その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ロンドン 豚インフルエンザ

2009-04-30 06:07:28 | ロンドン日記 (日常)
 ロンドンでも豚インフルエンザが盛り上がっています。大衆紙には「ロンドンの地下鉄は、暖かい密閉空間だから、菌が繁殖するには最も適したところで、地下鉄乗客者の半分は感染する(可能性がある/かもしれない/恐れがある)・・・」などと半分イギリス一流のジョークなのか、真面目に心配しているのか、外国人の私には分からないような記事が乱発しています。

 会社でも、WHOのフェーズが3から4に引き上げられたこともあり、今日は本格的な対策会議を行いました。顧客サービスはどうやって確保するか、顧客からの問い合わせ、仕入れ元からの問い合わせにどう対応するか、従業員の安全確保のために何をするか・・・などなどです。

 常に余裕(ユーモア)を失わないことが紳士淑女のイギリス人の大切な価値観というようなことをどこかで読みましたが、真面目な議論の割には、やたら茶化す発言が目立ったのはそのせいなのでしょうか。「まあ、この不況の中で、我々の職と給与の確保のためには、半分くらいは死んだ方がいいかもしれない」などと言って笑いを取ってます。真面目な日本人である私から見ると、こんなところで、そんな不謹慎な・・・と思うところ大ですが、やたらと他のイギリス人打ち合わせ参加者に受けている所を見ると、これもイギリス人の特質の表れなのだろうと、無理に思うようにしました。


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ロンドン プレミア・カスタマー・イベント

2009-04-29 06:47:11 | ロンドン日記 (日常)
 今日はプレミア・カスタマー・イベントと名付けた、弊社の中でも特に重要なお客様をお招きするイベントが開催されました。

 ロンドン近郊の小じゃれたリゾート施設を使って、セミナーやレクレーションを行い、弊社と顧客の間、および顧客同士のコミュニケーションを深めてもらうのが狙いです。会議はこんな立派な会議室で行います(写真はHPより引用)


 セミナー、レク、夕食と一日を通じていろいろなお客様とお話ししましたが、日本の接待と異なるのは、顧客と我々の関係はイコール・パートナーで、お互い自由にものを云い合う雰囲気があることです。

 一日英語漬けで疲れましたが、いろいろ勉強になる一日でした。
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ロンドン大学 ビジネス英語クラス

2009-04-28 08:07:54 | ロンドン日記 (日常)
 英語力の強化のため、いまさらですが英語学校に通うことにしました。ロンドン大学のビジネス英語クラスです。

 ロンドン大学というのはロンドンのど真ん中、大英博物館の裏にあるのですが、周囲は非常に静かで落ち着いたところで、アカデミックな香りが漂います。写真は校舎です。


 どんな人が来るのか楽しみにしていったのですが、いろいろ予想外でした。クラスは12名、うち女性がなんと10名。ほとんどが女性です。国籍はバラバラで、コロンビア、ブラジル、スペイン、イタリア、ポーランド、日本、イラン、トルコとかなり多彩です。年齢的には自分がどう見ても最高齢。若い人は学部を終えて就職活動中の人から弁護士4年目の人とか、いろいろです。ある程度のビジネス経験を積んだビジネスパーソンが見当たらなかったのは、少し残念ですが、ちょっと若返った気分。

 初回ですので自己紹介やコース紹介、異文化理解、英字新聞記事の読み方などをやりました。内容的には少し軽いかなと思いましたが、家でぼーっとしているよりはいいか。

 それにしても学校というのは良いですね。自己向上意欲が自然に湧いてきます。
図書館前にて。

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ロンドンマラソン 観戦

2009-04-27 00:39:59 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 ロンドンマラソンの観戦に行って来ました。昨年11月に申し込もうと思ったら既に締め切られており、来年の下見もかねています。どこで見ようか迷った挙句、20キロと35キロが近くで2度楽しめるタワーブリッジ近辺に決めました。

 女子の招待選手の中には日本の森本選手も出ると聞いたので、予想通過時刻の1時間半前の8時半過ぎから陣とりました。まだ人も少なく、早すぎた感じ。


 しかし、9時半を過ぎると続々と人が集まり始まります。9時40分ぐらいには、車椅子の部に参加している選手たちが凄い勢いで通過していきます。そして、いよいよ女子の招待選手の姿が見えてきました。先頭集団です。ドイツのイリナ・ミキテンコ、英国のマラ・ヤマウチ、中国のChunxiu選手の3名です。


少し遅れて、第2集団。中央のサングラスの選手が世界記録保持者キャサリン・ネデレバ(ケニア)です。写真には陰になって写っていませんが、この集団の最後方に森本選手がつけていました。ちょっとしんどそうな感じでした。


しばらく、時間をおいて男子先頭集団(女子の45分後スタートです)。先頭の3名の黒人ランナーはペースメーカーの人たち。北京オリンピック金メダリストのワンジルがいます(左端長身のペースメーカーの後ろの頭半分だけ写っている選手)。


第2集団に佐藤選手を見つけました(集団最後方)。「佐藤、がんばれ!」と声をかけましたが、届いただろうか?


