5日の観察会で左巻きのカタツムリが見つかった。ほとんどが右巻きで左巻きはほんの少数という。でも以前にも自生地で左巻きのカタツムリを見つけた。
上から見て時計回りに渦を巻き、右下に開口部があるのが右巻き、時計と逆回りで左下に開口部があるのが左巻きと言う。雌雄同体だが、右巻きは右巻きとのみ交尾が可能なので個体数が少ない左巻きは余程の幸運に恵まれない限り子孫は残せないという。何故そんな希少種ができたのかネットを見たら面白い証明がされていた。
通常の右巻きのカタツムリの天敵はイワサキセダカヘビという右利きのヘビで、左右の歯の数が違い右巻きのカタツムリを捕食し易くなっているという。このため食べられないように左巻きが出現したようだ。それゆえイワサキセダカヘビとヒダリマキカタツムリは生育域が重なっているという。面白い説だが本当のようだ。そしてカタツムリと言うのは種の名前ではなく陸に棲む巻貝の通称と言う。
ヒダリマキマイマイ。目は長い触角の先にあるというが、確かに目があるようだ。
トモエソウに来ていたセセリチョウはイチモンジセセリではなさそうなので、撮ってきた。調べてみると裏翅の中央にあるハッキリした白斑はミヤマチャバネセセリの特徴と言う。ミヤマと言っても平地の川原にも普通にいるようだ。
普通は下向きに咲くバアソブの花が上向きに咲いていた。3裂する大きな柱頭が分かり、雄しべ先熟の雄しべも花粉を出し終わっているようだ。そばかすの方言のソブも見えるが古くなると褐色を帯びてくる。
花の先端は浅く5裂し、反り返るバアソブの花