その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

山中湖の鹿

2022-07-25 07:29:18 | 旅行 日本

7月の3連休に山中湖を訪問。毎度、毎度やることと言えば仕事の残務処理、ジョギング、湖畔サイクリング、読書、ビール飲みと変わらないのですが、家にいると雑事が次から次へ襲ってくるし、何より夏の山中湖は涼しくて天国。

この季節は家でも朝5時に目が醒めてしまうので、湖畔ジョギングは朝5:30から。体の動きは悪いですが、10℃台の涼しさの中でのジョグは格別です。

この日は、林と林の間の道を走っている時に、左手の林から大きな鹿がぱっと飛び出し、私の10メートルほど先を横切ってびっくり。右手の林に入ると立ち止まって、私の方を見つめてました。私が走り始める動きを観て、林の奥へ駆けていきましたが、鹿の走り姿は何とも華麗です。

翌朝もジョギング時に親子の鹿に遭遇しました。私に気づくと、小鹿が先に疾走して、その後を親鹿が追いかける。微笑ましいシーンでした(下の写真は駆ける親鹿だけが小さく写っています

宿の人によると、この辺りで鹿は全然珍しくないそうです。

 

あとは付録でジョギング風景のスナップを。


〈山中湖交流プラザきららの原っぱから〉


〈きららのボードウォーク(木道)を走る〉


〈ママの森の下のサイクリングロードを走る〉

 

2022.7.17-18

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信州の食: 週末信州弾丸旅行(最終回)

2022-06-25 07:20:14 | 旅行 日本

信州名物と言えばお蕎麦なのでしょうが、御開帳効果で市内のそば屋さんはどこも大行列。蕎麦なしの信州旅行となりましたが、記録も兼ねて、この旅行の食模様。

【饅頭】
お参り前に善光寺参道で腹ごしらえ。饅頭の皮の強めの塩味があんこの甘みを引きたてます。






【ビール】
蕎麦屋さんがどこも満員だったり、早々に売り切れ看板を出していて、あやうくランチ難民に。結局入ったのは、善光寺の入り口近くのガーデンテラス的なエリアにあるビアカフェに入店。ここで、ビールとソーセージ、ポテトのチーズ和えでお昼。スターバックスを更にゆったりした贅沢な店内の席配置で、ソファー席でゆったり。参拝のお疲れも加わり、もうビールの美味しいこと、美味しいこと。昼間というのに、お代わりしちゃいました。



【郷土居酒屋】

夕食は信州の地酒のお店。会社の長野支店の方のお勧めのお店です。店構えも信州の酒樽をデザインした豪快なもの。狭い戸口をかがんで入店すると、大太鼓でドンドンと歓迎いただきました。東京のお店ではほとんどないと思いますが、大広間にお膳が据えられて、注文した料理が載せられます。

アルコールは好きですが強くないので、沢山あっても飲める種類は限られているのですが、地酒に詳しい店員さんからのお勧めを頂きました。お酒も料理も美味しい。

【おやき】

4月に長野マラソンで当地を訪れた際に偶然食したおやき。もちもちの皮が、従前の私のイメージを大きく覆しました。今回も同じお店で、お土産分も含めていろんな種類を大量購入。



【昼定食】

2日目のお昼もそばにはありつけず、こちらも長野支店の友人お勧めの居酒屋さんで昼定食。こちらもおいしかったです。




 2日間の弾丸旅行でしたが、とっても密度の高い充実した旅となりました。コロナで我慢の日々が2年続いていますが、やっぱり、旅は良いですね。

(おわり)

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北斎館・ロマンスカー・ながの祇園祭: 週末信州弾丸旅行(5)

2022-06-22 07:30:38 | 旅行 日本

岩松院の後はバスで北斎館へ移動。

バス停から風情ある小径を通って北斎館へ。北斎は80歳代の半ばに、小布施の豪農商・高井鴻山に招かれて来町・逗留し、岩松院の天井絵や祭り屋台の天井絵を描いたそうです。80歳代で江戸から小布施まで来るって、北斎ちょっと凄すぎます。北斎館は、その北斎の肉筆画や版本、錦絵などが鑑賞できる美術館。


