリピン大統領、日本はどうなるのだろう。
朝、「テレビ朝日」では沖縄における「土人」発言を「沖縄差別」厳しく糾弾していた。
また「アイヌ」も昔は「土人」とされてきたとも解説していた。



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★ モーツアルト歌曲「ルイーゼが不実な手紙を焼いた時」歌はフォン・オッター。

von Otter - Als Luise die Briefe ihres ungetreuen Liebhabers verbrannte (Mozart)(ドイツ語歌唱)


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ドゥテルテ大統領って(キッパリ!!)宮崎正弘氏が書いていた通りです。

2016年10月18日 | 政治

★ ドゥテルテ大統領ってこんなものです。宮崎正弘氏が書いていたのを9月末に私も転載していました。

★ 宮崎正弘氏、さすが鋭い・・・(再掲しました。)
~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)9月30日(金曜日)弐
       通算第5045号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 米国にとってばかりか、日本も頭痛の種は比大統領
   領海問題を棚上げして経済ミッションを率い、ドゥテルテは訪中へ
****************************************

 やはり華人。ドゥテルテ比大統領は、スカロボー島の中国侵略を批判せず、事実上棚上げにする姿勢だ。比漁民の安全操業について話し合いを継続するが、軍事的対決は避ける。国際仲裁裁判所の決定は? 

 ドゥテルテの心情の基底にあるのは徹底的な「アメリカ嫌い」である。
中国はその分を相殺して、どうやら好きらしい。アキノ前政権までに構築してきた米比関係の躍進的改善も、オバマ米政権の失策もあるが、白紙に戻る恐れが出てきた。

 米側は麻薬密売人射殺を「人権無視」と高飛車に非難しているが、ドゥテルテは、「それなら米軍がなしたフィリピン国民四十万人の虐殺はどうなるのか。米国はそんなことを言える資格、もしくは権利があるのか」と食ってかかった。

 レイテ島へ行くと、マッカーサーの上陸ポイントに巨大な像が建っている。
 まるでフィリピン解放の英雄としてだが、付近の住民は見向きもしない。「なにが解放だ、コレヒドールから部下を置き去りにして逃げ出し、勝ちが進むと、こんどはコレヒドールで塹壕やトンネルに残った日本兵を殲滅した」のは誰だ。

だからコレヒドールへ行くと、現地ガイドは日本のサムライ精神を称え、ルバング島から三十三年孤独に戦ってでてきた小野田少尉を称賛する。その説明を聞いているのはアメリカ人、カナダ人、欧州人だが、構わずに喋っている。

 ドゥテルテ比大統領、その反米精神はよし。しかし国際情勢を客観的に眺めて、領土領海を棚上げし、中国になびいてビジネス優先路線を突っ走るのは狭量という批判は免れないのではないか。(以上)


★ そして10月17日の産経新聞に下記のようにありました。

フィリピン、南シナ海を中国と共同開発 ドゥテルテ大統領表明 新華社報道
産経新聞 10月17日(月)23時26分配信

 【北京=西見由章】中国国営新華社通信は17日、フィリピンのドゥテルテ大統領が大統領府で同社のインタビューに応じ、南シナ海における中国との共同開発に意欲を示したと報じた。開発を行う具体的な海域は明らかにされていない。ドゥテルテ氏の18日からの訪中を前に、良好な関係をアピールしたい中国側の意図が背景にありそうだ。

 記事のタイトルは「中国こそがわれわれを助けてくれる」。ドゥテルテ氏は南シナ海問題をめぐって「他国を交渉に参加させることに興味はない。ただ中国と話し合いたい」と発言し、鉄道建設に向けて中国側に借款を求めたという。

★ ドゥテルテ大統領がアメリカのオバマに厳しく言ったことを誉めているミスター・ホシュの方もいましたが、宮崎氏はキッチリと見極めていらっしゃいました。
チャンネル桜は本日このような動画をUPしています。
有本香・福島香織女史の対談です。


【Front Japan 桜】交渉大詰め、北方領土問題 / ドゥテルテ大統領訪中 / 中国の高齢者問題[桜H28/10/18]

