この歳になると、
アドバイスをいただける機会が減る。
至らぬところを指摘し、
よりよき方向に導いてくださる方が身近にいたら
と願うが、なかなか難しい。
そんな時、「本」はありがたい。
『いい言葉が、60歳からのいい人生をつくる」(PHP編集部編)
60歳から、はちょっと気が早い気もするが、
「理解されない淋しさ」というタイトルにひかれ
渡辺和子さんの言葉を読む。 以下、抜粋。
人間は淋しさの中で成長する。
淋しさを感じない時には気付かなかった自己の無力さと限界を知り、
他人と自分の間に横たわる必然的な距離について考察するようになる。
淋しさの杯(さかずき)をなめて、
はじめて、他人もまた味わっている孤独感への
やさしいいたわりの心を育てることができるのだ。
Loneliness is for loving.(淋しさは、愛するためにある)
という言葉が心にしみる。
Loneliness is for loving.(淋しさは、愛するためにある)
心の中で唱えてみる。
同著の遠藤周作さんの言葉で、生活は人生と違う。
生活上のマイナスは、
人生上のプラスに置き換えられた という。
先人たちの高尚なアドバイスは、希望を与えてくれる。