フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

ノジスミレやサクラソウの花が咲き、蜜蜂は集蜜に大忙しでした

2010年03月14日 23時09分44秒 | Main
穏やかに晴れた今日の日曜日、早咲きのノジスミレが三条町の田園地帯で咲いていた。
ノジスミレ(野路菫)は地上茎の無いスミレで春早く畔や路傍を彩る。全体に毛が多く花弁はシャッキリせず花冠は何となく気難しい感じがする。でもこの花を田園地帯で見つけるといよいよ春到来を実感する。

昭和の横堤はセイヨウカラシナがようやく賑やかに花をつけ始め明るい春景色だった。
忙しく飛び回っているミツバチが黄色い花粉団子を付けていた。飛びながら体に付いた花粉を蜂蜜で固めて後ろ脚にある花粉かごに入れて巣に持ち帰るのが花粉団子だ。


黄色いお団子を両脚に付けていたようです

荒川河川敷はゴルフ場、各種スポーツセンターや田圃が多くを占めている。
田島ヶ原サクラソウ自生地もその中の一つだが、今日はサクラソウの初咲きが見られた。


皆が待ち望んでいた田島ヶ原自生地の開花1号です


青空が広がりあたたく晴れた自生地ではヒロハアマナが全開でした

2010年03月13日 00時00分59秒 | 花の和名
ヒロハアマナとアマナの初咲きは5日のサクラソウ情報が伝えている。
6日以降は天候が不順で、昨日やっと青空が広がったが北風が冷たく全開とはいかなかった。
今日はそのサクラソウ情報の青木さんがサクラソウの蕾を見つけながら「ヒロハアマナは豪華に咲いているよ!」と声を掛けてくれた通りだった。


自生地のヒロハアマナは耕作地だった時に持ち込まれたものが根付いたという

ヒロハアマナ(広葉甘菜)またはヒロハノアマナはユリ科アマナ属の多年草。アマナより一足先に全開して春一番で自生地を彩る。名の通り葉が広く中心の白い葉脈がハッキリ分かり、苞葉が3個なのがアマナとの主な区別点だ。
環境省のレッドデータリストでは絶滅危惧II類(VU)。


群生の中でも一番の大株


葉の真ん中の葉脈が白く、苞葉が3個なのが特徴

今日残念だったのは1株だけ観察路近くにある1花の花被が切り取られていた事。昨日1花だけ開き始めていたので今日は楽しみにしていた。それが手前が切り取られ雌しべ雄しべが露出していた。去年自生地向かいの横堤のバラモンギクの花が半分切り取られていたが、今度は自生地のそれも一株だけ身近で観察できる花でなのでなんとも腹立たしい。


子房まで露わになっています


久し振りの陽光にサクラソウ自生地では若芽達が競争です

2010年03月11日 22時57分36秒 | 花の和名
自生地はいよいよ緑が多くなり、春への装いをいそいでいる。
主役はサクラソウ、アマナ、ノカンゾウ、ノビル、ノカラマツそして断トツにノウルシだ。ヒロハアマナをはじめアマナは久し振りの陽射しに白い花を開いていた。

そんな中で赤くて細い肉厚の力強い線形の芽生えが多く見られる。ユリ科のツルボの若葉だ。ツルボは春に出た葉は夏に枯れて、秋の訪れとともに花茎を伸ばすが、その時にはオギに遮られてここでは花を見た事がない。

バラ科のキンミズヒキは夏から秋にかけて長く花をつけ、紅葉もするがまだ春とは言えない草焼きの終わった直後くらいからしわしわの葉を芽生えさせ、もう大きな株を作っている。

蔓植物のトリのようなアサ科のカナムグラが一年草なのに小さな芽を出している。全てを覆い尽くすような成長したカナムグラからは想像できない可憐な芽生えだ。今は逆向きの刺も無く簡単に抜ける。


錦乃原桜草園では桜草の花が咲いてボランティアも活動中

2010年03月08日 22時09分15秒 | Main

3月1日に錦乃原桜草園で一輪だけ咲いていた株は花が3輪に増え、近くの蕾だった株も花を咲かせていた。

午前中には十数人のボランティアの人たちが集まりサクラソウの植え付けも行われていた。
ノウルシの根も掘り出してあまり勢力を拡大しないようにしているようで、このような地道な努力がサクラソウの保護育成、株を増やす原動力になっているのだろう。

サクラソウは各地での保護活動が功を奏して2007年8月の環境省レッドリスト見直しで、絶滅の危険性が下がったことにより、絶滅危惧II類(VU)から準絶滅危惧(NT)に変更されている。


八重山諸島は28℃でしたが今日は関東南部も20℃前後だった

2010年03月05日 22時43分18秒 | Main
沖縄本島から南西に300キロの八重山諸島の小浜島から帰ってきた。
小浜島は石垣島から高速艇で約25分。空港は無く驚いた事にタクシーは1台も無くコンビニも無い。島の唯一の交通手段は車で大型バスもある。しかし観光客が動こうとするとレンタカー以外にはない。

ホテル以外での食事はTELして送迎してもらう他ないが、今の季節は昼のみの営業だったりで事前に予約するのが無難だ。
我々は結(ゆい)TEL0980-85-3178という島料理と泡盛の店に行ったが、品数も多く色々味わえ美味しかった。


3月5日AM7時15分 朝日がようやくのぼってきました(部屋より)

ヴィラ ハピラ パナのコテジタイプの新館はゆとりの広さで目の前に併設のゴルフ場のグリーンが広がりその先には海が遠望できた。そしてシャワー等の豊富な水量はとても島のホテルとは思えなかった。