まだいくか 京都・金地院 編。(三部作最終話)
鶴亀の庭。
亀の背にある木の移植に4年かかったという。
いきなり根元を断ち切ると、枯れてしまう。
成長した樹木を移植する際、
事前に根を一部切り落とし、活発な新しい根の生育を促す。
転じて、
物事を行う際に事前に関係者からの了承を得ておくことを 「根回し」 と言う。
猿猴捉月図。
猿が細い枝に捕まって、水面に映った月を獲ろうと手を伸ばすと・・・
落ちてしまう。
可愛い猿の図は、その行為の愚かさを説く 風刺画だった。
東照宮拝殿の「天井鳴龍」 (狩野探幽筆)
しゃがんで仰ぎ見た龍の愛らしさに また会いにくることを誓う。
家康の遺訓。
不自由を常と思えば不足なし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
次回訪ねた時はどの言葉が響くのだろう・・・その時々を楽しみたい。