ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

再掲:香港レポート<5>

2019-08-09 19:02:48 | 再掲:香港レポート
香港はこのところ大変なことになっているようですね。

正直に怒っていて、ある意味、うらやましい気もします。
日本でも疑問に思うこと、反対することに対して
もっとぶつけていいと思うのですよ。
まやかしだらけで、
まともな国ではないですからね、今の日本は。

と、香港のことを思い出したので、
久しぶりに香港レポートを再掲します。
深圳(シンセン)に行ったお話です。

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深圳に行った話から始めましょう。深圳というのは香港のすぐ隣にある中国の都市で、経済特区になっています。8月2日(木)仕事でシンセンに行くことになりました。ここの会社が頼んでいる印刷会社は香港にあるのですが、印刷工場はシンセンにあります。で、印刷のことで問題が起こって、最終チェックをする必要が出て来たため、もちろん私が直接の担当ではないのですが、ちょうどいい機会なので見学も兼ねて担当者と一緒に行くことになったわけです。

香港のホンハムという駅から電車に乗って行きました。香港側で電車を降りて、すごい人の波に従って香港から出て、歩いて小さな川の小さな橋を渡り深圳に到着しました。う~ん、ここは中国。やはり違う国ですね。入境(一応、同じ国とされているので、入国ではなく入境と言います)してからも、途中でもう一度チェックがありました。

今回は2つの会社の印刷工場に行ったのですが、どちらもきちんと整備されているという印象。まあ、印刷工場は印刷工場、使っている機械も日本と同じ、印刷工場に入ったときのにおいも同じ、でした。全然違うのは、働いている人たちの顔ぶれ。日本ではおじさんやおばさん、はたまた外国人の人たちというイメージですが、ここではみんな20歳そこそこの若者たちばかり。2つ行った中で大きいほうの会社には工場の目の前に立派な寮もありました。問題はなんとか解決、やればできるじゃん、ということでとりあえずは一件落着。

その大きいほうの印刷工場はなかなかすごくて、印刷しているものはほとんどがアメリカやオーストラリアの出版物。それも、とてもセンスのいい本がたくさんあって、色もいい色が出ていました。

見学をしているときにおもしろかったのは、印刷中のページや刷り上がったばかりの本をくれたこと。見学をしているときに世界的に有名なLonely Planetという旅行ガイドを刷っていることを「発見」した私は、感激。刷り上がったページを見ると、なんと私の行ったことがあるカリブ海の小国、グレナダのページがあるではないですか。嬉しくなって、これもらってもいいですか、と聞いたら、もちろん! そしてそして、そのあと、とてもステキなお料理の本も「発見」。これは製本の仕方について説明したときに使ったのですが、これも、もらっていいですか、OK! ということで、get。一緒に行ったほかの3人もそれぞれget。おみやげ付きの工場見学、楽しいですよね。

日本で大日本印刷といった印刷工場の工場見学したことはありますが、説明をするときには刷り上がったページを使うけれど、それをもらうことはできなかったのです。出版社の立場からすれば当然ですよね。まだ世に出ていない本を第三者が手にしてしまうわけですからね。そのあたり、中国はテキトーでいいなあ、と思いました。それにしてもLonely Planetをここで刷っているなんて感動モノ、の日帰り出張でした(何しに行ったんだ!?)。

そして、2日後の土曜日、また私は深圳に佇んでいました。同僚のKさんと一緒に遊びに行くことになったのです。Kさんは印刷工場には行かなかったので、私も深圳に行きた~い!と、急に一緒に行くことに決めたわけ。ショッピングに飲茶、フットマッサージと楽しんできました。

フットマッサージの店はなんだかすごかった。フットマッサージしてもらっている最中に、あれをやらないかこれをやらないかと次々と話しかけてくるのです。腕のマッサージやら脱毛やらフェイシャルやらマニキュアやら。おまけにその店の人でないのに店に入ってきて、DVDとかVCDとか売りつけてきたり、飲み物のオーダー取ったり。いらない!というだけで疲れちゃいました。きりがないのですよ、まったく。で、店の外に出てホッとして。私たち何しに来たの?と二人で大笑い。

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懐かしい香港時代のお話でした。
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再掲:香港レポート<4>

2019-05-15 17:49:06 | 再掲:香港レポート
久しぶりに香港レポートです。長いですよ~。

*****

ついにやってきました、台風が! 今回は台風編です。
そうなんです、台風がやってきたんです。それで昨日早速、会社が休みになったんですよ。

香港に在住したことがあるFさんから、台風がきて「シグナル8」が出ると会社が休みになると、さんざん聞いてきたので、シグナル8という言葉がいつも頭の中にありました。会社の人に聞いても、年に2~3日は会社が休みになると聞いていたのです。

