5月12日(火)台風6号は日本の彼方に去り、ソウルの天気予報はくもりとなっていました。
そこで折りたたみ傘はホテルに置いていきました。
ホテルそばの地下鉄6号線ノッサピョン駅に行き、サムガッチ三角地で乗り換え、シンヨンサン新龍山駅で下り、歩いてヨンサン龍山駅に行きました。
ここから「ITX-青春号」に乗って春川へ行きます。
券売機でキップを買おうとすると9:00発は指定席なし、しかたなく自由席6500Wを買いました。
地下鉄以外は改札なしの自由入場なので開いた改札口から、1番ホームに下りて行きました。
電車をまっている人がたくさんいて、さすが指定席がないというだけあるなーと思いました。
3分前に電車が到着。
あれ、みどりの電車のはずなのに赤いなーと思いながら、写真を撮って、自由席なので早く乗らなきゃと乗り「あっ」と気付いた瞬間ドアが閉まりました。
その瞬間、血が引いていくのがわかりました。
そうです。ITXに乗ったつもりが普通の地下鉄に乗ってしまったのです。
電車は発進しました。そのまま次のイーチョン二村駅まで行きました。しかたなく、反対ホームに行き龍山駅に戻ります。
目の前を乗るはずだったITXが走って行きました。
龍山駅に戻り、キップを取り替えてもらおうか、新たに買い替えようかと考えながら、改札口に行くと開いていた入口が今度は閉まっていました。
どうしようと思っていると駅員さんが通りかかったのでキップを見せて「乗り遅れました」と日本語で言って扉を開けてもらいました。
たぶん駅員さんは「次のキップを受け取ってください」と言ってくれたような気がしましたが、すでに気落ちした私はもう窓口で交渉する元気もなく10:00発のキップを買い買えました。
今度もやっぱり指定席はありません。
さっき、指定席がなかったので9:00発をやめて10:00発にしようかなーとも思いました。
それで10:00発のキップを買ったら指定席を買えた可能性があり、そうすればITXの指定号車を探したので地下鉄に間違えて乗ることもなかったはずです。
あとから考えると、乗り間違えたのは、待機していたホームが先頭車両のところだったので車両全体を見ることもできず、ITXの発車ホームなら専用ホームになっているはずと思い込み、さらに3分前に普通の地下鉄の発車ホームとして使用するなんてありえないという思い込みがあったせいです。
10:00までへこんだまま駅でぶらぶらして、またホームに下りました。
わらってしまうことに10:00発のITXの発車3分以内に同じホームに到着した地下鉄はありませんでした。
10:00発のITXなら、おっちょこちょいは防げたのです。
今度はITXの車両を確認して自由席のおりたたみイスに座りました。
ITXは漢江沿いの線路を走り、チョンニャンニ清涼里駅に停まり、春川へ向かいます。