5月28日から友人5人と念願の広島の友人の墓参りに行ってきた。
広島空港周辺いたる所にオオキンケイギクが繁茂していて、まずビックリした。大輪の花が群生し、ノリ面を覆うさまは本当に華やか美しかった。
でも、オオキンケイギクは北アメリカ原産の06年に特定外来生物に指定された要注意外来生物だ。日本の侵略的外来種ワースト100でもある。在来種に悪影響を与え生態系が乱されるのが理由だが、これだけ見事に咲いていると、緑化政策で植栽しておいての禁止なので何とも言いようがない。まさに人間様の勝手だ。
北アメリカ原産のオオキンケイギク
学生時代以来久し振りに再開したのは2002年3月9日鳥取でだった。この時は我々クラスのリーダー的存在だった鳥取の友人の墓参りだった。7年前に亡くなっていたが現役時代には来られず、多くが定年退職して自分の時間がとれるようになって実現した。
その旅行を切っ掛けに毎年旅行をするようになった。学生時代の友人のいる所を主に05年の4回目には今回の彼の広島にも訪れた。07年の新潟・佐渡旅行では少し認知症気味を感じたが、翌年の仙台・作並旅行はドタキャンになってしまった。
キャンセルを告げられた時、学生時代の気安さで思わず「ボケた?」と聞いたのが癇に障ったのだろうか、以来連絡が途絶えてしまった。昨年あまりに音信不通なので思い切って連絡したころ、2年半前に亡くなったとの事だった。とにかく墓参りくらいはしたいと今回の旅行が実現した。
一番上の真ん中に見える友人のお宅の墓
お宅にお伺いしたら、おじいちゃんが亡くなって10日後に誕生したという次女の息子が健やかに育っていた。まさに彼の生まれ変わりだった。
お墓は町を見下ろす高台の上に建っていて人のいい彼が素晴らしい景色だろうと自慢している顔が目に浮かんだ。
でも、これは地元の風習なのだろうがお位牌が無く、お墓は累代の墓で個々の名前や没年が一切無かったのは何となく不思議だった。
お墓への道筋に止まっていたトンボエダシャク