第1245話 音読用お守り

2016年05月24日 04時50分10秒 | 子育て・「おママごと」

素人ながら職場でイベントの司会をすることになった。

業務とはいえ、デスクで進行台本を声に出して読むわけにもいかない。

家に帰って自分の部屋で・・・という自室もない。

ここは、自身の影アナの練習がてら音読の宿題をしない息子に、

ママの音読を見せて改心させる作戦を立てる。

 

「ママ、音読しよ~っと」 高らかに宣言し、声に出して読む。

さすがに大人でも初回、初見原稿はどこで息継ぎをしていいのかわからず、

イントネーションもおかしくなる。

2回目、3回目と続けていくうち、かまずに読めるように。

「やっぱり何度も読むことで、上手に読めるようになっていくよね~」

と大きな独り言を発し、息子に音読の心得を伝える。

 

音読の大切さを伝える作戦であったが、息子が私に小さく折った紙を手渡してくる。

開けると、ママへ・・・

今日の音読、上手だったよ。

いろんな音読をしているんだね。

長い文章を早く読むね。

これはぼくからのプレゼント。

と書いた横に 私が音読する姿の絵が添えられてあった。

 

結果、母の姿を見た息子が音読へ取り組む こともなく、

作戦成功とは言い難いが、母は息子からの応援メッセージに感激。

恐縮至極に存じ奉ります~

司会当日、息子からの手紙をお守りとして身につけ、挑む。

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