〈栗の角材を敷き詰めた栗の小径〉


〈栗の小径沿いにある個人邸のお庭も立ち寄りOK〉

期待以上の充実した展示でした。企画展では「読本が結ぶ縁 -馬琴と種彦-」の最終日。北斎と挿絵を手掛けた曲亭馬琴と柳亭種彦の読本を紹介されていました。常設展は北斎の肉筆画を中心とした展示。浮世絵では有名な「神奈川沖浪裏」の制作プロセスの展示が、私のような素人には版画のできるまでが分って興味深いです。


〈北斎館入り口〉


〈「椿説弓張月」から「為朝を誘惑する美女たち」〉


〈二美人〉

更に、北斎の天井絵が描かれた祭り屋台の展示は迫力満点。(2つの屋台のうち、東町祭屋台天井絵「龍」「鳳凰」は貸出し中でレプリカでしたが)見ているだけで、祭りの喧騒が感じ取れるほどでした。


〈東町祭屋台「龍」「鳳凰」〉


〈上町祭り屋台「男浪」「女浪」〉

以上でタイムオーバー。これ以外にも、まだ興味深い美術館や観光スポットがありましたが、土産買ったところで、再訪を期して、長野への帰路につきました。

嬉しかったのは、復路の長野電鉄で特急を利用したところ、往年の小田急ロマンスカーが登場。最後列のパノラマ席で、長野盆地の車窓を楽しみました。鉄分多めの私には痺れる30分弱の帰路でした。


〈おっとびっくり、こんなところにロマンスカーが〉

長野では、長野の祇園祭が開催中で沢山の人で賑わっていました。丁度1時間前に見ていた祭り屋台を振り返り、江戸時代当時の祭り風景を想像するのも楽しい旅の一幕でした。

 




2022年6月12日

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小布施へGo: 週末信州弾丸旅行(4)

2022-06-20 07:30:23 | 旅行 日本

2日目。長野市隣接の町、小布施を訪ねました。

長野からローカル私鉄の長野電鉄各駅停車に乗って30分ちょっと。車窓から見える山々の遠景とリンゴ農園、ブドウ棚、栗畑の近景が、いかにも長野です。


〈車窓風景〉

駅前で主要な観光地を巡る観光用の循環シャトルバス(シーズン中は30分毎に走っています)があるので、こちらに乗ります。天気が不安定だったこともありバスにしましたが、天気が安定していればレンタサイクルが気持ちよさそうです。

 

【浄光寺】
まずは、盆地の縁に立つ浄光寺を訪れました。入口の門には色違いの仁王像がいらっしゃいます。木々に囲まれた中、門から延びる石畳の参道や石階段を上ると薬師堂(室町初期1408年建立、国重要文化財)が現われます。その静謐で落ち着いた佇まいには思わず背筋が伸びます。


〈薬師堂(国重要文化財)〉

薬師堂の中には薬師如来や十二神将が祀られています。お堂の戸口から覗いて拝めるようにはなっていますが、暗くて正直よく見えませんでした。手持ちの簡易カメラで撮影させて頂いたのでこちらで拝みます。


【岩松院】
浄光寺から山縁に沿って10分ほど歩いて岩松院へ。ここは葛飾北斎が描いた本堂の天井画が小布施観光のハイライトのひとつ。

鳳凰を描いた21畳の天井絵はため息がでるほど見事。北斎89歳の時の作品で晩年最大で、描かれた時からそのまま残っているものとか。色合い、絵の構成、迫力に圧倒されます。お寺の方が10分程、作品の背景などを解説してくれるのも有難いです。ご本尊を背にして見ると、金箔が浮き上がって見えるということでしたので、言われたとおりにしてみると、視る角度によって金箔の金が輝く様子とかもわかりました。