しばらくすると、続々一般ランナーが続きます。


こんな感じで道路脇一杯に観衆が声をかけます。


少し移動して、35K近辺に戻ってくる日本の招待選手を待ち受けました。ややトップからは離れて、森本選手。


加納(?)選手が続きます。


有名選手の走りは堪能したので、あとは一般選手の応援です。思い思いのウエアを着た選手が次々に現れてきます。周囲もすごい声援。この大会の主役は招待選手ではなく、一般市民であることを実感。


面白いコスチュームの人を撮ろうと思っても、応援の最前列にはたどり着けず、なかなかスグにカメラがシャッターを切ってくれないので、外したものばかりですが・・・。まずは、スーパーマン。


修道女の恰好をしたおじさんです。


なんだか良く分からないけど、目立ちました。


巨大着ぐるみを身に装ったランナー。なにかと思いました。胸のあたりの空いた所から顔を出しています。重そう。


パブでビールを飲みながら声援を送る人たち。あそこに行きたいのだけど、とてもたどり着けません。


やはりマラソンは見るものではなくて、参加するもの。来年はぜひ!と誓って帰路に着きました。



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プレミアリーグ フルハムVSストーク・シティ

2009-04-26 04:08:34 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 念願のプレミアリーグの試合観戦に出かけました。ロンドンのチームでも強豪かつ超有名なアーセナルやチェルシーのチケットはなかなか取れないのですが、その次のランクのフルハムのチケットをやっとの思いで購入することができたのです。本拠地はロンドン西部郊外にあるクレイヴン・コテージ(駅はDisrictラインのPuttony Bridge)です。

 ゲームは地下鉄の中で既に始まっていました。ゲームを見に行く人で満員の地下鉄の中で、既にかなり酔っ払っているサポーターたちが応援歌(のはずです)を大声で歌っていました。スタジアムは駅から歩いて10分ぐらいなのですが、途中のパブでも既に応援歌の合唱が行われています。ちょっと酔っ払った阪神ファンを見るようで、怖い感じです。


 スタジアムは、住宅地の中に突然現れます。古くて小さいスタジアムが、かえってアットホームな雰囲気を盛り上げます。スポーツのゲーム前の雰囲気はどこも同じですね。「今日はどんな勝ち方をしてくれるだろうか」といった期待感が顔中に表れている人たちで一杯の楽しい雰囲気です。


 自分席はゴール裏とバックスタンドの丁度狭間で前から4列目。手が届くようなところに練習中の選手がいます。


 いよいよ、選手入場。


 試合が始まりました。「これがプレミアリーグか!」とショックともいえる驚きでした。試合のスピード感、個々の選手の身体能力、サポーターの応援、いずれも日本で相当数FC東京の試合を見てきた私には、見なれたサッカーとはまるで違うスポーツが展開されているのを目の当たりにして、久しぶりに興奮しました。90分は本当にあっという間でした。試合は1-0で完勝。この数時間であっという間にフルハムサポーターになった自分がいました。

【日本(FC東京 味の素スタジアム)との主な違い】
・とにかくスピード感が全く違います。目が離せないとはまさにこのことと実感。技術的にもパスの正確性・速さ、ドリブルの巧みさ、プレイヤーの俊敏性、これじゃあワールドカップで日本が勝てないのは当たり前だと納得。

・選手がでかい。まあこればかりはしょうがないけど、ピッチが本当に狭く感じられます。

・サポーターの応援は鳴り物なし。だれが音頭を取っているという感じでもなく、自然発生的に適宜、一斉応援コールがでてきます。この雰囲気が良いですね。ボールを蹴る音がしっかり聞こえます。

・サポーターは意外にチームグッズを持っている人は少なかったです。ユニホームを着たり、マフラーを巻いている人も、たまに見かける程度でした。

・サポーターの成人男性の割合の多さ(きっと9割以上)にびっくり。味スタにはかなり若い女性もいますが、こちらは居ることはいますが、非常に少ないです。フィットボール観戦は男性用娯楽なのだろうか?

