カモシーでおいしい夕食をいただきながら、事業者やツアー参加者の方々と
楽しいひと時を過ごした後、気仙沼の唐桑半島にある宿泊場所へ移動。
今回はホテルに泊まる人と民宿に泊まる人と半分に分かれました。
当然ながら民宿のほうが参加費は安く、民宿なら宿の方と話もできる、
そんな単純な理由で民宿希望としました。
ところが、その民宿は名物女将がいる、とても有名な
すごい民宿だったのです。その名も「唐桑御殿(からくわごてん)つなかん」(こちら参照)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/9a/99d693f9557cae1e8bfddb3b1d45a7ef.jpg)
夜遅く着いたので、真っ暗な道をくねくね曲がって、どんなところを走っているか
分からないまま到着。
朝、明るくなってから見たら、こんな立派な御殿でした。
この地域では、漁に出た漁師が帰ってくる時、自分の家がすぐに分かるように、
御殿を建てたそうです。集落の中に、同じような御殿はいくつかありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/c0/18799830d2b7c54e119f3fed02e1000a.jpg)
防潮堤を作っているところで、高さは8.1メートル。つなかんから海が見えていたのに、
防潮堤が完成すると、もう見えなくなってしまうそうです。
津波が来た高さは18メートルだったので、防潮堤の8.1メートルは疑問との話。
それに、防潮堤を超えて来た波は、引き波とならず、こちら側に溜まってしまうのではないかと。
朝食の前、みんなでお散歩。
まずは、すぐ裏の八幡神社へ。階段の途中にあった碑。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/da/87a02f3e28f815cb455a96339fbee3fb.jpg)
昭和8年3月3日に発生した昭和三陸津波の被害にこの地域もあっていて、
「地震があったら 津浪の用心」と記されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/cd/9a4dca8a70a3505d846cd3a6007e6332.jpg)
神社の境内からは静かな海が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/08/f88c4cf8b55d878eafc46ef6e309c435.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/82/8e79b8398e30d1c8d2c6bf491123926f.jpg)
急な階段で、ガタガタしていて、こわごわ上がりましたよ。下る時も。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/15/e4befab4bb330d3f6d8f93e65834c528.jpg)
牡蠣の養殖が盛んな地域です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/7f/29c19b5217b20cbc8934405ea3f35862.jpg)
防潮堤は目の前で見ると圧巻。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/f9/24ce3ec8398ad7afe49c25213d03e5e8.jpg)
宮城県のゆるキャラ、むすび丸がこんなところで活躍中!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/7e/a584da18c732be89e7bb528bbe96f7c2.jpg)
充実した朝食。自家製の味噌を使った味噌汁や、ばっけ味噌(ふき味噌)が民宿ならでは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/80/df445798849b999a515dd0da1689383d.jpg)
こんなお土産もいただきました。気仙沼のミヤカンというメーカーがあって、
ツナ缶を販売しているのですが、ネットで検索すると民宿のつなかんのほうが上に出てきてしまう
(会社としては悔しい)、それならコラボしてみよう!というアイデアで、
つなかんに宿泊した人にプレゼントしてほしいと、何箱も持ってきたそうです。
人気のツナ缶のようで、帰りに寄った道の駅でも売っていました。
ありがたや~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/4f/a81fdb040d81dba503f9907993b1efae.jpg)
ホテルに宿泊した参加者のつなかんに集合。女将の一代(いちよ)さんのお話を伺います。
つなかんは東日本大震災後に一代さんが始めた民宿です。
詳しい経緯はHPにも説明してあります(こちら)。
東日本大震災の津波で3階建ての建物は柱と屋根を残して、すべて失いました。
牡蠣の養殖をしていた筏もすべて。
当時、気仙沼にボランティアで来ていた学生たちに、屋根さえあれば寝ることはできるからと、
寝る場所を提供していました。延べ1000人以上が泊まり、人々に触れている中、
人とのつながり、触れ合いの大切さを痛感し、民宿を始めました。
被災地応援ファンドの力も借りて、ボランティアにも手伝ってもらい、
始めたのですが、2017年、事故が起こります。
漁業を続けていたご主人たちが乗った船が転覆し、
長女が亡くなり、ご主人と三女のご主人は行方不明となりました。
津波では生き延びたのに、転覆事故で一度に3人の大切な家族を失ったわけです。
その後、民宿は休業。それでも、3カ月後に再開。
忙しくしていないと、悲しくなってしまうばかりと。
そして、苦しみを乗り越え、いえ、乗り越えてはいないかもしれませんが、
明るくて元気な名物女将が戻ってきました(こちら参照)。
少し前のNHK朝ドラ「おかえりモネ」の前、何度も取材に来たそうです。
ストーリーの中に、そういった体験談が盛り込まれているとか。
撮影の時には気仙沼の人がエキストラでたくさん協力していて、
女将もバッチリ出ていたそうです。
でも、ドラマは悲しいことを思い出してしまうかもしれないと、
全然見ていないそうです。
また、船には一生乗らないと決めているとも。
明日は何が起こるか分からないから、今を生きる、
つらい経験をした人の言葉はとても重かったです。
