私が小学生の時の話(多分1973年)。
戦争でできなかった卒業式を、28年経ったその時はできるから、やりましょう、ということになって、在校生がいないのは寂しいから、5年生が在校生として参列してくれ、などということがあったことを思いだした。
クラスメイトのお母さんが卒業生だったりして、妙な気分だった。
それ以来、卒業式が中止などという事態にお目にかかったことがない。戦争の時は生まれる前だから、正確には「生まれて初めて」だ。
卒業証書は卒業生に郵送された。
これでいいのかぁ。
これまた、妙な気分だった。
しかし、当の卒業生達は盛装して大学に三々五々集まってきた。式がないなら今日でなくても良いはずだが、やはり今日が都合が良いのであろう。
しかも郵送された卒業証書を、わざわざ持参していた。
この日のために袴をレンタルしてきた者も多かった。なんでも、キャンセルするとキャンセル料が何割かかかるそうで、それはもったいないから、ということもあるようだ。
まあ、経済活動は停滞しない方が良い。
しかし、式がなくて、その後のお別れ気分だけ、という妙な気分の1日だった。
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