・チケットは正直高いです。今日のチケットは34ポンド。いつも10ポンド台のオーケストラに通っている自分としては、ちょっと勇気がいる。サッカーは労働者階級のスポーツというのはもう過去の話のようです。

【いくつかの写真】
コーナーキック。本当、目の前でしょ。


相手サポーター(この写真の奥)は結構ユニホーム着用が多かったです。


バックスタンド。もちろん満員です。屋根があるので、応援の声が反射して、甲子園の銀傘の下にいるような響きです。


私的に一番目についたフルハムのフォワードのディマンシー・カラマ(セネガル)。


帰り際に5月のチケットがまだ売っていいたので、思わず買ってしまいました。

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フランス国立管弦楽団 ロンドン公演

2009-04-25 15:43:23 | コンサート (in 欧州)
 金曜日の夜ということで、フランス国立管弦楽団のロンドン公演を聴きに行きました。場所は前から気になっていたCADOGAN HALLというホールです。District LineのSloanSquareから徒歩1分。昔、教会だった建物をコンサートホールに転用したとか。外観もおしゃれです。


 中はこじんまりとした感じですが、アットホームな雰囲気があり、気に入りました。でも、こんな小さなホールでオーケストラのコンサートというのは初めてです。


 フランス国立管弦楽団というのは、私はあまり馴染みがなかったのですが、以前にはデュトアとかマズアが音楽監督を務めていた楽団です。プログラムが1曲を除いて、ラベル、ドビッシー、ストラヴィンスキーとフランスに縁のある作曲家の曲が並んでいるのが楽しみでした。

 ちょっと意外だったのは、大きなホールでないにもかかわらず、お客さんの入りはいま一つでした。1階席でも空席がちらほらあり、2階席に至っては半分も埋まっていないようでした。

 ただ、演奏会は素晴らしいものでした。特筆したいのは、まず「ロココの主題による変奏曲」のチェロを弾いたタチアナ・ヴァシリエヴァです。非常に綺麗な人な上に、舞台映えする衣装にまず目を奪われます。演奏もとても力強い弾きっぷりで、引き込まれるように曲を楽しむことができました。


 オーケストラは全プログラムを通じて、管楽器と弦楽器のバランスのとれた乱れのないアンサンブルを披露してくれました。特に、管楽器の響きが美しかった印象が強いです。特に、「火の鳥(1919年版)」は、激しい場面と優しい場面を見事なコントラストで演奏してくれました。


 嬉しかったのはアンコールを3曲。それも私の大好きなビゼーのカルメンから選曲してくれたことです。最高です。指揮のYoel Leviさん、ありがとう。

(★★★★☆)
 
Friday 24 April, 2009
7.30pm
Orchestre National d'Ile de France

Yoel Levi conductor
Tatjana Vassiljeva cello

Programme:
Ravel: Mother Goose Suite
Tchaikovsky: Variations on a Rococo Theme
Debussy: La Mer
Stravinsky: Firebird Suite (1919)

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ロンドン パブ Audley

2009-04-25 07:12:54 | レストラン・パブ (in 欧州)
 先日、東京からのお客様をパブAudleにご案内しました。私も初めてのところですが、同僚のお勧めです。場所はハイドパークの角のマーブルアーチから歩いて5分ちょっとのところです。(写真はHPから転載)

 店内はビクトリア調の非常に歴史を感じる内装です。いつも自分が行くパブと違うのはスーツ姿のビジネスマンが多い点です。今日は食事を取るので、2階のテーブル席にご案内されました。

 フィッシュ&チップス、ソーセージ、チキンのバーベキュー等、定番のメニューでお腹一杯です。ロンドンならではの雰囲気と食事とビールを楽しんで頂けたようです。

パブの看板です。


1階の店内。

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ロンドン 日本食レストラン なんぶ亭

2009-04-24 06:41:33 | レストラン・パブ (in 欧州)
 先日、ロンドンのビジネススクールに留学中の友人と落ち合った日本食レストランです。地下鉄ベーカーストリート駅側のアーケードを入って行ったところの1階にあります。

 久しぶりの日本料理だったので、いろいろ頼みました。烏賊のわさび漬け、刺身の盛り合わせ、キノコのサラダ、みそ茄子、しろムツの西京焼き、シューマイ・・・。どれも家庭の味で、とても美味しいです。

 お店の雰囲気も落ち着いていて、なんかほっとする空間です。

 久しぶりの再会ということもあり、ビジネススクールのハードさ、仕事の愚痴等々、焼酎をはさんでの会話も止まりません。結局、4時間近く、長居をさせてもらいました。おかみさんも感じの良い方で、日常的に通いたくなるお店です。ちなみに、値段もお手頃です。
(★★★★☆)
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アムステルダム 写真

