富士吉田市で開催された火祭りロードレースのハーフマラソンの部に出走した。
今回は中央本線大月駅で富士急行線に乗り換えての行程。子供の時に乗ったきりご無沙汰だったローカル線富士急行線は、田園風景一杯の車窓だけでなく幼稚園生が描いた富士山の絵の車内展示などもあり、喉かな旅行気分を味わえる。
≪単線の長閑な車窓から≫
≪車内は幼児の可愛い富士山で一杯≫
8月最後の日曜日で、爽やかな高原でのレースを期待したがあっさり裏切られた。肌寒い位の気温(スタート時は19度とのこと)に小雨と靄が体にまとわりつくような陰鬱な天気で日差しによる暑さこそ避けられたものの、気分が盛り上がらないことこの上ない。
≪スタート10分前≫
そんな低モチベーションのままスタート。事前に話は聞いていたものの、コースのハードさは予想をはるかに上回るものとなった。前半2キロは小さなアップダウンがあるだけだが、2キロ過ぎぐらいから7.5キロまでの5キロちょっとで標高差300メートルを駆け上る。途中、アスファルトの道から富士山の登山道もどきのコースもあり、ランナーたちは雨中を全員が修行僧になったように黙々と走った。私のような都会のひ弱なランナーには、とても5キロの坂道は登りきれず途中で殆ど競歩状態となってしまった。 情けなし・・・
≪この頃はまだ余裕のある坂道上り≫
≪登山道?を上る≫
7.5k地点で登り道を折り返し、今度は400メートル近くを一気に下る。そして、16キロぐらいから20キロぐらいまでがまた上り。覚悟を決めて走りぬいたが、最後の1キロで左右のふくらはぎがともに痙攣したのは参った。最後のトラック入場の寸前で全く動けなくなった。ふくらはぎに何か別の生命体が入っているかの如く私の意思とは無関係に伸縮して波を打つ。痛いと同時に自分の体の一部とはとても思えず気持ち悪い。2-3分擦っていたら何とか収まって来たので、残り400メートル余りはなんとか走ってゴールしたが、自分への情けなさだけが残る収穫の無いレースとなった。
≪折り返しのコーンも富士山≫
≪10キロ近くひたすら下る≫
≪あと100m≫
振り返ってみると、難コースが原因のところもあるが雨のため事前のストレッチ不足によるところも大きい。ただそれを差し引いても、このコースは脚力だけでなく相当の背筋力、腹筋が求められる。ちょっと今の私のような週末ランナーでは難しいかな。ペース配分もレース展開もない、凡レースとなってしまい、とっても無念。秋には、いくつか他のレースにも参戦予定なので、何とか立て直していきたい。
≪名物・吉田のうどんがランナーに無料で提供≫
タイム 2時間15分26秒・・・近年まれにみるワーストタイム
(その他、運営廻りのこと)
・富士山駅から会場まで無料のシャトルバスが走っているのだが、意外とシャトルバスが少ないようで富士山駅で20分以上待った。帰りは大会会場で10分程待つ程度で乗れたので、単なるタイミングの問題かもしれないが・・・
・復路は、中央高速バスを使ったが、私が乗った13:59以降は夕方まで全て予約満席状態だった。次回は予約を入れておこう。
・大会会場で の荷物あづかりは、貴重品用として小型ビニール袋分のみの預かり。コインロッカーが利用できるけど、50円玉か必要なのでご注意を。