早くもやってきました、そのシグナル8が。そもそもシグナル1から10まであって、といってもよくよく聞いたら1、3、8、9、10だけだそうですが、3が出ると小学校とかは休みになって、8が出ると会社も休みになるというものです。日本でいうと注意報とか警報とかにあたるものですが、日本では会社が休みになることはないですよね。こちらはなるのです。店も銀行も休みになります。

では、実況中継を。時は7月5日午後。20年来の大型台風が接近。台湾ではすでに被害が出ているもよう。すでに5日午後にはシグナル3となり、夜8時ごろにはシグナル8になるという情報が。明日は休みかということで、日本と連絡を取り合って仕事を進めている日本人たちは焦りはじめる。明日締め切りのものはどうするか。こちらの状況を説明してできないものは納得してもらおう。休みになっちゃうんだから仕方がない。私のほうはといえば、以下、オペレーターのエリックとの会話。

(今日の夜か明日にはスペイン語、フランス語、ドイツ語の校正を校正してくれる人たちに送りたいので、オペレーターにDTPを完成させてほしい私)

「これ、今日中にお願いできる?」
「はい、やってみる(I will try.)。」
「明日、台風がきて休みになりそうでしょ。」(だから、今日やってよね)
「そうそう、明日働かなくてもいいでしょ。」

あーあ、いいなあ、このノーテンキなところが(エリック、ごめん!!)。見習わなくちゃと思いました。いえ、つまり、本当のところは真面目な日本人としては、明日休みになりそうだから、今日中にこれを済ませて校正者に送っておきたい、というところだったのです。でないと、送るのが来週になってしまって納期がずれこんでしまうのです。

でも、それはそれ。こちらも日系企業が相手とはいえ、あちらも慣れたもので休みになっちゃうんだから仕方ないよ、ということでした。さすが、その人はもう7年近く香港にいるのでよく分かっていらっしゃる。

でもでも、結局はシグナル8が8時には出るらしいから6時にはみんな帰れなんてことになって、エリックもスペイン語だけしかできずに、あとは月曜日ということに。しゃあないわね。確かに出ました、シグナル8。

それで、次の日、朝起きたときにはそんなに雨も風もひどくなかったから、(シグナル8はもう出てないと思って)あーあ、会社に行かなくちゃ、って思いながらテレビをつけたら、ちゃんとまだ出ていたのですシグナル8が。どう見ても外は台風って感じではない。この前うちの豪雨のほうが余程ひどかった。でもシグナル8はシグナル8。会社はお休み。午後1時までに解されたら午後出てこいということだったので1時までまってみる。解除にならなかったので全日お休みに。といってもバスは止まっているし、店もお休み。とにかく家にこもっていなきゃいけない。家でゴロゴロしていた次第です。

そのうちシグナル3になったのに、そのあたりになってからのほうが雨も風も強くなって、シグナル8ってなんなんだ??と思ったわけ。せっかく外に出ようと思ったのに、あきらめました。シグナル3とか8とか、なんだか信用できませんわ。しかし、1日中家にいなくちゃいけないのは苦痛です。そんなことしませんから、私。「出無精」の逆ですから(って、何ていうのかな?)。
ふう、台風情報でいっぱいになりましたね。
最後まで読んでくれてありがとう。

*****
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再掲:香港レポート<3>

2019-04-25 18:00:00 | 再掲:香港レポート
再掲:香港レポート第3弾です。
またまた会社の様子をお伝えします。

すっかり忘れていた話題なので、
読み返しながら懐かしく思い出していました。

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会社はワンチャイというところにあります。ガイドブックにはあまり載っていません。載っているとしたら庶民的な街って感じで紹介されています。それから1997年に中国に返還されたときに記念式典をやったところがあるのでそれぐらいかな。ちなみに香港島の中環(セントラル)とCauseway Bayの間にあります。

社員は60人ぐらいで、日本人は社長も含めて8人います。朝は午前9時から始まるのですが、8時45分には席についていないといけないという変な規則があって、でも45分に仕事を始めるわけじゃない(自分の席で買ってきた朝食を食べていたりする)。変でしょ。私はたいてい8時15~25分ぐらいに会社に着いています。

8時30分より早く来たい理由もあるのです。会社の入っているビルは42階建て。それでエレベーターが8台あるのですが、8時30分を過ぎると階ごとに(16~23階行きの人とか)列を作って待たなければならないのです。ちなみに会社は19階にあります。それで2台しか使えなくなるので不便なのです。ふつうは4台使えるのに。だから8時30分より早くエレベーターに乗りたいの。お昼のときも同じ方式になります。

同じ部署にいる香港人は取扱説明書を翻訳/校正(英語から中国語に)する人たち、DTPのオペレーターさんたち、システム関係の人たちがいます。みんななかなかいい子/人たちです。香港の人は、たいてい英語名をもっているってこと知ってますか。エリック、ビリー、ベン、ジェニー、レイチェル、ジョリー、サミュエル、みんな一緒に働いている人たちの名前。みんなその名前で読んでいるからホントの名字とかも知らないままです。

