さいたま築堤で盛土された堤防にアメリカオニアザミが繁茂している。台風18号の影響で大雨がもたらした鬼怒川の堤防決壊は本当に不幸な出来事だ。常総市の4分の一が冠水したようだが洪水は本当に怖い。何故決壊したのか?補強の予定はあったが用地買収がナカナカ進まなかったという。
でも、さいたま築堤とは一緒にはできない。ここは下流の洪水を防ぐために堤防を5メートル高くする工事を行っている。200年に一度の洪水を防ぐための工事というが、災害時に広い河川敷の貯水量を増やすための工事だ。そのために他所から運んできた土を盛土している。結果、堤防の四季を彩っていた在来種はすっかり淘汰され、外来種天国になっている。要注意外来生物の多さは想像以上だ。
アメリカオニアザミは次々と花を咲き継ぎ繁殖を続けている
関東に今一番多いタイアザミはさいたま市の荒川堤防ではほとんど見られない
河川敷の水田や休耕田に咲くコナギの花