〈絵葉書から〉

境内には秀吉の腹心、賤ヶ岳の七本槍、七将の一人である福島正則の廟堂もあります。正則が晩年高井野藩に転封されていたとは初めて知りました。

2022年6月11日(つづく)

 

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善光寺だけじゃない お寺で見仏: 週末弾丸信州旅行(3)

2022-06-17 07:30:13 | 旅行 日本

御開帳の参拝者パワーには圧倒されましたが、善行寺の外にも市内には見どころある仏様があちこちいらっしゃいます。時間と体力の関係で3つだけですが、仏像求めてお寺を巡礼。

【かるかや山 西光寺】  
善光寺に向かって伸びる表参道の途中にあり、「かるかや親子」の物語を描いた掛幅絵で有名な西光寺。ここは4月の長野マラソンの後にばったり発見したばかりですが、落ちついた雰囲気が良かったので再訪。境内には、御開帳にあやかってか、こちらも回向柱が立っていました。

本堂には、御本尊〈木造苅萱親子地蔵尊像(来迎地蔵尊像)〉が安置。相変わらずご本尊様は暗い本堂の奥に祀ってありましたが、残念ながらぼんやりとしか見えません。

【善光寺 世尊院】

善光寺の宿坊が集まった釈迦堂通りにある宿坊の一つです。本堂には日本で唯一の等身大「銅造釈迦涅槃像」(国重要文化財)が祀られ釈迦堂と呼ばれています。涅槃像は比較的近くで拝むことができました(ただ、写真撮影は禁止)。境内の1枚を。ここにも回向柱。

【入念寺】
建久年間の創建で源頼朝公を開基としているそうです。金ピカピカの阿弥陀仏座像が大仏堂に祀られており、地元では「出世大仏」と呼ばれているそうです。

出世観音の他にも百体観音も圧巻です。

境内の雰囲気も落ち着きます。

2022年6月11日

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「神々しい」ライトアップされた善光寺: 週末信州弾丸旅行(2)

2022-06-15 07:30:42 | 旅行 日本

夕刻は天気予報通り凄まじい雷雨。幸運にもホテルのサウナ・大浴場で一休み中で難を逃れました。部屋に戻って、観光チラシを眺めていたら、夜9時まで回向柱のライトアップがあるとの情報を発見。「これは行かねばならぬ」、ということで夕食を早めに済ませ、再び善光寺へ。幸運にも、雨は一時休止中。

仁王門まで来ると、ライトアップされた仁王像の美しさに立ちすくみます。光効果で仁王様が怖い怖い。仁王像の裏にある三面大黒天、三宝荒神も目茶リアルです。仲見世通りに入ると、雨に濡れた石畳の道がライトに反射して美しさが増します。疎らな人通りは、お昼の喧騒が嘘のよう。


〈仁王門と奥が仲見世通り〉


仁王像 阿形【あぎょう】


仁王像 吽形【うんぎょう】


〈三面大黒天〉


〈三宝荒神〉


〈雨で濡れた参道に提灯ライトが反射して綺麗〉

そして、山門をくぐり、ライトアップされた回向柱と本堂の美しさはまさに息を飲むという表現がぴったり。幻想的で、厳粛で、荘厳です。訪れた人の小さな会話の音がするだけの静寂な世界でもあります。ライトアップという人工的な環境ではあるのですが、宗教的なパワーを感じさせるものでした。


〈山門〉


〈空き空きの回向柱。触り放題〉


〈本堂。私の写真ではなかなか雰囲気が伝わらず残念〉

昼間は断念した、今年の回向柱を触っての「仏様との結縁」も十分な時間をかけます。不思議な力が体にみなぎる感覚です。


〈本堂に掲げられた提灯〉

この回向柱のライトアップ、御開帳期間の実施のこと。御開帳中の参拝予定の方は、見逃すなかれです。間違いなく、素晴らしい体験ができると思います。

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御開帳の善光寺へ突撃: 週末信州弾丸旅行(1)

