フェンダーのアコギが売れ切れで残念という記事を先日アップしたが、天の配剤というべきか、10日も経たないうちに、色違いだが同じ機種のギターが石橋楽器のサイトに新着アップした。
中古だがビックリ仰天、有頂天の29,160円也と、マル得、激安価格だ。
一瞬、何かの間違い、例えばアルバイトの店員が適当に値付けして、サイトにアップしたのではないかとさえ思ってしまった。
廃番商品なので新品はない。他のサイトでは5万から11万円で売られている。
速攻で注文、今回はめでたくゲットだ。
そのギターが本日手元に届いた。
中古ということで一抹の不安もあったが、ケースを開け手に取ってみると、これが新品同様。
ピカピカで傷ひとつない。弦も新品に換えられていた。
フェンダー・ロン・エモリー・ロイヤルティ・パーラーというそのギターは、一般的なアコギのような、寸胴のドレッドノートという形ではなく、ひと回り小さい、レトロでキュートな瓢箪型のパーラータイプだ。
抱えてみると私の体型にピッタリとフィットした。
アコースティック・ギターの性能では、ギブソンやマーチンに及ばないフェンダーだが、デザインはそれらを凌駕している。
ボディまわりやネックのバインディングとサウンドホールまわりのロゼッタは、シックなヘリンボーン柄だ。
12フレットに"LOYALTY"の王冠マークのロゴが入り、Fenderマークを冠したヘッドのトラスロッド・カバーには、ロン・エモリーのシグネチャが記されている。
色もシックなサンバーストで、ブルースを弾くのに似合いそうだ。
チューニングして試しに弾いてみると、以前のようにスムーズに指が動かない。
当分の間、ウクレレに馴染んだ指のトレーニングをする必要がある。
多分このギターが生涯最後のギターになるだろうから、弾き込んでヴィンテージとして子や孫に残そうと思う。