池波正太郎
『剣客商売六 新妻』★★★★
新装版にて続々スタート
表紙は・・晴れて大治郎とみっふーが夫婦となりました!
初心な二人もとうとう・・ですな(笑)
この作品は昭和51年3月新潮社より刊行された。
--------(抜粋)
秋山大治郎のことを思いながら夕暮れの根岸の里を歩んでいた佐々 木三冬は、
背中を斬られて逃げてきた女に小さな品物を託される。
それが密貿易に係わるものだったため、 三冬はその一味から狙われ、捕らわれて地下蔵に押し込められる。
鬼神のごとくなって探し回った大治郎が奇蹟的に三冬を救出すると 、父・田沼意次は、 いきなり三冬を嫁にもらってくれと頼むのだった。
鬼神のごとくなって探し回った大治郎が奇蹟的に三冬を救出すると
シリーズ第6弾
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ネタバレもよいところ・・致し方なし。
お父さまが無敵なヒーロー過ぎて、ちょっと負ける場面も見たくなる心情・・
弱いところも見てみたい?
ホント人間の気持ちって勝手よね~
弱いところも見てみたい?
ホント人間の気持ちって勝手よね~
しっかしスッパスッパ切り捨ててますなぁ
よう切れますなぁ
腕が! 首が! 飛んでゆく刀の威力
よう切れますなぁ
腕が! 首が! 飛んでゆく刀の威力
大治郎使用「兼光の銘刀」
道場破りの立ち合いの描写なんて臨場感溢れ、息を飲みごくり。
固唾をのむ。
間合い 構えは八双 闘志満々 脇構え 「鋭!!」 猛烈きわまる突き
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「戦国の世が終り、徳川将軍の下に天下泰平が何百十年もつづいているのは結構なことだが・・・・・・
わしはな、かえって戦乱絶え間なかったころのほうが、人のいのちの重さ大切さがよくわかっていたような気がするのじゃ。いまは、戦の恐ろしさは消え果てた代りに、天下泰平になれて、生死の意義を忘れた人それぞれが、恐ろしいことを平気でしてのけるようになった。なればこそ、油断は禁物ということよ」
「よく、わかりました」
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