2009-04-23 07:34:31 | ロンドン日記 (日常)
 昨日から出張で来ているアムステルダムで撮った写真です。

 昨夜のお寿司です。美味しいそうでしょう。美味しかったです。


 今朝撮ったアムステルダム中央駅前です。ロンドンと違って自転車が沢山です。


 アムステルダム中央駅です。東京駅に似てますね。手前は路面電車。


 空港に行くまでの町中の景色。若葉が綺麗でした。


 飛行機から撮った写真です。オランダって本当に平べったいですよね。


 お花畑が上から見るととってもきれいです。

 
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アムステルダム 日本料理レストラン 海幸

2009-04-22 15:28:30 | レストラン・パブ (in 欧州)
 出張で昨日よりアムステルダムに来てます。昨夜は日本人スタッフに現地の日本料理店「海幸」へ連れて行っていただきました。

 久しぶりに本物の握り寿司を頂きました。イカそうめんから始まり、鯛の頭煮、カルフォルニアロール、そして握りずしです。握りの中にはキャビアの握りも。ホントお腹いっぱい。昨日の打ち合わせは、はるばるドバイから来ている人もおり、感動してました。写真は今日、帰国しだいアップします。

 4月22日 アムステルダム国際空港にて
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ロンドン 10Kマラソン大会出場

2009-04-21 05:51:41 | ロードレース参戦 (in 欧州、日本)
 こちらに来て初めてロードレースにチャレンジしてみました。ロンドンの東地区を走るコースで、3年後のロンドンオリンピックのメインスタジアムをはじめ多くの大会会場が設置されるところです。本大会はそのための町おこしの一貫として、今年から開催される大会のようです

 スタート、ゴール地点は地下鉄Jubileeラインの終点のStadoford駅です。


 スタート地点に集まるランナーたち。9:00スタートなので、まだ肌寒いです。


 大会委員長の元陸上金メダリストTessa Sandersonさん


 エントリーしたランナーは1400名とのことです。スタート地点には、アバ、スタイルカウンシルなどの音楽がガンガンにかかり、楽しい雰囲気です。


 コース途中に、建設中のオリンピックメインスタジアムの横を通ります。


 途中、一番気持ちの良かったウエスト・ハム公園内


 ゴール地点です。


 記録は手持ちの時計で50分10秒。写真を撮らなければ、目標時間を切れたのに・・・

 まあ、でも予想より早く走れたので、満足です。参加賞は日本のレースと似てますね。


2009年4月19日(日)
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フィルハーモニア管 ブラームス交響曲第4番

2009-04-20 06:31:22 | コンサート (in 欧州)
ベートーベンのピアノ協奏曲5番「皇帝」。ピアノは優しいタッチの滑らかな皇帝だった。

ブラームスの交響曲第4番は、これぞ交響曲の一つの完成された曲。オーケストラ以上に曲自体が持つ迫力がすごい。オーケストラも熱演。Philippe Jordanの振り方は人形のようでユニーク。曲の解釈自体はオーソドックスのように見受けられた。

しかし、いつも安い席で聞いているせいか、それともフィルハーモニア管の特徴なのか、全体的な印象として、どうもアンサンブルに切れがそれほど感じられない点は拭えない。時として、これならN響の方が綺麗なアンサンブルと思うときもある。そんなことが気になると、いろいろ聴きなれるというのも、良いのか、悪いのかわかなくなることがある。


Royal Festival Hall

Philharmonia Orchestra
Sunday 19 April 2009, 7.30pm

Ludwig Van Beethoven Overture Prometheus
Ludwig Van Beethoven Piano Concerto No.5 (Emperor)
Johannes Brahms Symphony No.4

Philippe Jordan conductor
Lars Vogt piano
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ロンドン 素晴らしいハムステッド・ヒース

2009-04-20 00:15:45 | ロンドン日記 (日常)
 午前中掃除洗濯等の家事をこなし、ちょっと仕事の残務を済ました14:00過ぎに、あまりにも天気が良いので、ハムステッド・ヒースへWalkingへ出かけました。ハムステッド・ヒースは、いままで早朝ジョギングでは何回か行っていますが、ヒース内をじっくりと歩くのは初めてです。

