今日7月2日も又うだるような暑さだが、夏至から11日目、そして黄経100度の点を太陽が通過する半夏生だ。
カラスビシャクのコルク層を除いた塊茎が半夏という生薬で、痰切やコレステロールの吸収抑制効果があると言われる。サトイモ科のカラスビシャクが生える頃からハンゲショウと言われたのが、いつの間にか葉が白くなるドクダミ科のハンゲショウが生える頃というのが定説のように置き換わっているようだ。
半夏生の頃に葉を白くするので半夏生、半分白くなるので半化粧、カタシログサ
畑の強害草とも言われたというカラスビシャクだが、この時期色々探してみているがナカナカお目に掛かれ無い。農耕地周辺の草地、河川の土手などに比較的普通な多年草。(関西の花)とあるが、この4~5年一生懸命探してもただ一カ所いつもの所でしかお目に掛かれない。「畑を囲う雑草地にではなく、ふかふかに耕した畝で作物に紛れて生えてくる。」(mirusiru.jp)ともあったが結構信ぴょう性がありそうだが、なんと神経質な種だと思う。
3小葉がカラスビシャクの葉。同じ塊茎から生えているが地上では他人のよう
このカラスビシャクは付属体が結構長い