フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

サクラソウ自生地の不死鳥あらわる

2015年09月15日 13時54分18秒 | 身辺雑記

9月の15日観察会は好天に恵まれ12人の参加だった。
サクラソウ自生地の中央付近の観察路は水没して、特に南北の中央観察路は冠水距離が長かった。
そんな事情もあり外周中心の観察会になったがA区のお花畑はツルフジバカマの紫、センニンソウの白、キンミズヒキやヤブツルアズキの黄色などが鮮やかな花模様を描いていた。鴨川べりの観察路はクイモ、キンミズヒキが金色のトンネルを作っていた。メインはE区の裏側に現出したナンバンギセル。大きな2つのススキの株の根元の群生は見事だった。
更に驚いたのは帰りがけに入ってきた見慣れた車だ。まさかと思った自生地の主みたいなA氏だった。入院手術以来4ヶ月音信不通だった89歳、将に不死鳥の再来だった。


不死鳥のような自生地の主にはちゃんと脚がありました




白花ツユクサには執念を燃やしている不死鳥の登場を知ったかのように花開いていた


わくわく9人展に行って来ました

2015年09月13日 12時16分31秒 | 身辺雑記

今年で11回目のわくわく9人展に行ってきました。大井町のイトウヨーカ堂の最上階の展示場で14日迄だ。
博報堂のOB達9人がそれぞれが1年間の作品を持ち寄って開催している。作品は玄人はだしで、説明書きも素晴らしい。例会での作品はこれを読むとそれぞれの個性がよくわかる。是非見に行くと面白い。




学生時代の友人のS氏の作品。器用な人だが年々進化している。この作品もデッサンが見事だ


アメリカオニアザミの花インデックスをアップしました

2015年09月12日 22時06分06秒 | 荒川河川敷

さいたま築堤で盛土された堤防にアメリカオニアザミが繁茂している。台風18号の影響で大雨がもたらした鬼怒川の堤防決壊は本当に不幸な出来事だ。常総市の4分の一が冠水したようだが洪水は本当に怖い。何故決壊したのか?補強の予定はあったが用地買収がナカナカ進まなかったという。

でも、さいたま築堤とは一緒にはできない。ここは下流の洪水を防ぐために堤防を5メートル高くする工事を行っている。200年に一度の洪水を防ぐための工事というが、災害時に広い河川敷の貯水量を増やすための工事だ。そのために他所から運んできた土を盛土している。結果、堤防の四季を彩っていた在来種はすっかり淘汰され、外来種天国になっている。要注意外来生物の多さは想像以上だ。

アメリカオニアザミは次々と花を咲き継ぎ繁殖を続けている

関東に今一番多いタイアザミはさいたま市の荒川堤防ではほとんど見られない

河川敷の水田や休耕田に咲くコナギの花


洪水システムが作動して田島ケ原サクラソウ自生地だけが冠水すればいいが・・・・

2015年09月09日 18時06分00秒 | 身辺雑記

今日も終日雨。さいたま市には豪雨注意報が出ている。先ほどは西の空は明るい陽光が射し、東の空には大きな虹がかかった。そして雨が降っていた。虹は大きすぎてスマホでどう撮っても画面に入りきれない。諦めて左右を撮ってみた。

30分も経たない内に暗くなって今はまた雨音が大きい。雷も聞こえた

昨日の白露は完全武装で田島ケ原サクラソウ自生地に行ってきた。ツルフジバカマ、センニンソウ、ツルマメ、キンミズヒキが今を盛りと花を咲かせていた。

ツルフジバカマはクサフジより花が大きく鮮やかで、8月終わり頃から9月に花を付ける

センニンソウは自生地のアチコチで真っ白な塊を作っている

ツマグロヒョウモンは雨を避けていたのに僕に驚いて飛び立ち、恨めしそうに見返していた

昨日の午前中の段階で観察路には水溜りができ始めていた。今日明日と降り続いてサクラソウ自生地の洪水システムが作動して自生地だけが冠水してくれると嬉しいが、河川敷全体が貯水池となって、収穫の終わっていない田んぼが冠水するとなると問題だ。


荒川河川敷にツルマメ、ヤブツルアズキが見られるようになりました

2015年09月06日 21時54分17秒 | 荒川河川敷

桜区のまちづくりを進める会のフィールドワークに参加してきた。今年は大久保東小学校の土曜チャレンジスクールも兼ねていたので、2年から6年の小学生30名が参加して、校長先生もお見えになった。子供たちが自然に親しむ機会があるのは本当に素晴らしい事で、荒川土手の植物や生物、そして竹細工やかまどで炊いたおにぎりなど野外の素晴らしさを満喫していた。

小さな花をいっぱいに咲かせるツルマメが咲き始めました

小豆の原種と言われるヤブツルアズキも面白い花を咲かせ始めました

ツルマメは夏の終わり頃にまず一番に可憐な花を咲かせ、荒川河川敷を彩る大豆の原種だ。少し遅れて小豆の原種と言われるヤブツルアズキも面白い花を咲かせる。非相称の右に片寄った花は雄しべ雌しべの受粉スタイルも面白い。
この時期はイチモンジセセリが多く発生するが、珍しいオオチャバネセセリも見られた。

イチモンジセセリは小さな長方形が4つ並ぶがオオチャバネセセリは短、長、長、短、長が5つ並ぶ