フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

田島ケ原サクラソウ自生地のボランティア2団体をめぐって

2012年02月07日 22時12分48秒 | Main
田島ケ原サクラソウに関するボランティア団体は「田島ケ原サクラソウ自生地を守る会」と「田島ケ原のサクラソウを守る会」の2団体がある。
前者はさいたま市の文化財保護課がイニシアチブをとって2008(平成20)年の5月に設立したボランティア組織で、かけがえのない国の特別天然記念物田島ケ原サクラソウ自生地を守り育てていくのが主目的だ。
一方の「田島ケ原のサクラソウを守る会」は2005(平成17)年2月の設立でサクラソウを育てふやす活動をしている桜区市民活動ネットワーク登録のグループだ。
長い名前だけが似通っているが、それぞれ設立趣旨、目的や性格も違うのでサクラソウを守る会の会員も自生地を守る会の会員になって一緒に活動している。


サクラソウ 10年4月11日撮影

毎年行われている桜区役所主催のサクラソウを守る会の植えつけ実習が今年はさいたま市誕生10周年記念事業として例年の倍の4回行われた。
講習会で自生地を守る会の会員募集チラシを配布してもらおうとお願いに行ったところ、区の担当者は桜区市民活動ネットワークの登録団体ではないという理由で二の足を踏んだ。
でも最終的にはサクラソウを守る会の会員募集チラシも作成して両方のチラシを参加者に渡してくれた。アンケート回収時に希望者にお渡しするなどいうネガティブな方法をとらず積極的な解決策をとった事にはホッとした。でも気になったのは区の利益を図る事が排他的な思考につながってはいないだろうかとの疑問だ。


配布をお願いしたチラシ

さいたま市が政令指定都市になって区制ができたのは地域に密着して区の実情に合った施策をしていく為だが、基本的には市の視点を持ち広く担当区の発展を図っていく事が求められる。
10年経っても浦和と大宮とでは旧市民の間に感情的な対立があると言われ、市役所ではナカナカ融和が進んでいないとも聞くが、その上区のセクショナリズムまで生じたら政令指定都市になった意味は皆無だ。
配属は区役所でも市の職員なのだから広い視野から担当区の発展を考える事が求められるのは当然だ。
若い担当員だけに「他人の褌で相撲をとって」の意識があったのだろうが、最終的にはその気持ちを抑えて積極的な解決策をとったのは正解で嬉しかった。

桜区の道場などの人達による野焼きが行われました

2012年02月02日 18時48分43秒 | Main
桜区の道場、栄和、新開地区などの人達による野焼きが行われた。
午前中は堤防より住宅地側の道場5・4丁目の田んぼ地帯の公有地、耕作放棄地などが行われた。
この野焼きは稲作に害を及ぼす病虫害の駆除が目的で、農家の人達にとっては欠くべからざる早春の行事だ。それ故か雪の影響で中止にしたのを急きょ1月31日に復活したにもかかわらず多くの人が参加していた。

午後1時30分頃からは河川敷(河川用語では堤外)の野焼きが行われたが、冷たい風がますます強くなり、下流側に向かって非常な勢いで多くの煙が流れた。ヨシなどが生えた耕作放棄地ばかりでなく農道や休耕田などの小さな草も焼くので炎より煙の量がすごい。

途中で消防車が現れたがあまりの煙に119番通報でもあったのだろうか、それとも強風が吹き荒れているからだろうか。一人が代表者と話に行ってそれでも間もなく帰って行った。

下流側の秋ヶ瀬グランドに近い所の枯アシ原は延焼の恐れがありそうでナカナカ火がつかない。大勢が集まって鳩首協議をしていたが体が芯から冷えてしまったので今日は原野の野焼きは無しと勝手に決めて帰ってきた。


煙の中で進めるべきか中止するべきか協議中のようです

さいたま市の荒川堤と水田の花にマンスリー・レポート27の1月分採餌に夢中なコゲラはまったく我関せずでしたをUPしました。