2022-06-13 07:30:52 | 旅行 日本

7年に一度の御開帳の機を捉え、善光寺参拝をメインに据えた週末弾丸信州旅行に行ってきました。

善光寺のホームページでは混雑予想カレンダーもあり、情報提供も充実しているのですが、私の予想をはるかに超える賑わいでした。コロナで久しく経験していなかった大混雑に戸惑い半分、昔なら一生に一度の大イベントであったはずの貴重な行事に参加できた高揚感が半分の初日となりました。


〈長野駅から2キロ弱ある参道には綺麗な花束が飾り付けられていました〉

東京駅を8時半過ぎに出発し、11時頃に善光寺着。長野駅周辺の盛り上がりや旅行客らしき人々の多さを見て、これはただ事で無いのだな、と段々と覚悟は決めつつあったものの、いざ到着してみると、自分の見通しの甘さを思い知る結果に。まずは回向柱触れるための待ち行列がどう見ても300m以上。待ち時間の予想はなんと2時間弱とか。まずは5分ほど並んでみたものの、2時間はとても自分には耐えられんと早々に諦め、行列離脱。境内に入って、周りから回向柱を眺めるのに留めました。

 


〈列の最後尾は仁王門(重要文化財)の外!〉


〈この列に並んで、2時間で本当に回向柱までたどり着けるのか?!〉


〈行列は離脱して山門(重要文化財)〉


〈山門から〉

回向柱がこの状態ですから、7年に一度公開の前立本尊の参拝も2時間待ち。本堂を囲むように待ち列ができていて、これも残念ながら諦めるしかなし。本堂の外陣からの参拝に留めました。


〈回向柱と本堂(国宝)〉

境内のあらゆるところに、所狭しと参拝者が居ますが、耳に入ってくる言葉、団体ツアーの旗や札などから全国各地からこの長野に人が集結しているのが、よくわかります。御開帳の意味合いを初めて身をもって理解した気がしました。


〈経蔵(重要文化財)〉

良かったのは、過去の御開帳時の回向柱が移されているエリア。1本7年で9本があったので、少なくとも63年分の回向柱ということになります。仏さまとのつながりは過去の柱でも大丈夫とのことでしたので、しっかりと結縁してきました。


〈過去の回向柱〉



(つづく)

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縮景園を散歩 @広島市

2022-06-03 07:30:23 | 旅行 日本

4月に広島に出張に出かけた際、思いのほかお客様との打ち合わせが順調に終わり、新幹線の時間までを大人の社会科見学に使わせてもらった。

駅と訪問先との中間に位置する縮景園に立ち寄り。10年前なら日本庭園など全く興味なかったのだが、年齢を重ねるにつれて興味・関心も変わって来る。特に作庭の仕方とかわかっているわけではないのだが、静寂な日本庭園の空間に身をさらし、回遊さることで体が浄化されるような感覚が気に入っている。

縮景園は江戸時代初期に広島浅野藩の大名庭園の先駆けとして作庭されたということだ。

入り口はいると、広島の市街地にいるのが噓にように空気ががらっと変わる。季節の花々が咲き美しい。途中まではボランティアガイドさんが案内してくれる。一人だと見逃してしまうところをいろいろ教えて貰えって気付きがある。

園の中央に大きく広がる池に沿って園内を周遊。場所場所で景色が変わり、名前通り縮景。よくできていると感心。

こんなところで、半日でもビール(本来はお茶なのだろうが)と本で過ごしたいものである。

園に隣接して広島県立美術館があって、入れるようになっている(セット割引料金あり)。ダリの大作があって驚いた。地方美術館は人口密度も高くないので、作品を独り占めで鑑賞できるのが嬉しい。

