フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

ヤブガラシの花弁と雄しべは午前中で散り落ちてしまいます

2010年06月28日 11時23分47秒 | 花の和名
いよいよヤブガラシ(ブドウ科)の季節がやってきた。
藪枯らしは藪を枯らすほどに繁茂するのが名の由来で、別名ビンボウカズラ(貧乏蔓)ともいわれる。


花径は約5mmと小さいが緑色の花弁と黄赤色の花盤が鮮やか

大きく平らに広がった花序にはマメコガネ(コガネムシ科の日本在来の甲虫)やアリが来ていた。花弁や4本の雄しべがついている間は雄性期とも言われるが、蜜だけでなく花粉も食べに来ているのだろう。


体長約1㎝のマメコガネも繁殖力は旺盛、斜め上と下は交尾中

萼は退化しているので午前中に花弁と雄しべが散り落ちると1本の雌しべと花盤だけが残る。花盤は蜜を分泌し多くの虫を呼び色は黄赤色からピンク色に変化する。


葉は下の2側小葉から2小葉がでる鳥足状複葉

ヌマトラノオもどきの開花推移
ノジトラノオもどきの開花推移
ノジトラノオらしきの開花推移
上記ぺーじをUPしました。ご覧頂ければ幸いです