「嫌われる勇気」(著・岸見一郎、古賀史健) を読む。
アドラーの心理学では、過去の「原因」ではなく、いまの「目的」を考える。
「その行動の意味は何? 何か目的があって 今そう動いた?」
演劇をしていた頃、先生(演出家)によく言われたダメだしを思い出す。
次のアクションをおこすにも、次の台詞を言うにも
何か目的があるからこそ で、
何の目的もなく動くと、不自然(な言動) 極まりなくなる。
その行動の裏には意味がある
を、虚構を創り出す過程で考えることとなった私は目的論に納得、
原因論でないことに希望を見出す。
読み進むうち
なぜか 各章の終わりに 相田みつを の言葉が思い出される。
あなたの人生は「いま、ここ」で決まる
を読めば、 まとめ のように 毛筆の文字が ど~んと思い浮かぶ
いま ここ 自分・・・
いまが大事 みつを。
人はいま、この瞬間から幸せになることができる
を読めば、出でくる
しあわせは いつも じぶんのこころが きめる みつを。
心理学であり、哲学であり、宗教であり、「励まし」だから か、
「嫌われる勇気」になぜか「みつを」が絡み合う。(私だけ?)