1時間強のちょっとしたお勉強時間となった。

2022年4月13日

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ゴールデンウィークお出かけ: 山中湖

2022-05-10 07:30:31 | 旅行 日本

箱根から戻ってきて、自宅に1泊後、続いて家族と山中湖へ。今年のGWはお天気に恵まれ、ここでも素晴らしい新緑を満喫することができました。


〈夕焼けの渚展望台から〉

いつもならジョギングなのですが、長野マラソンで足首の後ろを痛め、現在は練習自粛。なので、午前中は宿で自転車を借りて、湖畔をゆるゆる1周。暑くなく、寒くなく、爽やかな空気の中、のんびり自転車を走らせます。箱根に比べると、気温が低い分、新緑のつき方も若干遅めですが、新しい生命の息ぶきを体で感じます。


〈苔の散歩道も若緑〉


〈苔の芽〉

湖畔の道路はいたるところで車が数珠繋がり。湖にも釣り、カヌー、ジェットスキーなどを楽しむ人たちが。人の移動がいよいよ本格化しているのがわかります。人気のないリゾート地も落ち着きますが、人の活気を感じるリゾートは息を吹き返したように活き活きしています。


〈「山中湖交流プラザきらら」からの富士山〉

お昼は忍野村のうどんやさんで冷やしタヌキうどん。一本一本を噛みしめないと消化できないような腰満点のうどんです。

午後は宿のロビーでビールを飲みながら読書。久しぶりのゆったりとした時間を堪能しました。

 

2022年5月4日

 

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ゴールデンウィークお出かけ: 箱根 ポーラ美術館

2022-05-08 07:28:24 | 旅行 日本


湿生花園に続いてポーラ美術館へ。林の中に建ち、ガラス窓から新緑の緑と春の木漏れ日が差し込む美術館は、これ以上の美術鑑賞環境はないと思えます。

丁度、この時期、開館20周年記念展として「モネからリヒターへ 新収蔵作品を中心に」が開催中でした。「光」をテーマに印象派から現代美術までを所蔵作品で振り返るという意欲的な企画です。ほとんどの部屋を使っての100を超える展示という規模も、私のポーラ美術館訪問歴では最大でした。見応えたっぷりです。

クロード・モネ〈睡蓮の池〉

ゲルハルト・リヒター〈抽象絵画〉
→この2作品が並んで展示してあったのですが、何をどう比較すればよいのか、分からずじまい。

印象派からキュビズム、更に第2次大戦期ぐらいまでの絵画は見慣れてますが、戦後の現代美術は馴染みなく、どう鑑賞すればいいのか見当がつかないものも多いです。「一体、これのどこが芸術なのだろうか?」と感じるのもあります。ただ、いつもとは違った脳の領域が刺激されていることがわかりますね。



館外の森の遊歩道の散策も贅沢な時間です。陽に温まる前のひんやりとした空気の中、木漏れ日を浴びながら、木道を歩く。日々の雑事でたまった澱が洗い流されるような感覚でした。

 


ロニ・ホーン〈鳥葬(箱根)〉
→林の中に放置してあるかの如く展示してある作品。鋳放しの鋳造ガラスとのことです。

リフレッシュってこんな感覚なのでしょうね~。

2022年5月1-2日

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ゴールデンウィークお出かけ: 箱根 湿生花園  

2022-05-07 07:52:17 | 旅行 日本

ゴールデンウイーク前半は母と箱根に出かけました。

行動制限なしのGWということで凄い人出だったのと、もともと保養目的であちこちを見て回ることは予定してませんでしたが、素晴らしい新緑を満喫しました。

とりわけ、朝一番で訪れた湿生花園が素晴らしかったです。前日の雨で水をたっぷり吸いこんだ草花は生命力に溢れたものでした。野草好きの母は、私が見過ごしてしまうような小さな花を見つけては、花の名前の記憶を辿っていました。林の中に身をさらすと免疫力が高まると聞いた覚えがありますが、自分の中にエネルギーが溜まっていくのがわかりますね。1時間半ほど園内を回遊し、元気を貰いました。




