第2748話 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

2020年10月11日 08時00分00秒 | Weblog

ブレイディみかこ著「ぼくはイエローで

ホワイトで、ちょっとブルー」(新潮社)

 

タイトルをみて

ピンとこない にぶい私は、

読み始めて ようやく

そっか・・・イエローでホワイト!

人種差別の話だと知る。

 

主人公は、日本人を母に、

アイルランド人を父に持つ 息子。

小説だと勝手に思い込んでいた私は、

え、これ、実話? 半信半疑で読み、

読後、ノンフィクションと知る。

 

70ページ。

差別はいけない、っていう前に、

人を傷つけることは

どんなことでもよくないって(略)

73ページ。

自分で誰かの靴をはいてみること、(略)

他人の立場に立ってみるという意味(略)

 

主人公が、ブルーからグリーンになるまで。

読み進むごとに、人種差別だけではない

貧困、格差、(言葉だけが先行する)多様性・・・

様々な問題が 盛り込まれ、

舞台は イギリスなのだが、

日本に住む私も 考えこまずにはいられない。

 

※ 蛇足

息子の解答用紙を見ると、

レッド(赤点)でホワイト(余白多し)で、かなりブルー

になる 私・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする