フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

マメハンミョウは有毒なので触らぬ神です

2016年08月15日 14時02分37秒 | 荒川河川敷

もう10年近く休耕田になっている耕作放棄地だが、水田の真ん中にあるので除草は定期的にしているようだ。でも、最初の頃は色々な在来種が生育していい観察対象だったが、最近は種類も少なくなりガマなどが増えてあまり面白くなくなった。横目で見ながら自転車を走らせていたら結構大きな赤い花らしきが見えた。普通の蝶形花の2倍はある花だった。

ハマナタマメかとも思ったが、それなら花が上下逆さに付くので違うようだし。シカクマメは色が違う。結局は未だ正体不明だ。久し振りに中に入ってみると赤い頭に縦じま模様の2㎝弱の虫がたくさんいた。以前にも出会っているが、ホタルに似ているくらいの意識しかなく名前を調べた事も無かった。派手な虫だけに甲虫の一種だろうと気軽に考えたがこの正体を見つけるのも苦労した。

どうやらマメハンミョウと分かったが、これが結構の毒虫らしい。つかむと節足の隙間から黄色い汁を出し、汁や体液には猛毒のカンタリジンを含み、皮膚に付くと火傷状の水ぶくれとなりひりひり痛むという。捕まえてみなくてよかった。
ちなみに「ミチシルベ」の異名があるハンミョウはきれいだが、毒はないので心配無用という。

正面から見るとやはり悪漢面をしているマメハンミョウ