・・・「チャンネル桜はおカネを貰っていません」というのは二人の評論家の話の合間に別枠で佐波さんが言っていた。
これはどなたかが言って下さったのかしら。もしそうならありがとうございます。
女性政治家や評論家がCMをしているのを見て違和感がありすぎたのでした。

有本・福島というおふたりの評論家、どちらもいつも強い口調でお話になるが、このコンビでは福島女史がおとなしく見える。


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ベートーヴェン作曲ピアノソナタ「悲愴」、 ピアノはスビャトスラフ・リヒテル。

松明を掲げた古代の神の如き偉大な演奏、疲れてしまったら心をカラにして聴き入りたい20世紀の巨匠リヒテルのピアノ。

Beethoven Piano Sonata Pathétique No. 8 - Sviatoslav Richter

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日本政府、ユネスコ分担金支払いを保留

2016年10月17日 | 政治

『第109回日本政府、ユネスコ分担金支払いを保留①』藤岡信勝 AJER2016.10.17(7)


自民党も心ある国民の声にやっと決めたのでしょう。
岸田外務大臣の記者会見では「改善するまで保留」ということです。
合計44億円です。
例年は4~5月段階で決め払ってきたのですが、今回は今後継続を保留。
デタラメな「南京大虐殺」が登録されたこと、しかもこれはどこにも公表されていない。
昨年登録された「南京・・・」だが未だに公表されていない不思議さ。
藤岡信勝氏が詳しく話しています。


火蓋を切った沖縄侵略戦争①西村幸祐 AJER2016.10.14(11)


アメリカの大統領選挙のレヴェルの低さ、また戦勝国が世界秩序を作ってきて当時の米ソの冷戦、28年前に冷戦が終わりベルリンの壁崩壊、アメリカの一極が世界を構造付け、またテロによって大きく変わってきた。日本は半ば占領状態、東京の制空権もアメリカが握っており、沖縄が今大変危なくなっている。
「琉球独立」というプロパガンダを一部の左翼が広めている。
チャイナでその運動を広めている。
(チャイナの沖縄侵略の放送もありそれを紹介。)
沖縄の一般の方々も知らない恐ろしい現実。
・・・字幕がないが「沖縄はチャイナの領土であった。沖縄の人は米軍基地を押し付けられて
困っている。沖縄は独立を望んでいる・・・これを沖縄の大学教授が言っている。
中国共産党の国営テレビではい放送局が流している。
香港のテレビが自衛隊が侵略してくるように報道している。
これは戦争状態ともいえる。

日本に課せられた問題はあまりにも多い。


チャンネル桜の水島氏もこのことを解説しています。

【直言極言】反日ユネスコに痛撃!政府「ユネスコ分担金拠出保留」と反日としての国連と戦後日本[桜H28/10/14]


★ ところで国連の次期総長としてブルガリアのボコバ女史が予定されていたかのように報道されていたのですが、そのボコバ女史は自国のブルガリアで大変な不評のようで次期総長としての掛け声はいつのまにか消えました。
親中で反日というボコバ女史について宮崎正弘氏が書いています。



 ブルガリア政府、反日のボゴバ(ユネスコ事務局長)の国連事務総長推薦取りやめ
   親日国家ブルガリアは旧共産党員のボゴバでは恥ずかしいと結論

***************************************

 次期国連事務総長の座を巡り舞台裏では激越なロビィ活動が展開されている。
 なかでも注目されたのは「初の女性事務総長」という国際的に暗黙の合意があり、何人かが自薦他薦。「南京大虐殺記念館」を審査もしないまま「ユネスコの世界記憶遺産」としたのが、ボゴバだった。

彼女はブルガリアの元共産党。中国寄りで、「反日家」のレッテルが貼られていた。この人物が万が一にも国連を牛耳ることとなると、いまの播基文よりも、劣悪な路線に厩舎しかねないとして懸念が拡がった。

