箪笥をあけると、ウィザードリング?!
お友達のY君・K君のものだ。
昨日、Y君・K君ん家に遊びに行った時、確かに「これ、持って帰りたい」と言っていた。
Y君・K君ママも「持って帰ってもいいよ」と言ってくれたが、
私は「ダメ」だと答え、返したものとばかり思っていた。
実は我が家も購入しており、来るべき時を待って隠してあったのに・・・やっちまった感、あり。
息子を呼ぶ。「K、これは一体どういうこと?」
息子の顔色が変わる。罪悪感があることにほっとするものの、さらに静かに問う。
「どうしてここにあるの?」
事の重大さに気付いた息子は泣きながらか細い声で「我慢できひんかってん」
帰宅後遊ばず、ここに隠しているということは
彼自身に後ろめたい思いがあるのではないかと思うところあり、
どうしたらいいのか自分で考えて、答えを出してもらうことにした。
迷ったが、起きたことを家族に話すという習慣をつけたかったので、「パパにも自分で伝えて」もらう。
パパに伝えながら、泣いている。
人の物は絶対取らないこと。我慢すること。借りる時は必ず最後に一言かけること。
何より信頼されているから家にお邪魔させていただける、その信頼を裏切ってはいけないこと。
を教え、最大の難関へ。「さ、いまからK君・Y君ん家に行って、自分で謝ろう」
一家で緊張の、ピンポーン。
「さ、K」・・・無言・・・仕方がない。親が代弁、頭を下げた帰り道、
「パパとママが頭を下げるのを見て、どんな気持ちだった?」ときくと「嬉しかった」と。
え? そこは、悲しかったじゃないかな。
大好きなパパとママの謝る姿はもう見たくないとかでは?・・・ま、いいか。
親の不行き届きからよそ様にご迷惑をかける形となり大変恐縮ではございますが、
子供の頃に色々な体験を・・・というのはこういう問題も含めて、であると思う。
個の中ではうまれない、人の家で、他者との関係性の中で生じる思いを乗り越えて、
成長して欲しいと思う。