お義母さん容態悪化の連絡。
駆けつけては 声かけ、励まし、
覚悟を決めては安堵する の繰り返し。
祖父の十年を越える寝たきり生活中、
幾度も訪れた 緊迫時間。
事前予約が有利な世の中で
1週間の予定すら 定まらない。
予約をしても 万一に備え、
キャンセルすることも。
人の生死に 仕事も試験も 関係ないことは
重々承知していても その日は・・・という
タイミングはあって 祈り続けるしんどさも。
深夜3時に電話が鳴った時、
あぁ、ついにその時が来たのだと・・・
どんなに想っていても
人の命の灯を 感じることは難しく、
人知れず、静かに消えゆく時を想う。