今年初めてのProm出撃。
しかし、この日のチケットを持っていると気付いたのは実は前日。プログラムを見ても、何故この日のチケットを買ったのか、よく思い出せない。曲も最後のシューマンの交響曲第3番を除いては、知らない曲ばかりだし、何か間違えちゃったのかなあ。まあ、いっか。
それにしても、この日のPromはとっても空いていたのでびっくり。正直、半分も埋まってない。これでは、お祭り気分が盛り上がらないし、何か演奏者も可哀想だ。昨年は4つほど足を運んだけど、こんなに空いているのは初めて。きっと、現代曲中心のプログラムが敬遠されたのだろう。
(少し寂しいロイヤル・アルバート・ホール)
しかし、コンサートが始まってみると、どの楽曲も面白く、演奏も良く、会場の雰囲気はとても暖かいものだった。プログラムは2回の休憩を挟み、全部で6曲もやってくれる。殆どが英国作曲家による現代曲で、聞き慣れない音楽。思ったのは、現代曲って共通して、音の無いところに意味を求めるみたいなところがあるなあということ。音の組み合わせを脱却して、音の無いところに音楽を感じさせるようなところがある。とても独特の空間が形成され、面白かった。
(Colin Matthewsのヴィオリン協奏曲を演奏したColin Matthews)
逆に、最後のシューマンはこれぞロマン派とも言える美しいメロディの連続。ただ、演奏自体は、特に特色の無い無難な演奏に聞こえた。ホルンの響きが美しいが、ホールがでかいせいか、音が拡散してホンワリして聞こえる気がする。
(演奏者は白のジャケットを着て、夏らしい雰囲気)
指揮者のKunussenはとっても存在感抜群。背も幅も大きい。ジャケットを着てる姿は、服というより蒲団を体に巻いているような感じである。指揮ぶりも堂々たる物だったが、見ているだけで絵になる人である。
(でかいです)
聴衆は少なかったが、聴衆は皆、今日のプログラムを積極的に楽しもうという姿勢にあふれた人だった。拍手がとても暖かく、反応もプロアクティブなものだった。きっと、こうした現代曲を聞きたくて、足を運んできた人たちに違いない。
期せずして購入したチケットだったが、とってもいい気分で会場を後にできた。
Prom 15: BBC Symphony Orchestra
Date Wednesday 28 July 2010
Time 7.30pm–c10.05pm
Venue Royal Albert Hall
Stockhausen Jubilee (16 mins)
interval
Sir Harrison Birtwistle Sonance Severance 2000 (3 mins)
Colin Matthews Violin Concerto (20 mins)
(London premiere)
Luke Bedford Outblaze the Sky (6 mins)
interval
Zimmermann Rheinische Kirmestänze (6 mins)
Schumann Symphony No. 3 in E flat major, 'Rhenish' (33 mins)
Leila Josefowicz violin
BBC Symphony Orchestra
Oliver Knussen conductor
しかし、この日のチケットを持っていると気付いたのは実は前日。プログラムを見ても、何故この日のチケットを買ったのか、よく思い出せない。曲も最後のシューマンの交響曲第3番を除いては、知らない曲ばかりだし、何か間違えちゃったのかなあ。まあ、いっか。
それにしても、この日のPromはとっても空いていたのでびっくり。正直、半分も埋まってない。これでは、お祭り気分が盛り上がらないし、何か演奏者も可哀想だ。昨年は4つほど足を運んだけど、こんなに空いているのは初めて。きっと、現代曲中心のプログラムが敬遠されたのだろう。
(少し寂しいロイヤル・アルバート・ホール)
しかし、コンサートが始まってみると、どの楽曲も面白く、演奏も良く、会場の雰囲気はとても暖かいものだった。プログラムは2回の休憩を挟み、全部で6曲もやってくれる。殆どが英国作曲家による現代曲で、聞き慣れない音楽。思ったのは、現代曲って共通して、音の無いところに意味を求めるみたいなところがあるなあということ。音の組み合わせを脱却して、音の無いところに音楽を感じさせるようなところがある。とても独特の空間が形成され、面白かった。
(Colin Matthewsのヴィオリン協奏曲を演奏したColin Matthews)
逆に、最後のシューマンはこれぞロマン派とも言える美しいメロディの連続。ただ、演奏自体は、特に特色の無い無難な演奏に聞こえた。ホルンの響きが美しいが、ホールがでかいせいか、音が拡散してホンワリして聞こえる気がする。
(演奏者は白のジャケットを着て、夏らしい雰囲気)
指揮者のKunussenはとっても存在感抜群。背も幅も大きい。ジャケットを着てる姿は、服というより蒲団を体に巻いているような感じである。指揮ぶりも堂々たる物だったが、見ているだけで絵になる人である。
(でかいです)
聴衆は少なかったが、聴衆は皆、今日のプログラムを積極的に楽しもうという姿勢にあふれた人だった。拍手がとても暖かく、反応もプロアクティブなものだった。きっと、こうした現代曲を聞きたくて、足を運んできた人たちに違いない。
期せずして購入したチケットだったが、とってもいい気分で会場を後にできた。
Prom 15: BBC Symphony Orchestra
Date Wednesday 28 July 2010
Time 7.30pm–c10.05pm
Venue Royal Albert Hall
Stockhausen Jubilee (16 mins)
interval
Sir Harrison Birtwistle Sonance Severance 2000 (3 mins)
Colin Matthews Violin Concerto (20 mins)
(London premiere)
Luke Bedford Outblaze the Sky (6 mins)
interval
Zimmermann Rheinische Kirmestänze (6 mins)
Schumann Symphony No. 3 in E flat major, 'Rhenish' (33 mins)
Leila Josefowicz violin
BBC Symphony Orchestra
Oliver Knussen conductor