2010年ころからさいたま市西区馬宮地区でゲンゲを緑肥に使う伝統的なコメ作りの復活を目指しているのを初めて知った。
この地区は早くから圃場整備がなされ、減農薬栽培を行っているのは分かっていたが今年初めて広大なゲンゲ田んぼを見て感激した。
水が入って生き返った土屋(馬宮)地区の田んぼ地帯
ゲンゲは根に根粒バクテリアが共生し、空中の窒素を固定して蓄えるので緑肥として田地に植えられたというが、化学肥料の普及でほとんど見られなくなった。それの復活はミツバチにも好環境だ。
主体は錦ヶ原蓮華米研究会といい現在のメンバーは10人、いずれもお米作りのプロを自負しているという。レンゲ米は色々手間がかかるが食味は通常米よりいいというから単に自然との共生ではなく、大いに期待したい。
花の形から一般にはレンゲと言われるが、ゲンゲが正式和名だ。
一つの花は7個くらいの蝶形花が輪状につく