ホテルにホスピタリティを学びにいく。
ホテルショップでの出来事。
日本の伝統工芸職人さんのセレクトショップをのぞく。
息子には「手を触れちゃだめよ」と伝えたものの、
幼児でもその美しさを間近に見たいのかガラスケースに触れて覗きこんでしまう。
息子連れでは落ち着いて選べないなと店を出る時、
視界の端にハンディモップを手にした店員さんが映る。
確かに息子は磨き抜かれたガラスケースを汚してしまったであろう。
が、それは見せてはいけない光景。
私が店を完全に出るまであと3秒待ってからにして欲しかった。
ホテルの格式をそのままご自身の立ち位置と勘違いしてしまうパターンが往々にしてある。
お高くとまるとはよくいったもので、高級感とは自分が醸し出すものではなく、
相手を仰ぎ見るところから生まれるものだと思えてならない。
ホテルにホスピタリティを学びにいく。
ベルガールに説明を受けながら、何かいつもと違うひっかかりを覚える。
その正体は、話し始めに登場する「わたくしども」という言葉。
わたくしどものホテルでは・・・
そう繰り返されるたびに、彼女がこのホテルの一員であることへの誇りが伝わってくる。
出だしに一言添えるだけで届けることができた愛社精神は、
お客様に我が社は信頼に値するものであるという安心を生む。
私も説明する時にあえて「わたくしども」とつけてみようと思う。