このような時、垂元中国大使がいたら・・・と切望した。
中国の男児刺殺「数年前から、いつ起きてもおかしくない状況」
中国では今年、外国人が被害に遭う襲撃事件が相次いでいる。広東省深圳市で、日本人学校に登校中だった男子児童(10)が中国人の男(44)に刺されて死亡した事件が起きた18日は、満州事変の発端となった「柳条湖事件」(1931年)から93年の節目だった。このため、反日感情との関係を指摘する見方もある。
「不幸な事案」で済ませてはならない…垂秀夫・前駐中国大使
邦人襲撃事案は、私が大使時代に最も重視し、その発生を心から心配していた事案だ。深圳日本人学校には2023年5月に訪問したこともあっただけに、今回の事件は心が張り裂けそうであり、怒りを禁じ得ない。
数年前から、いつ起きてもおかしくない状況があった。中国のSNSでは、日本人学校に関する悪意と誤解に満ちた動画が何百本も氾濫している。「治外法権の中で対中工作のスパイが養成されている」などの内容だ。これらを信じて行動を起こす者もおり、これまでも各地の日本人学校への投石、盗撮は頻発していた。そういう意味では、今回の事件は起きるべくして起きてしまったとも言えよう。
日本人学校は邦人社会の最も弱い「関節」であり、大使館では大使直轄で対応してきた。警備チームを全ての日本人学校に派遣して安全点検を見直し、ささいな事象でも毎回、中国の外務省、公安省に厳粛に申し入れ、動画の削除も求めてきた。
だが、中国当局は動画の削除に全く対応せず、無視してきた。こうした動画を一刻も早く削除することが重要だ。中国側は今回の事件も「個別に発生した不幸な事案として処理しようとするだろうが、それで済ませては決してならない。
★ 私は垂・西田昌司氏の対談を聴いてから、垂氏の本を買った。
この対談は私のブログに掲載したのでリンクを貼っておきます。
垂元中国大使は毅然と中国に反論して黙らせた状況/ハマスのトップ「ハニヤ氏」暗殺の恐ろしい手口/自民党「広瀬議員」は議員辞職を!! - ベッラのブログ soprano lirico spinto Bella Cantabile ♪ ♫ (goo.ne.jp)
「中国問題のエキスパート!前中国大使 垂秀夫氏をお招きし、力を増していく中国を側面から紐解き対中政策を議論する」西田昌司
中国を側面から紐解き対中政策を議論する」西田昌司×垂秀夫 日中外交対談 VOL.1/爆笑「銀行にイケメン枠」その他 - ベッラのブログ soprano lirico spinto Bella Cantabile ♪ ♫ (goo.ne.jp)
追加記事・・・下記の記事は昨年の「有料記事」ここまでしか読めない。
・・・中国共産党が7月に反スパイ法を改正したことを受けて、米国は自国民に対し中国本土への「渡航の再考」を促す警告を発している。いっぽう、日本の外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。邦人の拘束が相次ぐなか、外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
・・・にもかかわらず、現外務省は次の見解を述べた。(これは読めます)
中国の危険情報「レベル0」維持 外務省「見直しは検討していない」子供連れには注意喚起
9/20(金) 17:50
★ 外務省のホームページ・・・クリックでご覧になれます。驚きです!!
海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報 (mofa.go.jp)
★★ これが外務省の最新記事です。下記のリンクをクリックでご覧ください。
中国:凶悪犯罪に対する注意喚起
海外安全ホームページ: スポット情報詳細 (mofa.go.jp)
深圳の日本人男児刺殺、報道が限られ知らない人も多く…現場には多数の花束やメッセージ
読売新聞
【深圳=田村美穂、鈴木隆弘】中国広東省 深圳(しんせん) 市で深圳日本人学校の男子児童(10)が登校中に中国人の男(44)に刺殺された事件で、同校には20日も中国各地から弔意を示すメッセージや花束が続々と供えられている。
男児は18日に学校付近で刺され、19日未明に死亡した。校門前には19日深夜や20日未明になっても、仕事帰りの中国人らが相次いで訪れ、手を合わせた。
深圳市のIT企業に勤める30歳代男性は中国国内では報道が限られ、職場で事件を知らない人が多く驚いたという。「事件が発生した理由や動機が明らかにならないと同じことがまた起きてしまう」と懸念した。
深圳の日本人男児刺殺、報道が限られ知らない人も多く…現場には多数の花束やメッセージ (msn.com)
深圳の男児刺殺、献花した現地の主婦「復讐心あおるような歴史教育やめるべきだ」
【深圳=田村美穂】中国広東省 深圳(しんせん) 市で深圳日本人学校の男子児童(10)が登校中に中国人の男(44)に刺され死亡した事件は、拘束された男の動機が不明なまま、中国人の間で自己批判の声が上がっている。
