不遇な家庭環境、
(自分から仕掛けたわけではないが)
予期せず 殺人犯。
人生のほとんどを刑務所を過ごしてきた
三上(役所広司)は 刑期を終え、
まっとうに暮らそうとするのだが・・・
短気な性格の三上は
困っている人を放っておけない。
そんな不器用な三上を見ながら
元・殺人犯と一緒に
働くことができるのか?
自身の中にあるリアルな感情とも対峙。
母親との関係が 異なるものであったなら?
教育を受けていたら?
いきなり 社会に放り出されるのではなく、
刑期を終えた方の
働く(社会貢献の)場(システム)があったなら?
なんのために生まれてきたのか、
実感できる瞬間があったなら?
様々なタラレバがわきあがり、
そのまま重く心にのしかかる。
それでも、そんな三上の周りに
三上を信じ、応援する人がいて・・・
あぁ、すばらしき(捨てたもんじゃない)世界。