 バスでハムステッド駅まで乗り、そこから歩きます。この近辺も朝は閑散としているのですが、昼間はおしゃれなお店やCafeに人が集まり、なかなかの活気です。


5分ほど歩くと、公園の入り口に着きます。季節がらもあるでしょうが、朝のイメージとはずいぶん違います。


雑木林の中を入って行きます。これだけだと、高尾山に入って行く感じですね。


雑木林を抜けると、緑地帯が広がってきます。イギリス人は散歩が好きと聞きましたが、本当にいろんな人が歩いていました。夫婦、若いカップル、子供と犬連れのファミリーなどなど。私のように一人でガツガツ歩いている人もいます。




さらに進むとKenwood Houseというヴィクトリア調のレストラン兼ギャラリー兼休憩所があります。


Kenwood Houseから緑地を見下ろすと、先に池があります。イギリスの映画に出てきそうな景色です。


さらに、雑木林に入っては抜け進んで行くと、Parliament Hillという丘があり、そこからロンドンのシティが一望できます。素晴らしい展望です。


公園を抜けて、最後は公園近くのパブでビールを一杯飲んで〆。こんな午後が過ごせるなら、どこにも遠出なんかしなくても良いと、実感した3時間でした。




(付録)公園内外で見つけた花です。
これではなんだか分かりませんね。






2009年4月18日 
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ロイヤルオペラ ヴェルディ Il trovatore

2009-04-19 01:52:19 | オペラ、バレエ (in 欧州)
 久しぶりにロイヤルオペラに行きました。ヴェルディの「Il trovatore」です。今週はかなり忙しかったので、予習ゼロ、あらすじさえもチェックできないまま、本番チャレンジです。

 筋書きはかなりハチャメチャな話なのですが、オペラそのものはヴェルディらしい美しいメロディと歌手たちの熱演、そして頻繁に変わる舞台がかみあって十分に楽しむことができました。

 歌手の中ではレオーナ役のSondra Radvanovskyの存在感が光りました。ものすごい声量とちょっとかすれたような感じの特徴のある歌声で、私は大好きです。まだ比較的若い人のようですが、堂々たる貫録で、私的には今日のMVPです。

 男性陣はManrico役 Roberto AlagnaとCount di Luna役のDmitri Hvorostovskyが両横綱です。Roberto Alagnaはパンフレットを見ると相当有名なテナーのようです。声量的にはこれはすごいという感じではありませんでしたが、甘く、深みのある声を聴かせてくれました。

 残念なのは自分自身の体調でした。今週は火曜日からの4日間でしたが、重要な仕事が多くかなり疲れ気味。せっかくの良い席だったのですが、時たまうとうとしてしまうし、どうも集中力がなく、心身ともにオペラにフル投入できません。やはりオペラは十分準備の上、週末に体調を整えて行くべきですね。ちょっと、もったいなかったなあ~。

レオーナ役のSondra Radvanovskyです。


Manrico役のRoberto Alagna


指揮はCarlo Rizzi





Il trovatore
Friday, April 17 7:30 PM

Credits
Composer Giuseppe Verdi
Director Elijah Moshinsky
Set Designs Dante Ferretti
Costume Designs Anne Tilby
Lighting Mike Gunning
Fight Arranger William Hobbs

Performers
Conductor Carlo Rizzi
Count di Luna Dmitri Hvorostovsky
Leonora Sondra Radvanovsky
Azucena Malgorzata Walewska
Manrico Roberto Alagna
Ferrando Mikhail Petrenko
Ines Monika-Evelin Lii
Ruiz Haoyin Xue
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ロンドン 幹部来訪

2009-04-18 07:49:12 | ロンドン日記 (日常)
 日本の本社から幹部が来訪されました。メインの目的はイギリス内の重要顧客へのご挨拶を含めた営業活動ですが、今日は2時間をとってこちらのローカル社員幹部との意見交換会を行いました。

 私はこの方とお会いするのは初めてなのですが、そのスタイルに驚かされました。意見交換会と言うと、こちらから活動状況を一通り説明して、質疑応答を行うのがよくあるパターンです。ですが、この方はいきないり自分が持って来たPCで自分の国際戦略の問題意識のプレゼンテーションを行い、質問をどんどん参加者に投げかけて議論を誘発する「意見交換会」を展開されました。それも流暢とは言わないまでも、正々堂々とした英語でです。

 そのエネルギッシュな話しぶり、臨機応変に論点を整理し議論を方向づける力にただただ感嘆しました。会の後、ローカル幹部も目を丸くして、「○○さんはどういう人か?こんなの初めてだ」と感動した様子でした。

 いろんな意味で非常に刺激になった2時間でした。私とは恐らく15ぐらい先輩だと思いますが、この方のように、いつまでも廻りに刺激を与えることのできる人間でありたいものです。
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