ブルガリア政府は、ボゴダを推薦から外し、あらたにゲオルギエワ欧州連合EU委員会副委員長を推薦するとした。

ブルガリアは旧ソ連から離れて独立後、自由選挙を導入し、いまではNATOの一員。それもアフガニスタンには治安維持部隊をいまも派遣しており、イラク戦争は数十名の犠牲を出したが、自由世界の協同行動に涙ぐましい努力を重ね、NATOに加盟するや、ミサイル基地も積極的導入にかたむき、旧宗主国ロシアに刃向かっている。

国内的にも旧共産党の人気はなく、しかし自由、法治のミニ政党が乱立、議席をもつ政党だけでも八つ。つねに連立政権とならざるを得ず、政局は流動的である。
日本との関係は深く、岡山市や福原市との文化交流が盛ん。とくにバラの谷として知られるブルガリアの都市と定期的なイベントで興隆しているほか大学に日本語学科を設置してるところが多い。
ブルガリア国民はたいそう親日的で、ボゴダなんてトンデモナイという声が強かった。(以上)

★ 問題は日本国内における「反日組織」が国際的な場で言いたい放題やってきたこと、そして今もそれを続けていることです。
日本国民に何も知らせようとしないマスコミをはじめ、今までなるがままに任せたような日本、そっとしているのが一番、という
日本の風習など、難しい問題があります。
これらのことを思うと心配でなりません。



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★ マリオ・デル・モナコの若い頃の歌唱、戦争が終わり、兵役を終えてオペラの世界に戻りますが、食べ物もなく、ようやくゆで卵だけで一日を過ごしたというお話をききました。

この動画の写真の中にもやせこけたマリオ・デル・モナコの写真があります。
しかし「ボエーム」(プッチーニ作曲)を歌う貧しい詩人ロドルフォのアリアは素晴らしい、
戦後イタリア復興を感じさせます。またマリオ・デル・モナコは貨物船で日本に来て、上野駅の傷病兵の為に駅構内で歌い、帽子をとって寄付金を募ったそうです。
しかし人々は遠巻きにしてこの外国人を眺め、歌を聴いていたということですがミラノスカラの最高の名歌手の声に驚いていたのでしょう。

 Mario del Monaco "Che gelida manina" La Bohème (イタリア語歌唱)



・・・マリオ・デル・モナコとリーナ夫人(クリックで拡大)

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北朝鮮のムスダン失敗のようです。 10月16日はマエストロ、マリオ・デル・モナコの命日

2016年10月16日 | 政治

★ 北朝鮮のムスダン、失敗したようです。

失敗した中距離弾道ミサイル「ムスダン」の謎
辺真一 | ジャーナリスト・コリア・レポート編集長
2016年10月16日 17時29分配信

中距離弾道ミサイル「ムスダン」の発射に立ち会った金正恩委員長

北朝鮮が昨日(15日)、ミサイル1発を発射したが、どうやら失敗したようだ。

(参考資料:核実験もミサイル発射もカウントダウンに入った!? 後は「Xデー」)


詳細は不明だが、米国と韓国の発表を総合すると、現状でわかっていることは▲発射時刻が15日午後12時33分▲発射場所が北西部・平安北道亀城市のパンヒョン飛行場付近▲ミサイルは発射直後に爆発▲ミサイルの種類は中距離弾道ミサイルの「ムスダン」(射程3000~4000キロメートル)ということだけだ。

発射時刻が午後12時33分というのは意外だった。

(参考資料:朝起きたら、ミサイルが発射されていた! 北朝鮮のミサイル乱射に麻痺か)

「ムスダン」は4月15日、4月30日、5月31日、そして6月22日に計4回、合計6発発射されているが、4月30日に再発射された3発目だけが午後7時26分と例外で、他は全部早朝に発射されていた。4月15日の1発目は午前5時33分、2発目は午前6時40分、5月31日の4発目は午前5時20分、6月22日の5発目は午前5時58分、成功したとされる6発目は午前8時5分に発射されている。

北朝鮮は今年3月から弾道ミサイルを22発発射しているが、午前5時から8時までの間に集中している。日本の排他的経済水域に落下した9月5日の中距離弾道ミサイル「ノドン」3発だけが午後12時14分(日本 時間同)に発射されているだけだ。