今を生きる。
楽しいひと時を過ごした後、気仙沼の唐桑半島にある宿泊場所へ移動。
今回はホテルに泊まる人と民宿に泊まる人と半分に分かれました。
当然ながら民宿のほうが参加費は安く、民宿なら宿の方と話もできる、
そんな単純な理由で民宿希望としました。
ところが、その民宿は名物女将がいる、とても有名な
すごい民宿だったのです。その名も「唐桑御殿(からくわごてん)つなかん」(こちら参照)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/9a/99d693f9557cae1e8bfddb3b1d45a7ef.jpg)
夜遅く着いたので、真っ暗な道をくねくね曲がって、どんなところを走っているか
分からないまま到着。
朝、明るくなってから見たら、こんな立派な御殿でした。
この地域では、漁に出た漁師が帰ってくる時、自分の家がすぐに分かるように、
御殿を建てたそうです。集落の中に、同じような御殿はいくつかありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/c0/18799830d2b7c54e119f3fed02e1000a.jpg)
防潮堤を作っているところで、高さは8.1メートル。つなかんから海が見えていたのに、
防潮堤が完成すると、もう見えなくなってしまうそうです。
津波が来た高さは18メートルだったので、防潮堤の8.1メートルは疑問との話。
それに、防潮堤を超えて来た波は、引き波とならず、こちら側に溜まってしまうのではないかと。
朝食の前、みんなでお散歩。
まずは、すぐ裏の八幡神社へ。階段の途中にあった碑。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/da/87a02f3e28f815cb455a96339fbee3fb.jpg)
昭和8年3月3日に発生した昭和三陸津波の被害にこの地域もあっていて、
「地震があったら 津浪の用心」と記されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/cd/9a4dca8a70a3505d846cd3a6007e6332.jpg)
神社の境内からは静かな海が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/08/f88c4cf8b55d878eafc46ef6e309c435.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/82/8e79b8398e30d1c8d2c6bf491123926f.jpg)
急な階段で、ガタガタしていて、こわごわ上がりましたよ。下る時も。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/15/e4befab4bb330d3f6d8f93e65834c528.jpg)
牡蠣の養殖が盛んな地域です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/7f/29c19b5217b20cbc8934405ea3f35862.jpg)
防潮堤は目の前で見ると圧巻。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/f9/24ce3ec8398ad7afe49c25213d03e5e8.jpg)
宮城県のゆるキャラ、むすび丸がこんなところで活躍中!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/7e/a584da18c732be89e7bb528bbe96f7c2.jpg)
充実した朝食。自家製の味噌を使った味噌汁や、ばっけ味噌(ふき味噌)が民宿ならでは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/80/df445798849b999a515dd0da1689383d.jpg)
こんなお土産もいただきました。気仙沼のミヤカンというメーカーがあって、
ツナ缶を販売しているのですが、ネットで検索すると民宿のつなかんのほうが上に出てきてしまう
(会社としては悔しい)、それならコラボしてみよう!というアイデアで、
つなかんに宿泊した人にプレゼントしてほしいと、何箱も持ってきたそうです。
人気のツナ缶のようで、帰りに寄った道の駅でも売っていました。
ありがたや~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/4f/a81fdb040d81dba503f9907993b1efae.jpg)
ホテルに宿泊した参加者のつなかんに集合。女将の一代(いちよ)さんのお話を伺います。
つなかんは東日本大震災後に一代さんが始めた民宿です。
詳しい経緯はHPにも説明してあります(こちら)。
東日本大震災の津波で3階建ての建物は柱と屋根を残して、すべて失いました。
牡蠣の養殖をしていた筏もすべて。
当時、気仙沼にボランティアで来ていた学生たちに、屋根さえあれば寝ることはできるからと、
寝る場所を提供していました。延べ1000人以上が泊まり、人々に触れている中、
人とのつながり、触れ合いの大切さを痛感し、民宿を始めました。
被災地応援ファンドの力も借りて、ボランティアにも手伝ってもらい、
始めたのですが、2017年、事故が起こります。
漁業を続けていたご主人たちが乗った船が転覆し、
長女が亡くなり、ご主人と三女のご主人は行方不明となりました。
津波では生き延びたのに、転覆事故で一度に3人の大切な家族を失ったわけです。
その後、民宿は休業。それでも、3カ月後に再開。
忙しくしていないと、悲しくなってしまうばかりと。
そして、苦しみを乗り越え、いえ、乗り越えてはいないかもしれませんが、
明るくて元気な名物女将が戻ってきました(こちら参照)。
少し前のNHK朝ドラ「おかえりモネ」の前、何度も取材に来たそうです。
ストーリーの中に、そういった体験談が盛り込まれているとか。
撮影の時には気仙沼の人がエキストラでたくさん協力していて、
女将もバッチリ出ていたそうです。
でも、ドラマは悲しいことを思い出してしまうかもしれないと、
全然見ていないそうです。
また、船には一生乗らないと決めているとも。
明日は何が起こるか分からないから、今を生きる、
つらい経験をした人の言葉はとても重かったです。
今を生きる。