先月のことになりますが、出張でシリコンバレー地域に行ってきました。前回の0泊3日のスケジュールは回避し1泊4日の予定で出発したのですが、天候不順により帰国便が半日ちょっと延び、結局2泊4日と普段よりは若干楽な予定となりました。
≪パロアルトのユニバーシティアベニュー。この1k先にスタンフォード大学があります≫
メインはパートナー企業とのガチンコ事業議論なのですが、今回はこれ以外に当地のベンチャー企業2社を訪問し、今後の事業連携についてのディスカッションを行うという内容の濃いものとなりました。
今回印象的だったのは2つ。一つは、初めて訪れたPlug and Play Tech Center(P&P)というスタートアップ企業のためのインキュベーション施設。eBayに買収されたPayPalを含め、多くのベンチャー企業がPlug and Play Tech Centerから成功しています。
商談目的の訪問のため写真を撮る余裕もなかったのが残念なのですが、このP&Pは、350近くのベンチャー企業・投資家らにオフィス・スペースを貸し出しています。200名近くは入るような大きなフロアーで、会社ごとにパーテーションで仕切られることもなく(自分の持ちスペースは天井から吊るされた会社名のボードでわかります。日系企業のボードもいくつかありました)、事業の成功を目指すインキュベーターたちが精力的に打ち合わせや、PCに向かっていました。
訪れた新興企業の社長さんによると、ここでのヒューマンネットワークの情報やサービス(会計や法務のサービスも提供してくれるとのこと)が、事業展開にも大きく役立っているとのこと。シリコンバレーのダイナミズムを肌で感じるところでした。
もう一つは、世界を席巻しているウーバー(Uber)。これまで当地の人がUberを呼んでくれたことはありましたが、移動の多い今回の出張では、初めて自分でアプリをダウンロードして利用してみました。
自分で使ってみると、そのユーザエクスピアレンスの良さに驚かされます。こりゃー、既存のタクシーが駆逐されるのは当たり前だわ。サービスクラス、車種、運転手が簡単にスマフォ上で選択でき、価格も出発地と目的地で自動的に事前に明示されます。車の乗り心地、運転手の質もタクシーよりずっといい。
更に驚いたのは、最終日、サンフランシスコのダウンタウンから空港へのUberの社内で運転手さんから教えてもらったUber話。非常に礼儀正しくも、気さくな運転手さんはエチオピア出身。Uber運転手で貯めたお金でエチオピアでビジネスを始める計画だそうです。
市内の渋滞がひどかったのですが、これは殆どがウーバーによる渋滞とのことでした。確かにウーバーの車には、窓ガラスなどにUberのマークの入ったシールが貼ってあって識別できるのですが、確かに左右前後見渡す限りUberの車ばかり。ダウンタウンの住人は駐車場代も高くつくし、市内は渋滞ばかりなので、自家用車は持たずなんでもウーバー利用が当たり前になっていること。ウーバー運転手はますます増えて、市内はウーバー車で一杯。運転手さんも゛Ubers is everywhere!"と叫んでました。3年前、初めてUberを利用したときは、そのビジネスモデルに感嘆したものですが、ここまでウーバーが当たり前の交通インフラになっているとは、米国のITビジネスのスピードに驚きを禁じえませんでした。
≪Uberのシール≫
この地に来るたびに、「日本は大丈夫なのか」と自問自答してしまいます。
≪サンフランシスコの中華街で食した朝のお粥≫
≪パロアルトのユニバーシティアベニュー。この1k先にスタンフォード大学があります≫
メインはパートナー企業とのガチンコ事業議論なのですが、今回はこれ以外に当地のベンチャー企業2社を訪問し、今後の事業連携についてのディスカッションを行うという内容の濃いものとなりました。
今回印象的だったのは2つ。一つは、初めて訪れたPlug and Play Tech Center(P&P)というスタートアップ企業のためのインキュベーション施設。eBayに買収されたPayPalを含め、多くのベンチャー企業がPlug and Play Tech Centerから成功しています。
商談目的の訪問のため写真を撮る余裕もなかったのが残念なのですが、このP&Pは、350近くのベンチャー企業・投資家らにオフィス・スペースを貸し出しています。200名近くは入るような大きなフロアーで、会社ごとにパーテーションで仕切られることもなく(自分の持ちスペースは天井から吊るされた会社名のボードでわかります。日系企業のボードもいくつかありました)、事業の成功を目指すインキュベーターたちが精力的に打ち合わせや、PCに向かっていました。
訪れた新興企業の社長さんによると、ここでのヒューマンネットワークの情報やサービス(会計や法務のサービスも提供してくれるとのこと)が、事業展開にも大きく役立っているとのこと。シリコンバレーのダイナミズムを肌で感じるところでした。
もう一つは、世界を席巻しているウーバー(Uber)。これまで当地の人がUberを呼んでくれたことはありましたが、移動の多い今回の出張では、初めて自分でアプリをダウンロードして利用してみました。
自分で使ってみると、そのユーザエクスピアレンスの良さに驚かされます。こりゃー、既存のタクシーが駆逐されるのは当たり前だわ。サービスクラス、車種、運転手が簡単にスマフォ上で選択でき、価格も出発地と目的地で自動的に事前に明示されます。車の乗り心地、運転手の質もタクシーよりずっといい。
更に驚いたのは、最終日、サンフランシスコのダウンタウンから空港へのUberの社内で運転手さんから教えてもらったUber話。非常に礼儀正しくも、気さくな運転手さんはエチオピア出身。Uber運転手で貯めたお金でエチオピアでビジネスを始める計画だそうです。
市内の渋滞がひどかったのですが、これは殆どがウーバーによる渋滞とのことでした。確かにウーバーの車には、窓ガラスなどにUberのマークの入ったシールが貼ってあって識別できるのですが、確かに左右前後見渡す限りUberの車ばかり。ダウンタウンの住人は駐車場代も高くつくし、市内は渋滞ばかりなので、自家用車は持たずなんでもウーバー利用が当たり前になっていること。ウーバー運転手はますます増えて、市内はウーバー車で一杯。運転手さんも゛Ubers is everywhere!"と叫んでました。3年前、初めてUberを利用したときは、そのビジネスモデルに感嘆したものですが、ここまでウーバーが当たり前の交通インフラになっているとは、米国のITビジネスのスピードに驚きを禁じえませんでした。
≪Uberのシール≫
この地に来るたびに、「日本は大丈夫なのか」と自問自答してしまいます。
≪サンフランシスコの中華街で食した朝のお粥≫