「デトロイト美術館展」大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち
モネ ルノワール ゴッホ セザンヌ マティス ピカソ
名だたる作品が一堂に集まるとあって、想像通りの盛況ぶり。
海を渡ってやってきた名画を前に立ち尽くす方多く、自分のペースで鑑賞できない。
漢字の画数にこだわっている息子はセザンヌの『三つの髑髏』を見て、
「画数調べて」と髑髏(漢字)との出会いに喜ぶ。
いまだ画数の多い漢字を探していたのか (第1294話「漢字に感じ」)
驚きつつも『倒れた蝋燭のある静物』を見て、
「この蝋燭も画数多いんちゃうん?」とはりあう私。
大学時代の友人が好きなモディリアーニ。
昔苦手だった絵なのに、時を経て見ると心惹かれる不思議。
歳をとるのも悪くないとアクティブエイジイングな気持ち。
鑑賞の仕方は人それぞれ自由である。
帰宅後、息子にどの絵がお気に召したか?を問う。
「俺?、ピカソの最後のやつ」
「あのグレーの『座る女性』? ママもやで!!」
館内のショップでポストカードを購入しようとしたが、
あの淡いグレーと朱色の可愛い配色がうまく出ておらず、
暗いグレーに本物との違い歴然。ポストカードの購入をあきらめた経緯と、
主人にも私のお気に入りを伝えると「え、あれ・・・」
と言われた流れがあっただけに 息子との偶然の一致に感激。
心の中に・・・思い出深き1枚として残るピカソの『座る女性』。