★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

砂時計は上を見るか下を見るか

2019年10月15日 15時02分56秒 | 徒然(つれづれ)
 午前中にウォーキングを終えると、書斎で就寝まで大したこともせずに過ごすのが、引きこもり年金生活の日課だ。
 傍から見ると、暇で何もやることがなかったら、時間の流れが遅く感じられると思われがちだが、あにはからんや、私の場合そうやっていると時間の流れは思わぬほど早い。

 この歳になると、残り少ない時間を無駄に浪費することの愚かしさを、常々まわりに指摘されるものだが、果たしてそうなのだろうか。

 そう言う輩は、砂時計の上の部分しか見ていないのだ。
 残り少なくなった砂が残存人生だ。
 それがサラサラと流れ落ちていく。
 その様子に焦りや苛立ち、後悔を感じるのだろう。
 
 私は砂時計の下の部分しか見ないようにしている。
 残された人生の時間などわかるはずもない。
 逆に過ごしてきた人生の時間は、砂時計の下の部分のように記憶の中に堆積している。

 その時間の堆積の層は、今まで生きてきた人生のいろんな出来事を反映した色に染められている。
 暇で何もしない時間は、無色透明の汚れのない時間だ。
 何もせずに、ただサラサラと流れる透明な時間を眺めることほど贅沢なことはない。
 
 時間の浪費と思うか、それを贅沢と思うかは人それぞれの価値観、人生観だ。
 
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葬儀社のハロウィン

2019年10月15日 11時50分41秒 | 徒然(つれづれ)
 ここ数年でバレンタイン並みに定着した感があるハロウィン。
 都会では秋祭りを凌ぐ人気の行事だ。
 1970年代にキディランドが火付け役となり、その後、90年代に東京ディズニーランド、2000年代にユニバーサル・スタジオ・ジャパンが追随し、今では全国の商店街にも波及した。

 毎年この時期になると、街の至る所でカボチャのランタンが散見されるようになった。
 今日もウォーキングの途中でハロウィンの飾り付けを目にした。
 それが驚くなかれ、葬儀社の店頭だ。
 もともと悪霊祓いの意味合いもあり、魔女やお化けのキャラクターがメインとなるイベントだが、それを葬儀社がやるとなると、別の意味で違和感テンコ盛りだ。

 悪霊祓いと死者の霊の弔いは未開発国では渾然一体かもしれないが、日本では相容れない気がする。
 その葬儀社では、葬儀の横で、ハロウィンパレードをするのだろうか。
 それができたらまた別の意味で大したものだ。


 *本日のキリ番ナンバープレート
  7000、9000、8000、1000、6000、2000
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