それと、朝鮮半島北西部に位置する平安北道亀城市のパンヒョン飛行場付近から発射されたのも極めて珍しいというか、過去にないことだ。

過去4回の「ムスダン」はいずれも発射場は日本海に面した江原道の元山付近からであった。それが、今回は初めて中国寄りの西側の平安北道の中央部に位置する亀城から発射されている。

平安道では、今年3月18日に南道の粛川から「ノドン」が2発発射され、朝鮮半島を横断し、800キロメートル飛行し、日本の防空識別区域(JADIZ)内に落下している。こうしたことを考えると、北道からの発射も飛行距離と関係があるようにみられる。それでも、なぜ平安南道の粛川でなく、北道の亀城からなのだろう?

飛行距離上の問題だけなら、ノドンの発射場がある黄海南道・殷栗や黄海北道・黄州など幾つも候補地がある。殷栗からは8月3日に、黄州からは9月5日に「ノドン」が発射され、それぞれ1000キロメートル飛行し、いずれも日本の排他的経済水域に落下している。亀城には核起爆装置の実験場があるだけに気になる。

ミサイルの発射の発表が大幅に遅れたのも気になる。

これまではミサイル発射直後に発表されている。それが、今回は16日の早朝になって発表されている。それも、一報は韓国からではなく、米国からであった。発表が遅れた理由については「失敗したミサイルがムスダンであると米韓が最終判断したのが16日未明だった」と説明されているが、確認作業にこれほど手間がかかるものだろうか?

それと、「発射直後に爆発した」とのことだが、どれだけ飛んで爆発したのか、発射直後に爆発したのになぜ、米戦略司令部はわざわざ「北米地域に脅威とはならなかった」との声明を出したのだろうか。米戦略司令部や北米航空宇宙防衛部(NAACD)は今年4月に初めてムスダンが発射された際にも「北朝鮮が発射したミサイルは北米地域の脅威にはならない」とのコメントを出していたが、「ムスダン」が太平洋上のグアムを標的にしたミサイルだからこのようなコメントを出さざるを得ないのか?

(参考資料:恐るべき「ムスダン」の脅威)

北朝鮮のミサイル発射は9月5日の「ノドン」3発以来、40日ぶりである。「ムスダン」に至っては6月22日以来、115日にぶりである。6月の「ムスダン」が高角発射で最高1千413キロメートルまで上昇し、発射地点から400キロメートルまで飛行したことから「成功した」と報じられていた。金正恩委員長も「成功」に大喜びし、これで「ムスダン」のテストは終わりかと思っていたが、そうではなかったようだ。

それもそのはずで成功したとは言うものの、たった1回に過ぎず、それも、試験発射に過ぎなかった。何を試験したかと言えば、北朝鮮の発表ではミサイルの「飛行動力学的特性」と「安全性」及び「操縦性」と「新たに設計された構造」と「動力系統に対する技術的特性」、それに「再突入区間での前頭部連結ディムの特性」と「飛行安全性」の検証であった。

北朝鮮はこの実験で戦略兵器開発のための科学技術的担保を備えたにすぎず、実戦で使えるようにするには1回の成功で満足するものではなかったことがいえる。金委員長が「戦略的攻撃手段をより高い水準で完成せよ」と訓示していたことから完成を目指しての今回の実験であったことが予想されるが、では、どのような実験を行った結果、失敗に終わったのだろうか?

弾頭の大気圏再突入の実験をしようとしたのか、起爆装置が故障せず、無事作動するかどうか試そうとしたのか、新たに開発した大出力エンジンを試そうとしたのか、不明だが、失敗に終わったのなら、過去のケースからして近々再度トライするのは間違いない。

