鴨川のさくら草橋から上流に向けてナヨクサフジが群生しし、きれいな花を一面に咲かせてている。
ナヨクサフジはヨーロッパ原産の一年草で、クサフジより早く花を咲かせる。花の爪部(筒の部分)が舷部(先の開いた部分)の倍くらいの長さがあるのと、花柄が花筒の後ろではなく下にT字状に付くのが特徴。
ピンクの爪部が先の開いた部分より明らかに長い
アカバナ科マツヨイグサ属のヒルザキツミソウも堤防のノリ面に大きな花を密生して咲かせている。マツヨイグサ属の花は夜咲くものが多いがこの花は昼に開くのが名の由来。北米原産の帰化植物でこれも繁殖力旺盛だ。
花径約5㎝、雄しべは8本、雌しべは先端が十字状に開く
外来種ではないが今荒地で繁茂し、小さな白い花を咲かせているのはセリ科の越年草のヤブジラミだ。
5弁の花の下には先端がかぎ状の、刺し毛が密生した、名の由来の果実が付いている