第503話 女から見た女(仮題)

2012年11月16日 04時28分42秒 | Weblog
こんな夢を見た。

35歳、キャリアウーマンの女性(仮名・美紀)が結婚式を控えていたのだが、
突然、婚約者より破談を申し渡される。
「君は、僕がいなくても生きていけると思う」
それは他にましな理由がないのかと思うほど、お粗末な別れの言葉。

結婚式目前のことである。思い悩む美紀の前に、
若いOL(仮名・彩香)から結婚してほしいとの申し出があった。
彩香は仕事ができる方ではなかったが、男性からの支持率が高い。
どうしてそんな彩香が自分に結婚を申し出るのか不可解であった。
潤んだ瞳で美紀を見つめる彩香に「女同士が結婚できるわけないでしょ!」と
一度は突き放したが、
結婚して、子供を産みたいと思っていた美紀はその申し出を受けることにした。
彩香がウェディングドレスを着たいと言う。
お気に入りのドレスを選んでいた美紀は、自分が新郎役?と思ったが、
彩香と自分では彩香が新婦の方がしっくりくるような気がして、タキシードを着ることにする。

式当日、彩香はみんなからの祝福を受け、可愛い花嫁そのものであった。
式は花嫁が主役で、隣りで幸せそうに笑う彩香に美紀は、
どうして後からきたあなたがウェディングドレスを着て微笑んでいるのかと怒りを覚えた。

美紀と彩香の新婚生活が始まった。
彩香は一緒に暮らしてみると、食事も洗濯も掃除も、何もしない女性であった。
働き疲れて帰って来た美紀に「今日の晩御飯は何?」かときく。
美紀が休む間もなく作っている傍ら、彩香はネイルのお手入れ。
食後は食後で、先にお風呂に入り、もう寝るという。
彩香が甘え上手であることはわかっていたが、
外では可愛い奥さん、家ではずぼらな彩香。
世間の評価と現実との違いに美紀の不満がたまっていく。
そんなある日、彩香が「妊娠した」と言う。
子供を産みたかったのは私の方だ。なのに、なぜあなたが?!

あまりのストレスにここで目が覚めた(笑)
この夢で私は登場しないのだが、美紀に感情移入をいたからであろう。
彩香は美紀を愛してはいないし、もちろん美紀も彩香を、である。
互いに結婚式という儀式を経て、共同生活者となっただけで、
彩香は男性とつきあうし、美紀も子供が欲しいと思っていた。
この物語の進行のおかしさ、そこは私の夢なのでご容赦いただきたい。
コメント (2)
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