〈水芭蕉〉












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長野マラソン前後あれこれ

2022-04-20 07:30:11 | 旅行 日本

長野マラソンの前後の様子の記録です。

【抗原検査】
長野マラソン大会前日の選手受付。今回は全ランナーに抗原検査がゼッケン貰うために必須です。検温の後、キットをもらい各自で検査。私は抗原検査初体験。「陽性判明して東京へ強制送還されたら・・・」とドキドキでしたが、無事「陰性」でした。

お店のブースで7割引きで売っていたウインドブレーカーを購入。

 

【ひとり前夜祭】
受付の後、長野市内の居酒屋でひとり前夜祭。あんまり東京では見かけない、赤魚やサバの焼き串、串揚げ。美味しかった。お酒は信州の地酒、水尾(飯山市)の特別純米、志賀泉(中野市)の純米吟醸。旨、旨。

その後、カーボローディング(?)で蕎麦を駅前の戸隠そば店で。こちらも、ええわ~。

 

【西光寺 見仏】
レース後、ホテルに戻って汗を流した後、駅に向かう道すがらに見つけたお寺。落ち着いた境内に疲れた体が癒されます。本堂にはご本尊の苅萱親子地蔵尊が祀られています。本堂内からでも暗くて細かいところは良く分かりませんでしたが(2体のうち苅萱上人作は長野市重要文化財指定)、趣ある本堂です。

面白かったのは長野マラソン便乗参りとでも言うのでしょうか、韋駄天さまもいらっしゃいました。前日にお祈りしておけば、もう少しタイムが早くなったかな?


〈リアル韋駄天像は撮影禁止なので、ポスターだけ〉

レース後で食欲も無く、駅内にある立ち食いそば屋さんで遅い昼食。このナカジマ会館ソバ、私が小学生のころ、親父が家族でスキーに連れて行ってくれた度に家族で立ち寄っていた思い出のそば屋さん。とっても美味しいです。

丁度、善光寺が7年に1度の御開帳の期間中でしたがとても行く残エネルギーなし。期間中の長野再訪を誓って、長野を後にしました。

(おわり)

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日本三大清流柿田川の湧水群を楽しむ @柿田川公園

2022-03-27 07:30:44 | 旅行 日本

三島大社の後にして、隣町の清水町にある柿田川公園に出かけた。

柿田川は全長は約1.2kmで日本で最も短い一級河川で、大量の湧水を水源とする日本でも稀有な川らしい。長良川・四万十川とともに日本三大清流にも数えられているのだ(Wiki要約)。そして、柿田川公園は「富士山からの雪解け水が地上に湧き出る湧水群」(清水町のHP)にあり、公園内の遊歩道を巡ると柿田川の源流湧水群が楽しめるようになっている。



三嶋大社同様にこちらも想像以上の楽しさだった。地中から、温泉が吹き出すように水が湧き出ている。あちらこちらで川底の砂が水中で舞いあがるのが見える。そして、それがまとまって川になっていく。水がきれいなわけである。


《第一展望所 写真だと分かりにくいですが、この水、地下から湧いてきてます〉


《第ニ展望所から》


《水底の砂が舞い上がっています》

富士山からの湧水というのが、また日本人には特有に惹きつけるものがある気がする。すっかりブラタモリのタモリさんになった気分で、案内板にある地盤や地質の解説などを読みつつ、キョロキョロと湧水を確認しながら30分程度で1周できる遊歩道を楽しんだ。


《遊歩道》


《あちらこちらの湧水が集まり、あっという間に川になってます》

水に触れると、想像したほど冷たいものではなかったのは意外だった。(忍野八海の水は痺れるような冷たさだった記憶がある。)飲泉できるところもあるので、口に含んでみると柔らかく、微かな甘みを感じる水だった。

公園の入り口には、町の観光案内所に加え、湧水を利用したコーヒーが飲めるテラス付きのカフェや、湧水を使って作った豆腐料理を提供する古民家改造レストラン、豆腐アイスクリーム屋さん、地域の物産も提供するお土産屋さんなど、湧水を120%楽しめるようになっている。

