拙著「雑用係長」をAmazon Kindle Storeにて発売中です。
城田弘樹は美容化粧関連の卸売商社の係長だ。
同じ部署に、38歳の城田とは15歳違いの、53歳のベテラン係長、大岩優作がいた。
実務のリーダーの城田と違い、大岩は出世コースから外れた、係長歴18年の雑用専門の冴えないロートルだった。
課長の白井に聞いたところによると、大岩は昔は気鋭の係長で、部署の基盤を築いた功労者だったが、ある一件を境に雑用専門の係長に成り下がったらしい。
そんな大岩のことを、少しずつ知るに従って、城田にはある疑念が生まれる。
サラリーマンの日常業務を背景に、出世や派閥、社員間の繋がりの希薄さなどを、城田の目から見て描く、ミステリー要素を散りばめたビジネス・ノベルです。
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