江蘇省蘇州市で6月、日本人母子ら3人が襲われた事件も、今回の事件と同様、「偶発的な事件」とだけしか説明されず、報道も少ない。深圳市のパート男性(59)は、政府の 隠蔽(いんぺい) 体質に多くの中国人が疑問を感じなくなっているのが問題だと指摘し、「教育による洗脳」が原因だと憤った。
21日、雨の中、日本人学校校門へ献花するために訪れた中国人たちからは中国の反日教育に対する批判の声が聞かれた。
近くに住む保険会社員の女性(40)は、長男(12)と次男(9)が学校で学ぶ内容に疑問を感じているという。
昨夏、日本が東京電力福島第一原子力発電所の処理水を海洋放出した際は、教師から日本への批判的な意見ばかりを聞かされたという。歴史教科書は「外国に対する恨みを募らせる内容が多い」と指摘した。
深圳市の主婦(60)も「 復讐(ふくしゅう) 心をあおるような歴史教育をやめるべきだ」と涙ながらに訴えた。
中国の歴史教育は、日中戦争などを学ぶ過程で反日感情をただでさえ高めやすい。
習近平(シージンピン) 政権は1月、愛国主義教育法を施行し、今秋から歴史教科書で習氏の思想や愛国意識を高める内容を増やした。
江蘇省蘇州市で6月、日本人母子ら3人が襲われた事件も、今回の事件と同様、「偶発的な事件」とだけしか説明されず、報道も少ない。深圳市のパート男性(59)は、政府の 隠蔽(いんぺい) 体質に多くの中国人が疑問を感じなくなっているのが問題だと指摘し、「教育による洗脳」が原因だと憤った。
自省の声が聞かれるのは「事件は日本の自作自演だ」「中国人も日本で殺されている」といった投稿がSNSで絶えないためとの指摘がある。当局は反日感情の高まりを警戒しており、ネットメディアは21日、動画共有アプリ「快手」が、有害な情報を集めて日中対立をあおったとして約90のアカウントを停止したと報じた。深圳の男児刺殺、献花した現地の主婦「復讐心あおるような歴史教育やめるべきだ」 (msn.com)
★ 9月18日は、中国で“国恥日”と呼ばれる、柳条湖事件が起きた日。1年の中で特に反日感情が盛り上がる日に日本人が襲われたことを受け、中国のSNSプラットフォーム「微博(Weibo)」には、日中関係について言及する人々のコメントがずらりと並んでいる。
「愛国だといってこんなことをしたならば、むしろ中国国家をおとしめる行為だ」 「一人の小さな子供に何の罪があるのか。弱者に手を下すなんて卑怯者としか言いようがない」 容疑者を強く非難する声が数多くあがる一方で、 「日本人はなぜ100年経っても中国人が激怒しているのか、よく考えてみろ」 「小日本は南京大虐殺で30万人の中国人を殺害したが、いまだに謝罪してない」 などと、歴史問題とからめて日本への憎悪をむき出しにする声も少なくない。
ここで「ひろゆき」氏はこのように語る。彼は日本の2チャンネルの創始者だった。
ひろゆき氏、日本人10歳男児殺害で中国人への〝報復〟呼び掛ける声に「法治国家の一員として動くべき」
ブログ主・・・私が懸念していたことは「ひろゆき」氏が語ることと重なる。
日本には過激にすぐに反応するSNS住人が多い。それがどんどん過激さを増して過去には朝鮮人学校にまで乗り込んでいき、子供らの前で罵倒するようなことがあった。西田昌司氏はそれを許さなかった。しかしその時、ネットホシュらは西田氏をバッシングした。「あの現場でどういうことが繰り広げられたかわかるか?」と実態を見た西田氏は言った・・・すると「反日か!」と侮蔑と共に激しい非難を受けた。あの時、勇気をもって発言されたことは、長くバッシングが続いた。
私は相手がどの国であろうと、恥ずべき攻撃をしてはならない、と思った。
よく勇気を奮って仰ったと思う。SNSのネットホシュだけでなく活動家も、異論に対し犯罪人扱いのような攻撃的な内容で繰り広げる。日本が「本来言わねばならないこと」を通すためにも、汚い言葉や攻撃的なことは避けなければならない。それは事実をつきつめて堂々と対するべきだ。西田氏の当然の発言まで目の仇にする、これが長く続いた。
言うべきことは絶対に言わねばならない・・・しかし「罵倒」ではダメだ。
それを中国のSNS(全部ではない)は、中国共産党政府に操られて調子に乗ってやり、自国の品位と正義を損なわせているのだ。
また習近平政権の責任を国内外で厳しく問われるべきだ。
西田昌司氏はこの小学生刺殺事件に強く怒りながら「中国を日本が瓦解させたのではない。アヘン戦争が中国を瓦解させたのだ」と、自らの国の歴史を知る必要がある、と述べている。なぜアヘン戦争のことを学ばないんだ、私もそう思う。
西田氏の話は21日に直接、京都に行って聴いた。
彼は最後の砦であろう。・・・それでも私は自民党には入らない。
日本の岸元首相もその「アヘン」を満州で売買していたことを思うと、激しい怒りがこみ上げる。善悪がわからないある独特の輩である。こんなことをされると、どこにも言い訳ができなくなる。しかも・・・トーイツの件まで「何をしてもよい」という狡さと思い上がりは決して許さない。
アヘン戦争について6分でわかりやすく解説!なぜ英清戦争と呼ばないのか・・・これが中国の「100年国恥」となった。
香港割譲もこの敗戦で実行された。
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