のんびりゆったり気分で、自然のワンダーに触れることができるとっても良いスポットだ。お勧めできます。

2022年3月19日

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三嶋大社を訪れる @静岡県三島市

2022-03-23 07:51:51 | 旅行 日本

日帰りで静岡県の三島に行ってみた。今年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台にもなった三嶋大社に行ってみたかったためだ。

入口の大鳥居をくぐると、予想以上に立派な社殿と落ち着いた境内が広がっている。大きな池では鯉がゆっくりと泳いでいる。小春日和の1日で、早咲きの桜も咲き始めだ。観光パンフの写真だと咲き揃う時期は、桜の花道になるようである。ちょっと早く来すぎたのが残念だが、その分まだ人出も少なくゆっくりできる。

神門をくぐると、舞電、本殿と続き、その精巧な建築物に魅せられる。本殿は慶応2年(1866)竣功の国指定重要文化財とのことで、立派で威厳ある。彫り物も立派で見応えたっぷりなのだが、鳥害予防のためか金網でカバーしてあって見えずらいのが残念。恵比寿様が御祭り神の一つのようである。


《拝殿の後方にある本殿がとっても立派》


《金網無しの彫り物を1枚》

宝物殿もあったが、神社なので仏像があるわけではないからパス。境内には頼朝と政子が座ったとされる石椅子や頼朝挙兵祈願の石碑など、頼朝ゆかりの見どころもある。小一時間たっぷり楽しんだ。

大社を出て、周辺を少し散策した。電線の地中化を行っているようで、見晴らしが良く、歩いていて気持ちが良い。街の至る所に流れの早い水路があるのも富士山ふもとの町らしい。

古い昔ながらの昭和の匂いがぷんぷんするお店が続いている。商売もなかなか厳しそうな雰囲気ではあるが、デザインされたお店の印が軒下から掛けられていて可愛い。三島の名物、うなぎ屋さんも目に付く。お昼にはまだ早いし、お値段もそれなりなので、今回は止めておいた。

2022年3月19日

(つづく)

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冬の鎌倉 ひとり見仏記(番外編): 昼とは別の鎌倉

2022-01-12 07:30:06 | 旅行 日本

これまで日帰りで鎌倉を訪れたことは幾度とありますが、泊りとしたのは初めてでした。泊ならでは名の楽しみがあったので、いくつか紹介します。

暗闇の鶴岡八幡宮。人で一杯の日中とは全く別の顔を見せてくれます。人気のない神社は怖いですね。境内の奥には行けないようになっていたのは残念ですが、それでも静寂の境内、空気が更に研ぎ澄まされている感じです。

鎌倉の居酒屋。夜は、鎌倉在住の友人に勧められた企久太なる鎌倉駅近くの居酒屋へ。平均年齢高め、男性比率8割ですが、静かで、落ち着いて、暖かい独特の雰囲気が漂う硬派の居酒屋です。お酒はビールと日本酒、焼酎ぐらい。ハイボールとかがメニューに無いのもこだわりを感じます。一人なので多くは頼めませんから、飲んだことのない日本酒を合わせて二合頂きました。料理はどれも一捻りある一品で、どれも美味しい。お値段は(私には)少々お高いですが、これだけの満足度であれば、気持ちよく払えました。



そして、最後は恒例の朝の旅先ジョギング。今回は由比ガ浜に出て、相模湾沿いを江ノ島に向かって七里ヶ浜まで往復約10キロを走りました。丁度、日の出の時間帯で、場所的に水平線から上る日の出ではありませんでしたが、夜明け前から周囲の光が徐々に差し込み。浜辺の風景が変化していくのを見ながらのジョギングは格別です。

日中帯とは、全く別の表情となる夜・朝の鎌倉。日帰り圏内のかたも是非、一度、お試しください。

(おわり)

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