★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ウキヨノカゼが来た

2017年04月22日 15時40分10秒 | 競馬
 ウキヨノカゼという名の馬がいる。7歳の牝馬だ。
 3歳時にクイーンカップで豪快な差し切り勝ちを決め、一躍桜花賞の有力候補に浮上した。
 私もその時点で、桜花賞はこの馬を軸に、と心に決めていた。

 しかしそのレースの後、故障を発生し、1年9ヵ月の長きに渡り休養を余儀なくされた。
 復帰後の4戦は大敗続きで、光を失ったように見えた。
 私は応援馬券で苦い目を見た。
 私が見限った5戦目、6戦目は短距離に矛先を変え、それぞれ10番人気、8番人気で1着と、その路線に活路を見出したかに見えた。

 そこからは出走するたびに、馬券は押えていた。
 しかし、それ以降、7連敗と、またもや期待を裏切り続けた。

 今日、福島牝馬ステークスの出走馬の中に、その馬名を見つけ、穴人気していたが、当然私はノーマーク。
 それが終わってみれば後方一気の差し切り勝ち。
 ウキヨノカゼの馬名どおり、私の心を手玉に取った馬だ。
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生存証明としての電子書籍

2017年04月22日 10時12分47秒 | 徒然(つれづれ)
 後世に名を残す人間は微々たるものだ。
 人の大多数は平凡な人生を送るのだろう。

 かく言う私も平凡を絵に描いたような人生だ。
 その人生も還暦を過ぎ、今は余命を生きているようなものだ。
 私が死んでも、後世に名を残すことはありえないだろう。
 辛うじて、写真程度で、家族の思い出という、記憶の片隅に残るくらいだろう。

 それではちょっと物足りない気がする。
 そこで私が考えたのが、何らかの文章を残すことだ。
 手紙や日記とかではなく、物語という形態だ。
 書籍という形で本屋や図書館に並ぶのがベストだが、如何せん費用がかかり過ぎる。
 
 そこへ現れたのが、Amazon Kindleの電子書籍だ。
 出版費用はゼロで、日本はおろか世界に門戸を広げる、Amazon Kindleという巨大ネットワーク書店に拙著が並ぶのだ。
 このシステムは私を虜にした。
 現在までに18冊の拙い小説もどきを出版した。

 それらは私の死後も確実にネットの中に残るはずだ。
 私の家族や知人がそれを読み、私のことを思い出してくれる日もあるだろう。
 もちろん小説であるから、フィクションが大半だ。
 しかし育ってきた環境やエピソード、そして何より私の思いや考え方が随所に垣間見え、私のイメージが読んだ人の脳裏に、その像を結ぶはずだ。
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