Amazon Primeにて視聴。私には、是枝監督の作品は「万引き家族」に続いて2作目。
鎌倉に住む三姉妹(幸田幸・佳乃・千佳)が、父の死を契機に腹違いの妹(浅野すず)を向かい入れ、新しく始まった四姉妹の生活を通じて、家族のあり方や地域との交流が描かれる。
物語の中で、登場人物の転機となりうる出来事は起こるものの、どこかにもありそうな日常だ。特に、劇的なフィナーレがあるわけでもない。それでも、視聴後は暖かい気持ちがしっとりと残る良質な日本映画だと思う。
四姉妹を演じる綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの夫々の個性が画面から滲み出ていて存在感が抜群だ。映画の作りも良いが、この作品の輝きはこの四名あってこそだと思う。脇役陣も、樹木希林、大竹しのぶ、風吹ジュン、リリー・フランキー、堤真一等の実力派が固め、安定感に溢れている。
人により好みは分かれるかもしれないが、お勧め映画。
監督:是枝裕和
原作:吉田秋生
脚本:是枝裕和
香田幸:綾瀬はるか
香田佳乃:長澤まさみ
香田千佳:夏帆
浅野すず:広瀬すず