素晴らしい秋晴れの下、水戸黄門漫遊マラソンに出走しました。前日に水戸入りしていたので、スタート時間の1時間前にホテルを出て、余裕をもってスタートラインに並びます。
<スタートに並ぶ前にストレッチなど>
4月の長野マラソン以来の大規模レースですが、多くのランナー達が集まる興奮や谷口博美さん、増田明美さんと言った伝説のランナーがスタート櫓に上るなど、独特の盛り上がりで、自然と気持ちが高揚します。
<総参加ランナー約8000名>
<写りが小さいですが、増田明美さん・谷口博美さん>
今回のレースは9月に痛めた脚が完治しておらず、参加するかどうか最後まで迷ったのですが、1週前になって、タイムは気にせず、完走を目標に走ることにしました。8月に購入したスマートウオッチでペースや心拍数が分かるので、前半はとにかくキロ5分30秒のペースを上げずに、体力を温存して後半戦に持ち込むというシンプルなレースプランで臨みます。
スタートから25キロ地点まで、5キロのラップは27分30秒±10秒でプラン通りの走りが出来ました。15キロぐらいまでは、自然とペースが上がる傾向があるので、心拍数を見ながら、意識的にペースダウンを心がけます。また、気温が18℃くらいまで上がってくるとのことだったので、給水所では必ずスポーツドリンクや水を取りました。ペース配分と給水が上手く作用したのか、前半戦はほぼ思い通りの走り。
<8キロぐらい。茨城県庁前の通り>
<ハーフ折り返し直後>
気になったのは、スマートウオッチのキロ毎のアラームと実際のレースの距離表示板が100mぐらいずれている(スマートウオッチの方が早い)。遠回りをして走っているのか?、GPSってそういうものなのか?原因はまた調べてみようと思いますが、走っていて手元の時計上は20k走っている報せがあるのに、20kの表示はずっと先に見えるというのは、精神的に良くありません。
25キロ過ぎると流石にペースが少しずづ落ち始めますが、大崩れすることなく持ちこたえました。そして、私にとってこの大会の難所は32キロからの最後の10キロ。千波湖の外周は坂は無いし、応援も大きく、紅葉もきれいなのですが、湖の反対岸で先行ランナーたちが見えるのがそこまでの遠い距離を実感させ辛い。そして、その後のアップダウンも普通なら大したことないのですが、35キロ以上を走った脚には相当きつい。過去2回の出走ではここらで脚が攣ったり、動かなくなるのですが、今回は前半でエネルギーの無駄使いを防いだせいか、辛いことは辛いのですが、脚が痙攣したり、止まることなく、最後まで走り抜けました。タイムは3時間57分台。
<秋真っただ中の千波湖畔>
<4時間のペーサーにゴール直前で追いつかれ焦った>
<ゴール!>
この大会、運営もしっかりしていますし、何より沿道の応援が背中を押してくれます。給水所のボランティアの方々、オフィス単位での職場応援、地域コミュニティでの応援、一般市民の方の応援、ほぼ途切れることなく声援を送ってくれます。感染防止対策か、今年は少年野球チームとかの子供たちをあまり見かけなかった気がしましたが、ラスト2キロでの長いトンネル内での中学生(?)の応援は、本当に元気を貰えます。
<単調なトンネル内のコースが若い応援のおかげでハッスルコースとなる>
天気の良さも後押ししてましたが、私としても新しい走り方(ペース配分)を試し、私なりに満足する結果が出て、新しい走りの世界が多少見えた気がした大会となりました。
2022年10月30日