辺真一
ジャーナリスト・コリア・レポート編集長

★ 日本の事を考えると毎日心配ばかりです。

昨日は日本会議泉州支部で「三宅博前衆議院議員」の講演会があり、やはり緻密さと大胆さ、そして日本の為に尽くされている姿に感動、私のメモはA4用紙5枚になりました。
やはりこの会場も録画録音は禁止されている(主催側に電話で問い合わせた)ので、どこまで書いていいのか、しばらく時間をおいて判断したいと思います。
この講演会は来場者は身動きもせず聴き入っていました。
三宅先生の講演は誠心誠意に溢れ、ご自身の厳しい実践と豊富な知識と判断に満ち、私は疲れもせず5枚ものメモをとってしまいました。長い時間をかけてこの会場に到着したのですが、見知らぬ土地、駅の地図を見ていたら知人に声を掛けられて助かりました。

また本日は信頼するブロ友の方が「靖国神社参拝」をされるというので、私も行きたかったのですが。
疲れてもうそんな体力はなく、申し訳なく思いました。



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★ ストラデッラ作曲「主よ、憐れみたまえ」 
来日した時のマリオ・デル・モナコ

Mario del Monaco "Pieta signore"


1915年生まれですから生きていらっしゃったら101歳、現役の時は「黄金のトランペット」と絶賛されていましたが、マエストロはこの言葉を嫌っていました。

それにしても会場を揺るがす声、すごい肺活量、晩年もそれを維持されていました。

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「三宅博・谷田川惣」講演会~感想が遅くなりましたが・・・京都10月8日(土)

2016年10月14日 | 政治

★ 素晴らしい講演会でした。報告が遅くなったのですが、講演会の案内に「録画録音、写真撮影はご遠慮ください」とあったので私はメモをしてそれをもとに書こうと思ったのです。
それで「どこまで書けるのか」と思い、書くことを躊躇したあげく、下記のように簡単に書くことにしました。
その点をご了承ください。


三宅先生のご発言で「尖閣」についてチャイナは一歩一歩日本の所有権を奪う為にやってくる、
このままでは取られる懸念を強く持っている。」ということ、
また「竹島」では昭和27年、サンフランシスコ講和条約直前、日本が自由な動きが出来ない時に簒奪。
韓国の実効支配が長引くと名実ともに韓国領になる。
民法でも土地をとって居直ると何らかの抗議がない場合、長期にわたって所有すればその者のものになる。
神奈川大学の小山教授によると韓国は慰安婦問題によって外交的優位に立とうとし、竹島の為に日本を責め続けている、と。

中東では群雄割拠、殺し合いをしている。
「狂気の沙汰」と言えよう。しかし彼らの目から日本を見るとどうだろうか・・・数百名の拉致被害者、北朝鮮からは核の脅し等。
世界はまだ力が支配している。

谷田川氏は「生前譲位」のこと、他に靖国神社はこれからも正式に国を護った方々が祀られるということについてどうなるのか。
過去の遺物にしてはならない。

また、三宅先生は皇室問題を政府が「有識者会議」で諮るとは何事か、人選も自分たちの結論に近い人を選んでいる、と。

・・・ここまでにします。(これ以上は・・・遠慮すべきかも知れません。)

第二部はフリートークで、「死刑制度」「マスコミ」「CM」・・・犬の出演のCM、白洲次郎夫妻の名前をわざと使用したり、
それは白洲氏が本国に在日を帰すように働きかけたことに対してか・・・
先の大戦中、何もかも「コミンテルン」だけではない。西安事件に見る事実やアメリカの影など複雑な背景を三宅氏が解説。
また、宗教や文化の堕落も・・・。

★三宅先生はまた別の機会にもお話になることだろう。この講演会は谷田川氏がご専門の皇室関係のことをお話になる前に「録音や録画はしていないでしょうね」と念を押されたこともあり、(ビラにもそう記されていたので)省略して書くしかなかった。


 三宅博前衆議院議員の講演会のお知らせ

いつも驚くほど緻密でありしかも大胆、豊富な実践に裏付けされた内容、三宅先生のお話は期待大です!!
 



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★ 天下無双のバリトン、カップッチッリが歌うジョルダーノ「アンドレア・シェニエ」~祖国の敵!

Piero Cappuccilli "Nemico della patria" Andrea Chénier


これ以上何を望もうか、と感嘆してしまうカップッチッリの真髄です・・・。

カップッチッリの芸術はいつも私に勇気を与えるような気がします。


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