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環状通にかかる歩道橋を渡り、定鉄廃線跡を北上します。
ここからはかつて線路だった場所が道路になって、普通に使われています。
今や周囲はマンションなどが立ち並ぶ場所ですが、しっかり線路跡は道路(札幌市道)として残っています。しかし、その形跡を記すものは全く見当たりません。
昔の資料をみると、この区間には駅もなかったので、とくにそういう史跡は必要ないと考えたのでしょうか?
でも、今から50年ほど前、ここに鉄道が走っていました。そして、当時北海道では珍しい電車が走っていたのです。それも札幌の奥座敷といわれた定山渓まで。今でいう「リゾート列車」の先駆けといえるでしょう。
平岸地区はかつてリンゴの栽培が盛んで、全国各地に出荷されていた時代がありました。
今でも所々にリンゴの木がありますし、その出荷するリンゴを保管していた煉瓦作りの倉庫やサイロが残っています。
昔はそんな牧歌的な風情の中、定鉄が走っていたのでしょう。イメージするだけで郷愁を誘います。
ややしばらく歩くと、地名が平岸から豊平に変わります。
続きは明日。
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