新田次郎
『蒼氷・神々の岩壁』★★
ロマンティズム登山?
男女の恋愛はどこへにもついて回るけど、
(富士観測所にまで来ちゃった)
私的にそれはいらないと思ってしまう山岳小説
眠気に誘われてどこへゆく?ゆらゆら読書
---『蒼氷』→恋愛小説から友情小説へ。
シェンクのピッケルがカギ
(生きていることが大切な理由は、 愛したり愛されたりすることが出来るから)
「眠れないのは月の光のせいなんだ」
「 ‥‥‥ 深いのね。 ‥‥‥ 世界一の墓穴のように偉大だわ‥‥‥」
「ああ五竜館けえ、おれ、つれてってやるで‥‥‥」
少年は気軽に先に立って田圃のあぜ道を斜めに突切っていく。 小道に出ると川の音が聞えて来た。 五竜館がその川の上流にあるらしい。田圃が尽きて墓地へ出た。 一面にコスモスが咲き乱れている。墓地を囲んで薮になっている。 藪の中に山柿の赤い実が夕陽に光っていた。
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---『疲労凍死』
「ご苦労様のことだ、 疲労凍死と診断するだけにこの雪の道を登って来るのだから。 疲労凍死ぐらいのことは誰だって分る。 岩から墜落して死んだら脳底骨骨折、ばてて死んだら疲労凍死―― 山で死んだ場合はこの二つのうちどっちかだ。今まで、 山で死んだ人間がどれだけいるか知れないが、 これ以外の死因はあまり聞いたことがない。山で死んだ奴は、 その原因がなんであっても、 この二つのうちのどっちかになってしまうんだ。 山での検死などというものはどっちみち、いい加減なものなんだ。 たとえ、首をしめられて、岩から突きおとされても、 検死の結果は脳底骨骨折だろうし、 毒を飲まされて眠らされたとしても疲労凍死だ」
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そして
『怪獣』『神々の岩壁』
全4作品の短編集
私的にはどれかなぁ・・と悩む感じ(汗;)
雪山登山だけはご遠慮したいわ~
スノボの雪山は別腹です♪
早く新しいボード試したい!!
オンライン飲みでニセコの話が出た。
行ってみた~い!
週末は静かに過ごしましょう