デービッド・アトキンソン『世界一訪れたい日本のつくりかた』(東洋経済新報社)
国宝などの修復を手掛ける小西美術工藝社の社長を務める
デービッド・アトキンソン氏が
どうすれば日本が観光立国になることができるか、
現在の問題を鋭く指摘しつつ、
さまざまな提案をしている。
これまで日本では日本人向けの観光という意識しかなく、
旅館も長期滞在することを前提としていないし、
スキー場も同じこと。
そういった意識を変えていかなければ
外国人観光客を受け入れていくことはできない。
そもそも日本には5つ星ホテルが少なすぎるため、
富裕層を取り込めていない。
5つ星ホテルをもっと増やすべき。
現状、日本には28軒のみ。
タイには110軒もある。
インドネシアでも57軒。
アメリカは755軒。
この差は歴然としていますね。
これにはびっくりしました。
個人的には、東京に
外資系のホテルが増えすぎて
うれしくない状況だと思っていたので。
著者はゴールドマン・サックスなどで働いていた経験もあり、
とにかくきちんとした統計をもとに
書いていて説得力があります。
内向きな日本人が気付かない
広い視点も持っています。
とても参考になる名著でした。
国宝などの修復を手掛ける小西美術工藝社の社長を務める
デービッド・アトキンソン氏が
どうすれば日本が観光立国になることができるか、
現在の問題を鋭く指摘しつつ、
さまざまな提案をしている。
これまで日本では日本人向けの観光という意識しかなく、
旅館も長期滞在することを前提としていないし、
スキー場も同じこと。
そういった意識を変えていかなければ
外国人観光客を受け入れていくことはできない。
そもそも日本には5つ星ホテルが少なすぎるため、
富裕層を取り込めていない。
5つ星ホテルをもっと増やすべき。
現状、日本には28軒のみ。
タイには110軒もある。
インドネシアでも57軒。
アメリカは755軒。
この差は歴然としていますね。
これにはびっくりしました。
個人的には、東京に
外資系のホテルが増えすぎて
うれしくない状況だと思っていたので。
著者はゴールドマン・サックスなどで働いていた経験もあり、
とにかくきちんとした統計をもとに
書いていて説得力があります。
内向きな日本人が気付かない
広い視点も持っています。
とても参考になる名著でした。