きのうはガイドブックに載っていた旧道を歩いていったら、道が草ぼうぼうになっていて、絶対誰も歩いてなさそうでした。
それでも、本に載っているので道を進み、橋を渡ったら、橋の先にフェンスが立っていて「きけん」の黄色い看板がついていました。
どうやら、電線が張ってある模様。
そのフェンスはずっと左右の先まで続いていそうで、通り抜けるのは無理そうでした。
ましてや、フェンスを乗り越えるなんてさらに無理。感電します。
で、引き返しました。
こんなこともあるのはわかっているのですが、引き返すと疲れがどっと出ます。
本を信じすぎるのもいけませんが、旧街道というのは時代によって変わってきます。
江戸時代の歩き道が、明治になって馬車とか大八車とか車輪を使った輸送手段ができるようになると勾配の緩やかな道が開発されて、それが街道になります。
さらに自動車がメインになると拡張できない街道はそのままにして、別に道路が造られます。
旧街道を歩いていると明治天皇の旧跡がよく出てきます。
これの意味は明治時代に新しくできた街道を馬車で明治天皇が通過されたということで、明治天皇の旧跡があるということは、そこは明治時代の街道だったということではないでしょうか。
まさか、駕籠で天皇が全国を回ったということはないでしょう。
なので、逆に言うと江戸時代のままの街道には明治天皇の旧跡はないんじゃないかしら(あくまで私の仮説です)。
話が飛んでしまいました。
結局のところ、結論は草ぼうぼうでしばらく誰も通っていないような旧街道に踏み込んだら、通過は難しいと考えた方がよいということです。
旧街道歩きをしている人が何人いるのかわかりませんが、そういう人がまったく通っていない道は草ぼうぼうになっているのです。