回転禁止の青春

　 回転寿司店でのイタズラ行為が頻発、拡散している。
　その悪質さは、もはや犯罪レベルで、店側も被害届を提出し、法的措置も検討しているという。

　イタズラや迷惑行為をするというのは、なきにしもあらずだろうが、それを炎上必至のSNSに上げるという神経がわからない。
　昔から馬鹿は死ななきゃ治らないと言われるように、いわゆるバカッターといわれる、善悪の判断がつかない低能者は、阻止しようがないし、SNSの動画に影響された模倣犯も増えるだろう。
　
　しかし、よくよく考えると、それらの行為は、元来隠れてやるもので、SNSに晒されたものは氷山の一角だろう。
　全国の回転寿司店で、隠れてそんな行為が行われているということは、誰でも容易に推測できる。
　そうであれば、回転寿司店の客足激減、延いては売り上げ、営業収益減につながるだろう。

　法的措置は一罰百戒としては有効だろうが、根本的な解決にはならない。
　対策は加害者へ対するものではなく、悲しいかな、被害者である回転寿司の、性善説に基づくビジネスモデルの転換に求められる。
　
　

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