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次回の香港レポートは、いかにも香港らしい台風のお話です(予定)。
平成のうちに終わりそうにな~い!
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再掲:香港レポート<2>

2019-04-11 17:52:13 | 再掲:香港レポート
なんだか手抜きって思われそうですが、
またまた香港レポート登場です。
ほかに書くネタはあるんですけどね。
ちょっとドキドキで緊張したモツレク練習とか。
でも、今回も香港レポートで。

*****

広東語の勉強を始めました。「ジョーサン」(おはよう)は毎日言っているからとっても上手に言えるようになりました。「モーマンタイ」(No problem)もね。

今の会社での言語使用状況は、私は日本語と英語チャンポンです。DTPのオペレーターさんとかにいろいろお願いするときは英語がメイン、でも日本語もあり。「じゃ、お願いします」「これ、大丈夫?」とかね。日本人に慣れている?のでそこそこ通じる。日本語ができる人も何人かいます。上手!って思う人は日本に留学したことがある人。日本語を勉強中の人もいます。でもクレヨンしんちゃんのマンガが好きな人がいて「おら」なんて言われちゃったりしてね。しかし、しかしですよお。自分の英語が壊れてしまいそうです。なんだかへんな言葉を喋っていて。通じれば仕事は進みますから。って、仕事で使うきちんとした英語なんて、もともと「いいかげんに喋っちゃう」私としては得意なほうではないですが。でも私は英語ができることになっているらしい。とにかく英語のネイティブがいないのが今は問題かな。

香港のID(身分証明書)も取りました。これは香港に住んでいる人は常に携帯していないといけないもの。不法入境(入国ではない)者の摘発もやっているのです。実際、香港に来た次の日、一緒に来たKさんと市場をウロウロしていたら、警察ですが、って言われて。私服のふつうのお兄ちゃん2人連れだったから、なんのことかよく分からなくて、え、ジャ、ジャパニーズです、なんて言ったら、そうかそうか、失礼しました、なんて言われたことがありました。私たちは不法入境者と疑われたってこと? 確かにキョロキョロ、ウロウロしていたけど。挙動不審だったのかな。ははは。

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再掲:香港レポート

2019-04-10 17:38:46 | 再掲:香港レポート
先日、消えてしまうことをお伝えした
「ねいほー香港」の「香港レポート」ですが、
これもお伝えした通り、
文章の部分だけワードで保存しました。

読み返してみたら懐かしいし、おもしろいので、
時々抜粋して再掲することにします。
第一弾は、2001年4月に書いた
香港のバスのお話です。

*****

毎日バス通勤をしていますが、面白いのは路線によって料金が違うこと。いつもアパートの近くのバス停から会社の近くのバス停まで同じ距離を乗っているにもかかわらず、バスの番号が違うと料金が違うのです。よく乗るのは23番と40番で、23番なら6.50香港ドル、40番なら4.80香港ドルといった具合なのです。はたまた帰りはというと23番は5.70ドル、40番は5.30ドルです。乗ったところから終点までどれぐらいあるかによって料金が違うみたいです。

おまけに香港島ではバスの会社が2つあって、40番のほうは安いCity Bus、23番はFirst Busでこちらのほうがちょっと高くなっているわけです(ちなみに1香港ドルは約16円、高くてもせいぜい100円ってことですがね)。複雑怪奇でしょ。最初はなんだか不可解でした。今でももちろん不思議。なので、いつもバスを待っているときは40番が来るといいなあ、って思っています。もちろんほかの人も同じ。2台団子状になってくると40番のほうへぞろぞろ人が集まります。まあ、行き先が違うのでみんながみんなってわけではないですが。団子状といえば、バスはいつもほとんど待たなくても来るといった感じ。便利です。絶対座れるし。バスに乗っている時間は早くて10分、遅くて20分、平均15分です。これまで一度もバス通勤/通学をしたことがなかったので最初はどんなものかと思っていましたが、快適。地下鉄よりもお気に入りですね。

バスの中では(バスによりますが)ビデオなんか流しています。そうそう、バスはほとんどが2階だてのバスです。その日の気分によって2階へ上がったり1階にいたりしますが、2階に上がると確かに景色がいいし、タウンウォッチングがよくできて楽しいです。が、運転が荒いので2階に上がるときはしっかり棒(てすり)につかまって上がらないと振り回されてしまいます。これ、ホント。 それから、バスの番号が同じでも行きと帰りの路線(通る道)がかなり違ったりします。それを研究するのが最初は楽しかったのですが、どう違ってどう乗ればいいのかを見つけだすのは結構テクニックがいります。ちなみに会社に行くときは2階にある裏口から出てすぐのバス停から乗って、帰って来るときは違うバス停で降りて1階の入り口から入ります(ちょうど坂のところに立っているのです)。

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