いつ見ても
眠るライオン、お尻を向けているゾウ、微動だにしないワニ・・・
定番だと思っていたこの光景も 飼育変えれば、行動変わる。
動くライオン、鼻を持ち上げるゾウ、口をあけるワニ・・・
静止画ではない、躍動的な動物たち。
仕掛けは、お食事タイムにもある。
例えば、クマ。
餌をど~んと一箇所に置いておくのではなく、木の枝に差す。
クマは木の上にある餌をゲットするため アクションが必要になってくる。
木を揺らしたり、登ろうと試みるクマに息子が「見て、かぎ爪すごい」と大興奮。
餌を観覧エリアから投げ与えるパターンでは、
動物のいる方向に投げるのではなく、あえて左右前後と 揺さぶり投げ。
どこで見ても 一度は自分の前に近づいてきてくれる嬉しい仕掛け。
餌を与えるのは、どの動物園でも行っていることだが、
お客様に楽しんでいただくために
いつも「する」ことに 「どうすれば」を考えて の工夫。
どうせしなければならないことなら、より効果的な方がいい。
経費をかけず手間をかけ、ちょっと工夫でこのうまさ! 学ばせていただきました。